Javaエンジニアが転職の面接でアピールすべき内容は応募先次第
「Javaの今後の需要ってどうなんだろう?」
「もう少し給料高い会社に行きたいなぁ…」
Javaエンジニアはとても転職しやすい職業なので、これを読んでるあなたもチャンスがあれば転職を考えているのではないでしょうか?
Javaの仕事は常に需要が高くて、言語別でいうとおそらくJavaが今も一番仕事が多いのではないかと思います。
求人も多いですが、Javaエンジニアの数も多いので求職者のライバルもたくさんいます。
そこで、今回は「Javaエンジニアが転職の面接でアピールすべき内容」を紹介します。
Contents
Javaの需要が多い理由
理由1. 業務システムの分野で大ブレイク
2000年以降、業務システムをWeb化する案件が流行りました。
それまではPCに一台一台ソフトをインストールしていましたが、Webにすれば、それが不要となりとても便利だということで、企業はこぞってWebシステム開発を発注しました。
その時、大ブレイクしたのがServlet、JSPなどのサーバーサイドJava技術なのです。
それまではWebのサーバーサイドといえばPerlかC言語のCGIでしたが、これらの言語よりも高い生産性で堅牢なシステムを作れる技術が求められていて、ちょうどJavaがぴったりはまったんです。
そこから15年以上経ちましたが、今でも業務システムの大半はJavaで作られています。
理由2. Androidでさらに需要アップ
業務システムの分野で覇権を握ったJavaでしたが、さらに追い風となる出来事がありました。GoogleがスマートフォンのAndroidアプリ開発言語にJavaを採用したことです。
スマートフォンという新しい画期的な技術が生まれたおかげで新規に開発するアプリが莫大に増えました。それにより、サーバサイドだけでなくスマホ案件の半分もJava案件となったのです(もう半分はiOSアプリ)。
というのはちょっと言い過ぎで、Androidの主力開発言語はJavaからKotlinへと移るんじゃないかとも言われています。そうなったとしてもJavaとKotlinはとても似ている言語なので、JavaエンジニアがKotlinを学ぶのは容易です。
理由3. 大規模WebサービスやゲームのサーバサイドでもJavaは使われている
大規模Webサービスやゲームのサーバは大量アクセスをさばくためにプログラミング言語のランタイムにも処理性能が求められます。
私が以前二社のスマホゲーム開発に参加したことがあるのですが、どちらもサーバサイドでJavaを採用していました。
Webサーバサイドを実装するプログラミング言語としてはJava以外にもPHP, Python, Rubyなどいろいろありますが、この中で最も処理性能が高いのがJavaなんです。
理由はPHP, Python, Rubyがインタープリタ言語(実行時にソースコードを構文解析して実行する言語)であるのに対してJavaはコンパイル言語(事前にソースコードをコンパイルして構文解析を済ませておく言語)だからです。
そのため、JavaはPHP, Python, Rubyに比べて圧倒的に速い処理速度を持っています。
これらを踏まえて面接でアピールすべきポイントを考えていきましょう。
アピールすべきポイントは業種によって違う
一概にJavaエンジニアといっても業務システム開発とスマホアプリ開発とでは、職場のカルチャーも求められるエンジニア像も全く異なります。
業務システム開発の会社にアピールすべきこと
業務システム開発の場合、プログラミングが出来るだけでなく、
- システムを発注したお客さんと要件や設計を詰めるコミュニケーション能力
- 納期までにきちんとシステムを完成させられるプロジェクトマネージメント能力
等があると高く評価されます。
そのため、これまでの仕事で
- お客さんやチームのメンバーとのコミュニケーションの仕方で工夫したこと
- 納期を守るために実践していること
- バグを少なくするために工夫していること
等をアピールするといいでしょう。
スマホアプリ開発の会社にアピールすべきこと
スマホアプリ開発は業務システムに比べて、技術の進歩が早いため、新しい技術への興味や取り組みをアピールすると高く評価されます。
関心のある新しい技術や趣味で個人的にスマホアプリを作ってることなどを話せると良い評価をもらえるはずです。
Webサービス、ゲーム開発の会社にアピールすべきこと
Webサービス、ゲーム開発場合、大量のアクセスがさばける技術者を必要としています。
- DBのロックを短くすることで並列処理の効率を高めた工夫
- StreamAPIを使うことでマルチコアCPUを効果的に活用した
このような話ができるといいでしょう。
とはいえ、大半の求人はふつうにロジックを組めるエンジニアであればOKというものなので、大量アクセスをさばく技術を知らなくても採用されるケースが多いと思います。
需要が高いから、がっつりアピールしなくても受かると思います
上記で挙げた内容はあくまで対象の会社に対する理想的なアピール方法なので、「自分はそこまで出来ないや…」と思ってしまった方も安心してください。
あなたがこれまでやってきたことや、そこで身につけたことをアピールすれば、必ずあなたを必要としている会社は見つかります。
っというか、ぶっちゃけると、余裕で受かると思います。
私は30代で2年間ニートしてた時がありました。2年間のブランク期間明けの応募でも余裕で受かったんです。需要がある技術スキルってありがたいですよね。