プログラマーSEが『その他大勢』から抜け出す方法
「別にその他大勢でもいいじゃん」って思われた方もいるかもしれません。
実際、その他大勢でも給料はもらえますから、確かにそれでも良いようにも思えます。
ただ、それだと、自分の能力を活かせてるとは言えません。
自分の能力を活かしていたら、自然とその他大勢ではなくなります。
別に世界一を目指すわけではありません。なんらかの自分らしい特徴を持つということです。
そう考えれば、その他大勢から抜け出すことなんてかんたんです。
誰にでもできる方法を紹介します。
技術で抜きん出る方法
私のキャリアは、
- 業務システム
- Webサービス
- スマホゲーム
の3つに分かれます。中でも業務システム開発は10年ちょっとやってるので一番長いわけですが、業務システム開発の世界で技術レベルでその他大勢から抜け出すのはかんたんでした。
その他大勢の技術レベルが、上記3つの分野の中で一番低かったからです。仕事へのモチベーションという意味でも一番低いと感じます。
これは良い悪いというものではなくそうだったという事実を述べているだけです。業務システム開発をディスる意図はありません(笑)
業務システム開発において、技術レベルで抜きん出るのはかんたんです。
「ちょっとソフトウェア技術、プログラミング技術の本やWebサイトを見て何か作ってみたり、試してみたりする」
これだけで十分です。
ほとんどの人がこんなことさえしていません。これだけで、その職場の中で技術に長けてる、頼られる人になれました。
一方、Webサービスやスマホゲームの分野で技術レベルで抜きん出るのは、とても難しかったです。
これは人にもよると思います。私の場合、業務システム開発から移ったので、Web・ゲーム分野のキャリアが短い分、余計にそう感じたのかもしれません。
元々Webやゲーム業界でやってる人の場合、もう少し感覚は違うのかもしれませんが、それでも、やっぱり、業務システム開発業界よりも技術スキルの平均レベルが高いと思います。
これらの業界は技術の平均レベルも仕事へのモチベーションも高いので、先程述べた「ちょっと技術本やサイトを見て触ってみる」くらいやってる人はたくさんいます。そういう中でトップレベルに抜け出すというのはかんたんではありません。
それでも、その他大勢から抜け出す方法があります。
技術レベル以外でその他大勢じゃなくなればいいんです。
技術以外で抜きん出る方法
それは、打ち合わせ・会議で価値ある発言をすることです。
定例の打ち合わせや会議で発言する人って大体決まっていて、リーダーやマネージャー、ベテランのメンバーだったりします。
多くの人は何も発言せず黙って話を聞いています。
あるいは他人に同調した意見を述べたり、いわゆる空気を読んだ言動をします。これだとその他大勢になってしまいます。害はないけど、良さもない、どうでもいい人です。
ではどうするかです。
「プロジェクトをより良くしていこう!」という意思を持つことです。
すると、「ここがおかしいよな、これ変えたらもっとうまくいくのに」というような発想が浮かぶようになります。
すると、会議においても、価値のある提案ができます。
さらには、「他のメンバーが言いにくいことを言う」ことも、とても価値があります。
影で愚痴るのではなく、改善策を提案する
多くの人は影で愚痴的なもの、不満を言っているのに、会議の場においてはそれを言いません。
「なんで○○なんだよ?!」
「これ、おかしいよな、腹立つよな?」
のような不満があり、変えたほうが良いと思っているのに、それを言うべき場(会議や打ち合わせ)では言わないのです。
不満を言うことで、有力者から嫌われたり反感を買うことを恐れているのです。同調圧力、事なかれ主義ってやつです。
そういう中で、あえて言うべきことを言うんです。
「○○さんが、~していることによって、こちらのタスクに遅れが生じてます。」
みたいな内容です。
もちろん、言いがかりはいけません。ただ非難するだけなのもいけません。問題点とその解決策をセットで提案します。
「○○さんが、~していることが、こちらのタスクが遅れる原因になっているので、○○さんは、□□するように変えたら良いと思うのですが、いかがでしょうか?」
このように提案すれば、反感を買うこともなく建設的な議論になります。
会議の後に「よく言ってくれた!」「言ってくれてありがとう」などと言われたことが何度もあります。
こういう貢献の仕方もあるんです。
貢献マインドを持てば全てうまくいく
ポイントは、どうしたらプロジェクトに貢献できるかということです。これを意識して行動すれば、自然とその他大勢から抜け出しているはずです。