プログラマー・SEが『やる気』を維持するためにすべき工夫
「年々仕事がつまらなく感じる、やばいな…」
「やる気を取り戻す方法がほしい」
やる気って超重要です。
やる気がみなぎってる時って、仕事してて楽しいですし、難しい仕事でも難なく片付けられます。
一方やる気がないと、会社に行くのも嫌になるし、仕事自体が苦痛になります。
私にもそんな時期がありましたが、今は高いモチベーションで仕事に向かえてます。
そんな経験を踏まえて「やる気を維持する方法」を紹介します。
Contents
クリエイティブな仕事をするとやる気が出る
「クリエイティブ」というと「意識高い系か?」とバカにしがちですが、仕事がつまらないと言ってる人の多くは、創造的な仕事をしていません。
プログラマー・SEの仕事って、ソフトウェアを創る仕事ですが、意外と創造性がない仕事になりがちです。
- 受託開発では、システムの仕様は顧客が決める
- 自社サービスなら、企画担当者が仕様を決める
そんなケースがほとんどでしょう。
スタートアップベンチャーなどでは、エンジニアが企画も兼ねる場合もあるでしょうけれど、多くの場合、プログラマーの仕事は、誰かが決めた仕様通りプログラムを書くことです。
すると、仕事に創造性はなく、決められた通り作るやっつけ仕事になってしまいます。
ですから、意識して創造性のある仕事をしていく必要があります。例えば、次のような方法はどうでしょうか?
仕事を自動化するツールを作る
ソースコードを自動生成するツールや、定型的な作業を自動化するプログラム等を作るのは、創造的な仕事です。
- 「こんなツールがあったら仕事が楽になるな」
- 「このソースコードってツール作れば自動生成できるんじゃないかな?」
などと創造性が働きます。
なにより、自分が考えたソフトウェアを開発するのはとても楽しい作業です。
しかも楽しいだけでなく、実際に定型な単純作業をプログラムが片付けてくれるので、実利があります。
- 創る喜び
- 使う喜び
が同時に味わえるのですから、やる気が出るに決まってます。
それにこれらのツールは職場のメンバーに使ってもらうことで、仕事の効率化に貢献でき、喜んでもらえたり感謝されたりするという嬉しさもあります。
人間は社会的生き物なので、
- 人の役に立てる
- 人から喜ばれる、感謝される
ことは大きなモチベーションとなります。
すると、次の発想が生まれます。
趣味の開発で人に使ってもらえるものを作る
帰宅後や休日に趣味でWebサービスやスマホアプリ、フリーウェアなどを作っているというのも良いでしょう。
これらも、自分でソフトウェアを企画し仕様を決めて開発する創造の喜びが得られますし、人に使ってもらえるものを作れれば、人の役に立てる、人から喜ばれるというモチベーションが得られます。
お問い合わせフォームや掲示板を用意することで、
- 「こんな機能がほしい」
- 「ここをこう改善してほしい」
などのフィードバックをもらえます。自分だけでは思いつかなかった発想が得られて、より創造的な創作へと繋がります。
フィードバックをたくさんもらう方法
私は以前、個人でゲームの開発をしていたのですが、その際に生放送で開発する様子を放送した所、放送中にリアルタイムにコメントをもらえて、とても楽しい体験となりました。
生放送できるサービスはたくさんありますが、ニコニコ生放送がおすすめです。このサービスはニコニコ動画の生放送版なんですけど、コメントしてくれるアクティブなユーザーも多いので、多くのフィードバックを得られました。
コメントされる内容は様々で、制作してるソフトウェアへの意見やアイデア、感想だけどなく、全然関係ない新技術の情報とか注目してる製品やサービスの話なども聞けました。
ブログを書いても、コメントが投稿されることは稀なのに対し、ニコ生のコメント率は驚異的です。
仕事でのやる気を維持する方法
一番のポイントはやり方を工夫をするということです。
単純に仕事でやりたいことができていればいいですけれど、そうじゃない場合、
「この仕事はあまり面白くないけど、これを短時間で終わらせる、かんたんに楽にこなすにはどうやればいいだろう?」
と意図を持つと案外楽しく取り組めます。
「この作業は以前3時間かかっていたけど、今回は2時間で終わらせよう!」
という気持ちでやるとゲーム感覚が生まれます。
これは脳科学者の茂木健一郎さんが本でよく書いている「タイムプレッシャー」という方法で、脳の仕組みに適ったやり方なんです。
脳は制限時間を設定すると、「時間内に終わらせよう!より速く作業するにはどうすればいいか?」と創造性が働くんだそうです。
ゲームとかでもタイムを競うものは多いですよね。レースゲームとかなんかはまさにです。
ですから、ぜひ、作業に制限時間を設定してみてください。
気持ちの向き先が「仕事のめんどくささ」から「時間内に終わらせてやろう!」に変わるはずです。
やる気を維持する王道は自分がした仕事の成果が人に喜ばれること
あなたが仕事をしたことによって、顧客やユーザーから喜ばれたら、嬉しくなって、もっと喜んでもらえるように頑張れます。
これが王道であり、そのような仕事ができているなら、この記事を読んでいないかもしれません。
実際、顧客・ユーザーとの接点がない仕事も多いものです。
ですから、これらを補う方法として、先ほど述べた
- ツールや趣味の開発などのようなフィードバックをもらいやすいもの一緒にやっていく
- 仕事に制限時間を設けてタイムを上げることに喜びを見出す
これらを併用していくのがといいでしょう。
それでもやる気が出ないということであれば、思い切って転職するのもいいと思います。転職すると、仕事内容から人間関係まで一気に変わり、新鮮さが復活しますからね。