プログラマSEが転職の面接で答える強み、弱みの回答例
「強みって言われてもなぁ、思いつかないし…」
「弱みって正直に言い過ぎると落とされそうだし…」
面接で答えにくい質問っていくつかありますが、「自分の強み、弱み」もその一つです。
普段の会話で「自分の強み、弱み」を話すこともないですし、考えることもないですからね。
でも、一度よく考えて「これだっ!」ってものを見つけられたら、毎回使えます。
ですから、一度よく考えてみましょう!そのヒントとなる回答例を紹介します。
強みの回答例
技術力をアピール
「私はこれまでに複数のプロジェクトでWebアプリケーションフレームワークの開発を行ってきました。各プロジェクトの特性に合わせて効果的なフレームワークとなるよう試行錯誤を繰り返しました。自分なりにこうやればいいというノウハウが出来上がってきたので、御社での仕事でも活用できると思います。」
これは一番わかりやすいアピールです。
ポイントは自分に優位性がある技術がその会社にとって有用であるかどうかです。
関係のない技術を「出来ます!」と言ってもあまり響かないですからね。
この例で言うと、応募先企業がゲーム開発の会社の場合、「技術力あるのは分かったけど、うちの会社Web関係ないしなぁ」って思われる場合があります。逆に「うちはWebとか分からないから、この人来てくれたら助かるなぁ」と取られる場合もありますけどね。
貢献力をアピール
「私は特別なスキルはありませんが、どんな仕事も最後までやり抜くことが出来ます。自分一人で出来るところまで進めて、壁にぶつかったら、ヒントを貰えそうな相手に相談します。それでまた出来るところまで進めて、というのを繰り返すと自分には無理そうだと思った仕事でも最後までやり抜くことが出来ます。相談相手には出来るだけ負担を掛けないで済むように質問内容をまとめてから話すようにしています。」
特別なスキルがなくても、仕事がしっかりできるということをアピールするのもとても良いことです。
私が採用担当だったらこういう人を採りたいですからね。どんな仕事も柔軟に対応してくれそうですからね。
ほとんどの企業はスーパーエースを求めているのではなく、きちんと仕事をする人を求めているので、こういったアピールは効果的です。
リーダーシップをアピール
「私が以前チームリーダーをやった時に、チームのメンバーの中に社内で評価の低いメンバーがいました。話してみると、技術力はまぁまぁあるのですが、人との会話が上手くできず、仕様を正確に把握できなくてうまくいかなかったようでした。そこで、その人にはデータベースアクセスの機能だけに集中して担当してもらいました。一つの単純な機能に集中させることで仕様の把握が容易となり、力を発揮してくれました。このように私はいっしょに仕事をするメンバーに合わせて仕事のやり方を柔軟に変えて対応することが出来ます。」
ただ単に「私はリーダーシップがあります」と言うよりも、このように実際のエピソード入りで述べると説得力が増します。
弱みの回答例
弱みは注意が必要です。
本当にやばい弱みを言うのではなく、「ああ、そういうのってしょうがないようね、でも正直に言ってくれてありがとう」と思われる内容が良いのです。
時々感情的になってしまう
「いつでも冷静にいようと努めているのですが、あまりに理不尽なことを言われて、感情的になってしまったことがありました。とはいっても、相手は選んでるので、顧客に対して感情的になるようなことはありませんけどね。」
これなら、「まぁ、仕方ないなぁ」と思われるのと同時に実直な性格であることがアピールできます。
体調管理の不備
「納期間近で熱を出してしまって1週間休んでしまったことがあります。体調管理には気を付けているんですけど、つい無理してしまいまして…。」
これも、仕方ないなぁと思われるのと同時に、「無理して仕事してしまうほど頑張り屋なんだな」ということが伝わります。
意見を譲ってしまう
「会議などで意見が対立した時に自分の意見の方が正しいと確信してても、相手に押されて意見を引っ込めてしまうことがあります。相手の勢いに負けず意見を言える間になることが課題です。」
こちらも、欠点と共に謙虚さのアピールになります。
ということで、これらを参考にして自分の強み、弱みを考えてみてください。一度考えれば、ずっと使えますからね。