すべての夢のたび。

1日1記事ぐらいな感じでいきたい雑記ブログ

ちょっと良かった本

だまされない〈議論力〉 (講談社現代新書)

だまされない〈議論力〉 (講談社現代新書)


先週買ったやつ。少しでもモノ書くコトが上手になりたい、という気持ちがあるのでこの手の本は比較的買うのですが。もちろん、議論とはそもそも何か、みたいな基本的なことも解りやすく書かれてますが、いやまたそのパターンかよ、というのが出てきたときの対処法が具体的にいろいろ書かれててよかった。

自分にとってとくに参考になりそうだったのは、相対主義を持ち出されたときの打破の仕方と、なぜころ問答の弁証法的?解決、ですね。なぜころの方は、TVの討論番組での若い人の発言に対してノーベル賞作家があれこれ言った、って例の件が取り上げられてて(そしてその作家の論が「議論として欠陥がある」とバッサリ切り捨てられてて)面白かったです(まぁ、自分が若者側だから、ってのもある)。ここ読むだけでもいいかも。って言いたくなるけどそれはやっぱりちょっともったいないな。興味ある人は目次だけでも目を通してみたらいいかと。

参考にしたい、っても(ここでいろいろ書いたりやりとりしたりする)実戦ですぐ使えるかってーと、無理だろうけど。読んですぐ身に付くようなものじゃない。意識的に使ってみて慣れる、のが大事だろうとは思います。あと著者のひとの写真がなんか夜回り先生っぽいです(関係ないし)。

赤坂の失敗

http://www.youtube.com/watch?v=gFyAzLHvIGo

ひぐらしネタです。祭囃し編まで終えた人は見てもよい、かな? ネタバレってほどでもないとは思うけど、気にしないひとはご自由に。

仏様のフィギュア

イエサブがついに仏像まで扱いだしたらしい。

アキバBlog : アキバで木彫仏像、仏具店で購入するよりも相当安い?

半跏思惟像欲しいかも。あとで行くのでちょっと見てくる。

実名で書くことのメリットが遺憾なく発揮されている

オーマイニュースのこの記事のコメントNo.41をごらんくださいませ。

http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx?news_id=000000000485

いつもの神保町→秋葉日記

いつものように餃子食べてコーヒー飲んで本読んで巡回して帰ってきました。


さて、いつものではないことを書く。


はてな界隈で出る話題で、フェミニズム、とかは、「うーんわからねー」と思いつつ読んだり読んでなかったりするんだけど、オタクとサブカルを対立?させる系の記事も、わからない話だったりする。

ARTIFACT ―人工事実― : メディア経験主義のオタク、現場主義のサブカル−アキバにオタクを代表させることはオタクを現場主義にさせてしまうだろう−

あ、これはARTIFACT本家だった。んでkanoseの人のこのエントリについては、p_shirokumaさんが「とは言え秋葉原に行かないわけにはいかねー」的エントリや、さらにそれに対してululunさんが「いや結局金でしょ」的エントリを書かれている。で、秋葉にたぶん年間60回以上行く自分がそれに対してさらに論を加える、ことはしないで、単に個人的ナツ話をする。批判的スタンスで「現場主義」云々をいうkanose氏だけど、ぼくから見れば、いや、そもそもかのっぴそのものが現場だったよなぁ、と思うわけです(笑)。

どのへんまでが「常識」なのかわからないので略して語るけど、インターネットが一般的になる前はパソコン通信時代というのがあって、大手のやってる商用ホストと、個人が自分ちのPCでやってるBBSみたいのがあったわけです(用語とかすごい適当)。で、個人BBSもオープンなのとクローズド(おおっぴらに会員を募集してない、仲間うちっぽいやつ)なのがあって、で、自分がIDを持ってたそのクローズドなやつのひとつに、kanoseの人がいたのです。

そこはオフ会というよりもっとカジュアルに、単に誰かの家に集まって(まぁだいたい決まってたけど)、ゲームやったりアニメ見たりメガデモ(懐)見たり、ただくだらないことをだらだらだべったり、秋葉にPCのパーツ買い出しに行って戻ってきて組んだり、しているような感じだった。泊まりでそんなことしててだんだんみな力尽きていつのまにかそこらで寝てて、朝になってぱらぱら適当に帰るとか。そういう中にときどき「あとでかのっぴ来るってよー」「おおー」(←ここ、オタクっぽく)みたいなことがあったんでした。

というか昔はやっぱりパソ通なんてマニアのものだったので、やってる人も濃い人が多かった。ゲームやら出版やら音楽業界の人などに会うことはごくごくふつうだった。そして今でも、プレイしたエロゲーのエンディングクレジットに知り合いの名前を見つけて吹いたりするのだけど、当時の加野瀬氏と言えばハイエンドな美少女ゲーム雑誌の編集長様だったわけで、そんな人がすぐそこにいる「利」をもっと活用できてればよかったじゃん当時の自分。と思うんだけど、当時の自分はMac野郎だったので(なにそれサブカルじゃん…)、なんかすごい人らしい、としか思えてなかった。ちょうぐだぐだな文章ですね。まぁいい。でもWHITE ALBUMが出たころにWindowsに転向して、それからは時折業界情報を聞かせていただいたりしてました(その節はどうも)。

ていうかあれだけ現場すぐそば、というか現場内にいて、それをまったく活かせなかった自分てすごい、と思う。原稿書く?とか誘ってもらったり、なんか偉い人に紹介していただいて書いたもの見てもらったり(ここいらはkanoseの人にではないよ)とか、いろいろしてたんだけどなぁ。ふつうもっとそのへんのコネを使ってあれこれやるんじゃないかと思うんだけど、意欲がない、非コミュ、クリエイターでない、というあたりで、そっちへ行かなかったんだと思う。そしておそらく確実に言えるのは、自分程度だと、そっち(業界)へ行った場合より今(誰でも知ってる会社)の方が確実に収入はあるだろうなぁ、ってこと。趣味は趣味、でまぁいいか。

ああ、ぼくはアキバ者としてはぜんぜんヌルいほうですよ。当時のそのBBSには、週に数回アキバに行く人とか(まだ行ってるのかな)、アキバ(に徒歩数分のとこ)に引っ越した人、とかいましたからねぇ。それから比べればまだまだだ。つーか自分のことをオタクオタク言ってるけど、Macだったし、インド行ったし、宗教とか好きだし、そもそもアニメ見ないし、アキバで買うのも同人誌ばっかりだし、みたいなんで、やっぱりもともとサブカル寄り?なのかも。それで対立が理解できないのかな。(でも秋葉がオタクの聖地とかっても、そうなったのって比較的最近の話じゃない?)


あーほんとぐっだぐだですいません。以下今日買ったもの。


真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (2)巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (2)巻 (ビームコミックス)

これは買うよねー、でしょう。旧版も全部持ってるけど大幅加筆でラスト近辺も変わるらしいし。これと殺し屋1(イチ) が載ってたころはヤンサン買ってました。そういやTWIMも「なぜころ」だった。というかこれ読んでたんだから影響受けてたに違いない。


仮面のメイドガイ (4) (カドカワコミックスドラゴンJr)

仮面のメイドガイ (4) (カドカワコミックスドラゴンJr)

まだ読んでない。ここらの「ぼくが買いそうな本」ってたいていとらのあなでペーパー入る気がする。


終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末 (ファミ通文庫)

終わる世界、終わらない夏休み 芹沢和也の終末 (ファミ通文庫)

あきさかあさひさんの2作目。おめでとうございます。実は来月下巻が出るという。「世界が滅ぶ4日前」とか……すでに設定的にすっごく不利、な気がするけど、どう料理されるんだろうか。


”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

本を食べちゃう先輩のおはなしの第2弾。今回は『嵐が丘』がネタらしい。


クマムシ?!―小さな怪物 (岩波 科学ライブラリー)

クマムシ?!―小さな怪物 (岩波 科学ライブラリー)

クマムシファン待望の「日本初のクマムシ本」。ラブリィな写真や図版がいっぱい。捕まえ方や飼育法も載ってる。なんかすごい売れてるらしい(もう2版だったし、三省堂本店5F(理系っぽい階)のランキングでも1位だった)。


あとイエサブの弥勒菩薩半跏思惟像は1万円だった。千手観音は1.3万だったかな(手が多い割にお得な感じです?)。