ご無沙汰してます、生存報告と年末挨拶と読書感想のごった煮記事です。
今年はUnnamed Memoryのアニメ化が最高でしたね!! 一幕ラストは何百何千と読んできたWeb小説の中でも上位で読み返しているくらいに刺さっているので、120%のクオリティで描いてくれたのに五体投地で感謝。2期もありがとうございます、2幕まであってこそのUMなので年明けが楽しみです。
他にも好きなWeb小説のメディア展開が目立ってきてホクホクしてます。今気になっているのは死にプロのアニメ化があるかどうか。人気的にはありえる気がして、とても見たい気持ちと、尺足りないよなあ……という気持ちが入り交じり。まあ当面はコミカライズの最初のクライマックスを待ちます。
で、いつもの読書感想記事です。今年は推しWeb小説の完結が多かったので、満足感と寂しさが入り交じり。Webで読むもの減ったので、来年こそは商業本と紙本の積みを減らしたいなという気持ちです。2桁後半くらいは今年も読んでいるんですけど、なんか増えてるんですよね……。
●オンラインノベル
祝完結、そして書籍版も無事最後まで刊行されました、良かった!!
コメディとシリアスの転調がものすごい守野さん節の真骨頂を見せてもらいました。叩きつけられる絶望や剛速球で飛び交う想いに感情をボロボロにされましたが、間違いなく心に残る物語となりました。書籍あとがきで守野さんが「人の執念の物語」と述べてましたが、全く同じ印象。愛でもあるんですけど、忘却によるあまりにハードな状況からこの結末に辿り着かせた燃える想いは、執念という言葉がふさわしかったです。
かくして少年は迷宮を駆ける ~勇者も魔王も神も殴る羽目になった凡庸なる少年の話~
祝完結その2。冒険者の入口から、勇者も魔王も神も殴るところまで、ノンストップで駆け抜けていった凄い物語でした。進むにつれて立ち塞がる絶望がより強大になっていって、熱量も面白さもどんどん上がっていったなあと思います。黒炎砂漠あたりからずっと毎日楽しみでした、リアルタイムで読めてよかった。最後まで生き延びたウルにあっぱれ。
祝完結その3。外伝の最後の方は本当に外伝だったので、あれこれ見せてくれてありがとうございますの気持ち。アイクとシリルが向き合うところまで読めて感無量でした。しかし最後まで作者さんは天才だったなあ、毎話面白かったし着地も完璧。
あと何度か書いてますが、この外伝は「おまけも本編」で最高なので、本編読者は全員読むべし。アニメ化もきますし、外伝も商業での刊行期待してます。
祝完結その4。完結ばかりですが、ここまで全部過去紹介済みなのです、本当に完結が多かった。
これはとにかくラスト10話前後が凄かった。多くの主要キャラも命を落としてきた、泥沼でどうしようもない戦争を、こんな形でまとめるとは。驚き、胸熱、呆然、寂しさ、など諸々が詰まってました。伏線とストーリーテリングに脱帽です。シルフ……
少しは新規作品も。古宮さんの新作で、ループの中で悲劇を打破する現代人のお話。ループやRTAといった自分好みの要素が、時に楽しく、時に容赦なく仕立てられていて、とてもツボでした。古宮さん主人公とループ設定の相性が良すぎるのか、大変でしんどいところもあり最後までドキドキでしたが、着地も素敵でした。
書籍で読みたいけど無理かなあと思ってたら、急に書籍化発表があって歓喜しました、楽しみ!
連載で読んでいるもの
切り口が面白い配信モノの配信に致命的に向いていない女の子が迷宮で黙々と人助けする配信、シャンフロフォロワーで糖度100倍なアルカディア、だいぶ主人公が変わってきてそろそろ何かありそうなアラサーV、サイレント・ウィッチ作者さんの新連載の白翼のハルピュイア、などを読んでます。前2作はさくっと書籍化までいってました、最近はスピード感がすごい。
●商業小説
Web版の正史に跳ね返されて3巻付近で止まっていたんですけど、アニメ化を機に再び手をつけたら一気読みでした。ジルがかっこかわいいだけでなく、お話が純粋に面白い。特に4巻と7巻が好きです、原点に返って驚きの展開が待っている物語ってテンション上がりますよね! アニメも楽しんで見てます。
なお、正史はまだ手をつけてません。買ってはあるので、そろそろ覚悟を決めます……。
今年読んだミステリの中で一番好きだったのがこれ。クローズドサークル+死者の予言、という設定はそこまで目新しくもなさそうなのに、何層にも重なったトリックが鮮やか。特に最後の種明かしが印象的でした。キャラクターやストーリーとトリックが密接に結びついていたのが、ここまで刺さった理由かもしれないです。トリック単体が面白くてもやっぱり微妙、と今年読んだ別作品で思い知ったのもああり。
次の巻以降はまだ積んであるので、近いうちに。
ほんタメでの「ニュートンが出るファンタジー」といった紹介が気になって。歴史+ファンタジー+理系ロマンという組み合わせがツボでした、ヴァンパイアという存在の活かし方が良かった。終わり間近の、とある一行の力強さに心が痺れました。
流行りもの。こういう変わった知恵比べ、好みだろうなあと手にとって、どの話もしっかり驚かされて面白かったです。「自由律じゃんけん」が一番好きかなあ、盲点のつき方がよかった。
]]>あっという間に年末ですね。今年は謎解きとスイーツに寄っていた年でした。読書的には、「ほんため」の影響などもあり、ミステリやSFの流行り物を少々読むようになりました。
一瞬だけ更新ペースが上がりましたが、その後はまた低空飛行でした。もうじきサイト開設20年ですが、こんな具合に細々続けていく予定です。
●オンラインノベル
ループ物の新発明! タイトルも洒落ていて好き。
ループをしない少女の視点から描かれる物語で、短時間ループする少年に巻き込まれて1話ごとに記憶がリセットされるのが新鮮。記憶はなくてもSF等の知識は持っていて、それを話すことでループしている側の行動が変わって物語が動いていくのが面白いです。主人公がリセットを受け入れられる変わり者タイプで、ループする側は普通の少年なので、情報量の差があってもうまくバランス取れてます。
話が進んでいくと、高校生の少年少女の青春恋愛物の要素が出てくるのもポイント。ループを知っている唯一の存在ということで、かなり閉じた独特の関係なのにドキドキします。真山くん頑張れ。
かくして少年は迷宮を駆ける ~勇者も魔王も神も殴る羽目になった凡庸なる少年の話~
前回の更新でも挙げましたが、最終章に突入する直前の今が旬。クリスマス前後の怒涛の情報開示が凄かった。相対的に凡人のままの主人公がどうやってタイトル回収をしてくれるか、来月の最終章が無茶苦茶楽しみ。毎日更新で叩きつけられる熱量のライブ感も魅力なので、更新を追って読んだ方が楽しいタイプの作品。
これも何度か取り上げてますが、それくらい常に面白いんですよ。長編なのに、ほとんどの話で綺麗にオチや見所があって、更新毎の満足度が非常に高い。Web連載としても練られてるなあと思います。書籍のルイス学園編も面白かったし、このまま本編も順調に刊行されて外伝まで出てほしいところ。
自分の中での心を抉ってくるオンノベ第1位は、今作と「忘却聖女」が争ってます。TS要素はおまけ程度で、戦争での容赦ない展開がメイン、主要キャラがバタバタ倒れていきます。「どうしてそんなことするの?」と何度作者に言いたくなったことか。でも絶望をくぐりぬけていくストーリーテリングが面白いから読んでしまう。作者の術中です。ちょうど更新が再開されたので、またしばらくは怯える日々です。
●商業本
完結おめでとうございます!!!!!!! 文句なし、感無量な完結でした、発売当時から追っていてよかった。感想を書きそびれてしまったので、短編集出た際には。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身XII」
完結おめでとうございます!!!!!!!(その2) 連載当時からモンスターな作品だと思ってましたが、これだけの巻数を毎巻書下ろしたっぷりで重ねるとは脱帽です。最終巻の加筆、Web版ではスポットが当たらなかったそれぞれの別れが心に染みました、リヒャルダに涙。
これまでのレーエンデ3作の中では、この3巻が一番好き。多崎さん過去作の「煌夜祭」や「夢の上」は、想いの切なさ・鮮やかさやその繋がりが特に好きなんですが、その側面が一番色濃かったかなと。前巻の物語を劇として繋いでいくという構造がまず好みでしたし、この巻で描かれる兄弟間の葛藤や激情が心に刺さりました。
「煌夜祭」で多崎さんに魅せられた身としては、過去作品が再販されて再評価される流れが嬉しいです。煌夜祭の書き下ろし掌編が「そのキャラをそうやって見せてくれるの!?」という内容で素晴らしいので、他媒体で既読の方も是非。
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ウィザブレの感想を書いたら少しモチベ上がったので、短文感想で列挙します。
●オンラインノベル
かくして少年は迷宮を駆ける ~勇者も魔王も神も殴る羽目になった凡庸なる少年の話~
オンノベの最近のお気に入り。主人公の覚悟・精神力の突き抜けっぷりが、これまで読んできた全物語の中でも有数。タイトルの通りどんどん相手がインフレしていく絶望に対し、精神力を最大の武器として打開していくのが面白い。他のキャラも負けない個性もっていて、やりとりも楽しいです。毎日更新の速さも嬉しい。
読者を全力で殴りにきている物語。特にここしばらくの、感情を上げたり落としたりがきっつい。書籍版1巻の感想で『1話更新されるたびに情緒がかき乱されてます』と書いていたんですが、上には上がありましたね……。書籍版も今のところ順調に刊行されているので、ぜひここまで進んでほしい。
本編より外伝が長くなった大人気ファンタジー。本編も好きですが、外伝はさらに好き。ただの後日譚ではなく、しっかりキャラクターの成長や人間関係の変化も描かれるので、実質第2の本編といっていいかも。アイクが好きです。
両片思いでじれじれ、スイーツを添えて、というおいしいお話。自覚してからの甘さが良くて、こういう作品が日々更新されていると心がほっこりします。書籍化もめでたいですね、楽しみ。
全肯定奴隷少女(タイトル長いため副題)
今年になって完結。ネタみたいな設定を、綺麗で変わったボーイミーツガールに仕立てていて、特に終盤の対イーズアンや対奴隷少女ちゃんの展開は圧巻。この作品で泣かされるとは思いませんでした、完結してくれてよかった。
一時期増えたVtuberオンノベの中で1番好きな作品。読んだ人が後方腕組み勢になる話で、脱サラ報われてくれー、抱える深い闇をみんなで救ってくれー、と思いながら読んでます。書籍化は少し不安でしたが無茶苦茶人気あるようでよかった。
MMO物の中でも一風変わっていて好きなお話。主人公がゴーイングマイウェイで無双する話と見せかけて、掲示板での濃いプレイヤー達のたっぷりな描写を通して「きまくら。」というゲーム全体を描く話でもあるのが面白いです。主人公視点なんてものはゲームの一部でしかないのですよね。だからこそ全体に影響を与えるビビアさんの描写がまた映えるのです。
ウマ娘二次創作
一時期に比べると大分数は減りましたが、面白い作品はあるので読んでます。トレーナーが濃いキャラのもの、オリジナルウマ娘が出てくるもの、など色々ありますね。最近はテンプレオリシュやホシノウィルムの物語がお気に入り。
●商業本
多崎礼さんの新作。多崎さんのファンタジーを大長編として読めるのが何より嬉しい。登場人物たちの描き方がいかにも多崎さんらしいです、特にトリスタンの生き様が愛しい。編集部の異例なほどの猛プッシュを見ると、2巻以降もこれ以上のクオリティが続きそうで楽しみ。
森崎緩さんの新作。テレビ番組の制作が舞台で、時には無力感感じる描写もありつつも根っこは優しいお仕事小説の側面が面白かったです。個人的には、「キッチンバサミは万能」という話を最近耳にしたばかりだったので、時短料理の描写といったお料理小説の部分もタイムリーでした。森崎さんの恋模様描写も読みたいので、続いてほしいです。
古き良き少女小説をお好きな方々におすすめ。妖精の見える女の子とのハートフルなやりとり、その養父の軍人さんとの不器用なロマンスなど、素敵な要素が詰まってます。Web版は存在を知らなくて、電子書籍セールでふと目に留まって買ったので、当たりを引けてラッキー。
評判になっていたミステリー。評判通りの多重推理の見事さが面白かった。こういうロジカルなミステリは全然先を見抜けないんですが、時々読みたくなります。個人的には、動機やそれに関わる部分も気に入ったポイント。
こちらも評判作。現代海外の空気を混ぜ込んだ少女小説ミステリで、SNSも使って調査していくあたりが今風。明るく行動力のあるタイプの主人公が結構無茶もするので、時折ハラハラさせられつつ楽しく読めました。
三体のアナザーエピソード、というよりド派手な二次創作というべきかも。スケール大きくて面白いifでした、原作での希望に満ちた描写を逆手にとるあたりは、そこまでするかといった感じでしたが、確かにありえる筋ですしね。
]]>長年待ち続けた作品で、これが読みたかったんだと思えるものを、期待以上のクオリティで提示される。こんな幸せなことってないよね、と思える下巻でした。端的に言って最高。
完結巻も秋に読めるってほぼ確定しているのも素晴らしい。あと1巻なのか複数巻なのか分かりませんが、楽しみに待ちましょう。
以下、全力ネタバレ感想タイムです。
まずは無事に生還して良かった……! 中巻の感想で、ファンメイ死亡が怖いと書いたら、まさしくそういう展開に。キャラの立ち位置的には可能性薄いだろうというメタ的な読みはあったんですが、帰ってきた後の話はするわ、最高の笑顔が出るわで、追加の死亡フラグもガンガン立てていくので、「大丈夫……だよね?」とハラハラしながら読んでいました。本当に良かった。
ここからは話の流れに沿って。冒頭はまだまだ絶望タイム。再生機構サイドの行き詰まり感も重かったですが、ルジュナやシスターの選択がしんどすぎて心にずっしりきます。特にルジュナは、その選択しかないけれど、でも! と叫びたくなる。残った魔法士たちの優しさが残酷。
そこに一筋の光を差し込もうとするヘイズとファンメイ。2巻が大好きで、このコンビも大好きな身にとっては、心が熱くなる展開。ヘイズの格好良さ、ファン名の明るさ、ハリーのユーモア、この場面大好き。朴念仁なのは、まあヘイズなので仕方ない、怒られるのは当然ですけど。宇宙の発想には、ハッとさせられました。意識が空のさらに上を向くのがファンメイらしい。
上に書いたように、笑顔のイラストも最高でしたね。今回のイラスト、心に刺さるものが多くて、本気を感じました。
舞台が島のコピーというのも、また最高の展開。中巻でもそうでしたけれど、再演が意識されてますよねおそらく。舞台を重ねた上で、違った選択をさせたり構造を逆転させたりしていて、そうくるかと思った瞬間が何度もありました。1巻からの全てが今の物語へと繋がっていると感じます。
で、苦難の道なのは分かっていましたけど、島は無理ゲーだし、1人で止めるのも無理ゲーだし、どうにかなるのこれ?? と思って読んでいたら、そうか、ここでクレア船復活でしたか! 再読してたのに頭から抜けてました。フェイさんが何気にスーパーファインプレイ。確かにここで動けるのがフェイらしい。
クレアのド直球告白は、ヘイズにはこれくらい言わないと、ですね。間に合ってよかった。そして、2人のカップルになってからのはじめての共同作業。このコンビのポテンシャルは前々から感じていましたが、計算でどうにかしてしまう究極の力技が成立するの、とんでもないですね。寄り添っての指パッチン、好き。
エドの方は、ほんと久々にガッツリ活躍で何より。これも世界樹の再演の感があって、立場が替わってエドが助ける立場になったことにグッときました。小龍たちの再登場は、サービス感もありますけれど嬉しかった。エドにはずっと被保護者的な面を感じてしまっていたんですけれど、小龍たちから託されて、ようやく対等になれたかなと。
そしてついに主人公始動。ここ、錬への火を灯したのが、ファンメイ達の奇跡だったのが良かった。火をつけるのはフィア以外でないとダメだと思っていたので、ちゃんと第三者の行動で動いてくれて安心しました。
戦闘も圧巻でした。1人で全てを完封し続けるのがまず格好良すぎるし、1回倒れた後の展開にも興奮しました、その発想はなかった。さすが可能性が無限大の能力。サクラの「貴方の弟が、奇跡を起こしにやってきたぞ」が大好き。
あと、錬が倒れたときのファンメイの祈り。「がんばろう」を受けとったファンメイが祈るというのが、個人的に刺さりました。
他にもこの章はイルにディーに、あちこち全てが見所だらけ。こんなクオリティの物語が読めて、初期からの一読者として幸せです。これまでウィザブレの1番好きな巻は2巻でしたが、ついに上書きされました。まあ5巻以前と以後を同列で比較しづらいのはありますし、そもそも全巻好きなんですけどね。
終章も見所たっぷりでしたね、ルジュナさん踏み出せてよかったー!
錬はイラストの立ち姿に1巻表紙を想起させられて、1人でも凛々しく立てていることにグッときました。そして放送での宣言。数巻前からこの路線の選択は見えていたわけですが、色々な経験を経たうえでここに至ったことこそが大事。幼かった1巻の頃から時間がたち、祐一的な立場にも近くなり、そのうえで「絶望があるを知り、それでも明日を夢見るのを諦めない」という答えを出す。読んできてよかったなあ、としみじみ感じます。
さて残るは完結巻だけですが、予告の表紙、最高がすぎませんか。対比の仕方、表情の描き方、実に美しい。待ち受けている展開は、これが仮にゲームだとすると、サクラを倒すノーマルルートと、サクラも生還するトゥルールートとの、分岐な気がしています。当然トゥルールートですよね? そのための道筋もおそらく出揃っている気がします、全然見えていませんが。ともあれ、発売の秋が楽しみです。
最後に、特典についても忘れずに触れなければなりません。
どうして全読者が読むべきディーとセラのシーンを特典でやるんですか???????
いや、本筋とは関係ないとは思うんですが、こんな最高のSSを読み損ねる読者がいてはいけないと思うのです……。あと、ファンメイの方も、2巻好きには必読のSSでしたし。もう一度、小龍との会話が読めただけで感無量なのに、光景・台詞ともに綺麗で素敵でした。
読み逃した人が続出するのは本当に惜しまれるものだと思うので、完結後に後日談の短編集出して収録してほしいです。
気づいておらずに1ヶ月も放置しててすいません!
>かのさん
「死に戻り〜」は傑作ですね! 私は連載追っていましたが、完結後に知ったら同じように一気読みしていたと思います。切ない箇所やしんどい箇所が超えられなくて再読できない気持ちも分かります。私も、しんどい作品を再読するときは、ついつい辛い場所だけ飛ばして読んだりします。苦手ならそれでいいと思うのです、オリアナかわいい、ヴィンス格好いい、な部分だけ読んでもオッケー!
書籍化は失敗することもありますが、死に戻りに関しては文句なしに成功だと思います。3巻の後日談書き下ろしだけ読むのもありですよ!
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