Twitter/RSSリーダーを棲み分けして情報を集めるオレオレ法
RSSリーダーは死なぬよ!何度でも甦るさ!とか云々。
そしてRSSじゃなくてTwitterで読むべきフィードもあるよ!とかモゴモゴ。
RSSリーダーとTwitter について思うところがあったので、現時点での自分の所感と使い方をまとめみてました。情報収集という点に特化して書いてます。アウトプットについては以前に書きました。
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- TAROSITE.NET | Feed GeneratorとなったTwitterはRSSをリプレイスするか?
- TwitterがRSSを蹴落としてフィードの主役になる?:Speed Feed:ITmedia オルタナティブ・ブログ
両者の違いは、情報の速報性と質、ニッチ度の違いです。まずTwitterから。
自分はfollow/followerが 1716/2201 (2009/10/31現在)で、しかもポストが多い人同士でフォローしているため、タイムラインは爆速です。が、何も考えずに眺めるときは僕は未だにFriends Timelineで読んでいます。なぜなら、楽しいから。自分と違う考えの人が、有らん限りのことの無駄を尽くしてタイムラインを構築している!こんな楽しいところも滅多にない。
Twitterでの情報収集
だれしもがいつだって有益な情報提供者であるわけでもないし、自分がそう強制されるのもまっぴらごめんです。
僕もだいたいはずっとふざけたポストをしているし、実際そういうユーザーが多いからTwitterは非常にコンテンツ力がある空間として成り立っています。というか「いかにくだらないことを言うか」を競っている面があるので、そういうところで頭の中まで金!金!してるSEO屋さんの記事はあんまり面白くない。
個人的には、面白ければいいや、チャット半分、ぐらいのスタンスでTwitterを使っているので、Twiterはメディアだ!と強硬に主張する人達には全面的には同意できないところが多々あります。Twitterはあくまでツールであって、ポストする/フォローした人のポストが流れる、といった機能以上の価値は、ユーザー自身が独自に見つけていくものだと思っています。
が、そういう使い方をするのもアリだとは思っているので、その方向性で自分の使い方をまとめてみました。
TwitterクライアントがあなたのTwitterを革命する
っていうのは言い過ぎじゃないぐらい、クライアントがないとTwitterはやってられません。
アルファなブロガーな方の中でも クライアントを使わないで情報ハブとしてのTwitterのインターフェースを批判する人がいますが、それはさすがにやめてほしい(大きくない方の池田先生とか)。そもそもメディア的な用途に使う前提には専用クライアントの使用が不可欠です。
クライアントに求める機能は、単語抽出とタブ振り分けキャッシュ。だいたい該当しますが、有名なのは次のものですね。
Windows
- Tween [http://d.hatena.ne.jp/Kiri_Feather/20071121:title=Windows用Twitterクライアント[Tween]ベータ公開 - きりの日記]
- Twit ヒビノアワ: Twitter用Windowsクライアント「Twit」できました
- P3 【P3】P3:PeraPeraPrv - とかいろいろ
Mac
- Yoruhukurou Home (夜フクロウ)(自分はこれを使っています)
- NatsuLion 夏ライオン
- P3 同上 というかピュアJavaなのでLinuxでもおk
Mobile
- いろいろ
画面が狭いので情報を集める用途には向きませんが、あくまで補助的に使うなら、スマートフォンなら可能性はあります。種類が多くなるし自分が詳しくないので省略。
他にもいろいろ。個人的な趣味ですが、発言一つのリストが上下に細いことが重要ですね。そうするとパッと見の一覧性が高い。YoruhukurouやP3はアイコンをいい感じに中段だけ抜き出すので好きです。家のwindows機ではTweenをログ取りに常駐させています。スクレイピングでAPI使わないので。
IRCユーザーだとTwitter IRC Gatewayが人気があるみたい。
TwitterIrcGateway - misuzilla.org
自分は大学にいるときはEmacsのTwittering-modeを使っています。Emacsの中だと目立たないので授業中ry
/lang/elisp/twittering-mode/trunk/twittering-mode.el – share – Trac
使い方に関してはこの記事では説明しませんので、自分で調べてください。
Twitterでニュースを流し読み
クライアントを準備したらニュース専用の抽出タブを作ります。抽出ワード、抽出ユーザーだけのタイムラインを構築します。
この抽出タブに@buzztter @googlenewsjp @2NN の3つを突っ込みます。この三つが自分のお気に入りですが、他のニュース系BOTを登録してもいいでしょう。2ch文化が苦手なら@2NNはいらないかも。
あるいは一つのアカウントに複数の記事をまとめてしまってもいいかも。
ミニブログ(Twitter,Tumblr,Jaiku)をRSSアグリゲータとして使い倒す
そして次が重要で(と個人的に思っていて)、「http://」を抽出ワードに加える。これによってタイムラインに投げられたリンクが全部抽出できます。リンクが投げられるようなリンクは、情報密度が高いです。経験則ですが、自分が興味があるものをTLになげるんだから当然かもしれませんね。
たまにフッタ(発言末尾)にオフ告知のリンクを張る人もいるので、確認したらそのタブのNGワードにでも加えるなりなんなり。
速報性なら一にbuzztter、次にbuzztterというぐらい、buzztterは素晴らしいサービスです。Firefoxなんかで検索エンジン登録してもいいでしょう。実は検索ワードでRSS購読できるので、自分のフォロー外へも検索が及ぶという点でも使いやすく、RSSに登録してエゴサーチに使っています。
RSSリーダー
RSSリーダーLivedoor Reader かGoogle Reader がオススメ。この二つが情報も多く扱いやすいです。各種拡張の開発も盛んです。
参考:
大量の情報が流れてくるTwitterでは、まさに情報の洪水であるので、自分にとって本当に必要な情報も流れてしまいます。だからRSSリーダーでは自分の趣味/趣向を反映した購読リストを作る。
自分の場合、はてブの人気エントリーやタグで購読しています。はてブのホッテントリは、ある程度ネタが偏ってるとはいえ、これで大体のネットのトレンドがわかります。
タグは自分に必要なものを購読しておきます。たとえば、こういうページを購読しておけば、情報量が少ないジャンルでも見逃すことが少なくなります タグ「emacs」を含む新着エントリー - はてなブックマーク
こんなものをTwitterに流してしまうと一瞬で見失ってしまうし、RSSリーダーのように一括で確認しないと面倒くさくなっちゃいますからね。
他にもニュースサイト、2chまとめ、友人の、あるいはお気に入りのブログなどを登録しています。実際に捌くのは一日に600件ぐらいでしょうか。でも、ヘッドラインでタイトルを確認して読むか読まないか決めているので、実際に記事に目を通すのは30件から50件ぐらいです。
ここで大事なこと。速報系のニュースはRSSリーダーでは購読しないことです。可能な限り情報密度を高めるのが目的です。そういうものはTwitterクライアントの今の流れているものを読めばいい。本当に大事なニュースはTwitterでもホッテントリでも話題になりますし、そもそも未読を蓄積していくようなRSSリーダーでは、大量の未読がたまってしまうと非常に扱いづらくなります。