箒に跨り空を飛ぶ

ふくしまーがー　すきー

できることなら、震災の話は避けたい。
どうしても気持ちが暗くなるし、
受け取る側にもエネルギーがいると思うので。。


しかし、
自分の生まれたところをカミングアウトした以上、
心配してくださっている方も中にはいらっしゃることかと思います。


また、｢楢葉町｣の検索で
このブログにたどりついた方もいらっしゃるのではと思い、


それならば、
自分にはこうして情報を発信する術があることを武器に、
少しでも勇気づけたり、気持ちを共有し合えたらいいなぁ


と思って、つづきを書かせていただきます。ペコリ。









先日、母方の祖父母・親戚が避難している茨城県北部へ行って参りました。

電話をしても、何が必要か話してくれない、
ライフラインは復旧しているはずのに、声に元気がない、
現地では一体何に困っているのかがつかめなかったため、
その詮索と、健康チェックのために行きました。

（もちろん東京で給油満タンにし、少々のお水と食糧は持って行きましたyo!）



自主避難せざる負えなかった震災直後。

親戚を頼って、どうにか茨城まで避難できた。

命が助かっただけでも救い。感謝しています。


ですが、、
見知らぬ土地で、
まわりに楢葉町民がいない中での避難生活は、

閉塞で、孤独で、
｢復興｣の２文字が光るここ最近の報道と比べると、
未だ混乱とショックから立ち直れていないような雰囲気でした。

（行ったのは３月３１日ですので、
今はあの時からまた状況が変わったと思います）



・インターネットがないため、情報源は携帯とテレビが主。
楢葉町の情報がなかなか入ってこない。

｢役場がどう動いているのかも、今後いつ戻れるかもわからない。
テレビでは戻って生活するには５０年かかると言っていた。
一体この先どうしたらよいか。。。｣という不安。

・ガソリンの供給が未だ安定せず、
買い物は２０分かけて徒歩で買い物。

・強い余震が未だ続いており、
余震があるたび、恐怖を感じている。

・住民票を移し替えて、住宅を借りたい気持ちはあるが、
ウン十年と暮らしてきた楢葉町から離れたくない思いがあり、なかなか決断に踏みきれない。


などなどの課題を抱えていることがわかりました。


双葉町のように集団避難をしていれば、
地域の方同士の助け合いで、
乗り越える力も湧いてくるかもしれません。

報道されたことで、
双葉町には支援の手も入りやすいのではと思う。。


でもまぁ、そんなこと嘆いていても、
比べていても、何も始まらないので、
できることを一つずつしていこうと思います。


楢葉町災害対策本部http://iwaki.bbs.fc2.com/

でアップされていた写真↓



ちょうど今年の元旦に、
妹が同じ場所から撮っていました↓
（あまりにドンピシャでビックリしましたが（＾＾；）、
撮影した場所は、天人岬公園という、Jヴィレッジと並ぶ楢葉町の観光スポットです。）



手前に見える木戸川には、冬になると白鳥が集まります。
水面に白く見えるのは、白鳥。

遠くに見えるのは、広野の火力発電所。


毒を吐きたくなるときもあるけれど、
みんなが頑張っている。

自分のちっぽけな努力なんぞ
到底被災地の方にはおよばないと思う。


あれやこれやと情報が飛び交っていますが、
惑わされず、騙されず、自分の守れる範囲で
やっていこうと思います。

あー、また長くなっちゃった。



【報告!】
楢葉町の臨時ホームページがたちあがったぁぁぁ!!!
http://naraha.live-on.net/