Z世代が選ぶ「2023年に流行ったコト・モノ」とは?
2023年もあとわずか。今年もいろんなコト・モノがZ世代の間で流行していました。みなさんはどんなものが流行っていたか思い浮かべられますか?
若者マーケティング機関「SHIBUYA109 lab.」は、トレンドに敏感なZ世代の女性510人を対象に「2023年トレンド調査」を実施。グルメやファッションなど8つの分野で、それぞれ「今年流行ったコト・モノ」をランキング形式で発表しています。
本記事では「2023年トレンド調査」の調査結果を大発表! Z世代の間で特に2023年に流行ったコト・モノとは?
SHIBUYA109 lab.調べ「2023年トレンド大賞」
【カフェ・グルメ部門】韓国発のワンハンドフードが1位にランクイン!
【カフェ・グルメ部門】
1位 10円パン
2位 ライスペーパー
3位 夜カフェ
4位 キャラケーキ
5位 おにぎり専門店
「カフェ・グルメ部門」では、韓国の「10ウォンパン」を発祥とした「10円パン」が堂々の1位にランクイン! 大胆なデザインと中のチーズがとろ~りと伸びる“映え”要素が人気のグルメです。
イートイン・テイクアウト・自宅で手作りなど、コロナ禍を経て食の楽しみ方の選択肢が広がったZ世代。夜ゆったり過ごせる「夜カフェ」や、進化系も続々と登場している「おにぎり専門店」が上位に挙げられています。
【アーティスト部門】邦楽・アイドル・K-POPなど幅広いアーティストが登場
【アーティスト部門】
1位 新しい学校のリーダーズ
2位 NewJeans
3位 女王蜂
4位 ヤングスキニー
5位 MISAMO
邦楽・アイドル・K-POPなど幅広いアーティストが挙がる「アーティスト部門」の1位には「新しい学校のリーダーズ」が輝きました。パワフルな歌唱とダンスが魅力ですよね。
2位は2022年7月にデビューした、韓国の5人組ガールズグループ「NewJeans」、3位はTVアニメ『【推しの子】』のエンディング主題歌にも起用され、話題となった「女王蜂」が挙げられています。
TikTokを中心にSNSで投稿されるショート動画の挿入歌として多く使用されたアーティストが多数ランクインしているのもトレンドのポイントです。
【ヒト部門】共通点は「界隈突破力」!?1位はあのYouTuber!
【ヒト部門】
1位 ちょんまげ小僧
2位 大谷翔平
3位 やす子
4位 千葉ホグワーツ
5位 畑芽育
「ヒト部門」の1位は、世界的大スター・大谷翔平選手を超えて、「ひき肉です!」の挨拶が話題となったYouTuberグループ「ちょんまげ小僧」!
SHIBUYA109 lab.は、ランクインした人たちの共通点を「界隈突破力」と分析。特定の界隈で支持されるだけではなく、活躍が界隈を超えてSNSで拡散されることで話題になった人たちがランクインしている、と分析しています。
3位にランクインした芸人のやす子さんは、その親しみやすいキャラクターはもちろん、楽曲制作をしてSNSで話題となったり、イメチェンメイクにチャレンジしたりと、話題に事欠かない1年でした!
【コンテンツ部門】「疲れにくいSNS」として注目の「BeReal.」がランクイン
【コンテンツ部門】
1位 アニメ『【推しの子】』
2位 BeReal.
3位 んぽちゃむ
4位 映画『リトル・マーメイド』
5位 ドラマ『王様に捧ぐ薬指』
コンテンツ部門は一躍社会現象ともなったアニメ『【推しの子】』が1位にランクイン。
そのほか名作の実写化として注目された『リトル・マーメイド』や、橋本環奈×山田涼介共演で話題となったドラマ『王様に捧ぐ薬指』などがランクインしました。
【SNSコンテンツ部門】人気のポイントは「汎用性の高さ」!
【SNSコンテンツ部門】
1位 ひき肉ポーズ
2位 なぁぜなぁぜ?
3位 蛙化現象
4位 かわちぃ
5位 ○○ニキ○○ネキ
SNSで日々生まれるコンテンツトレンドは、流動性が非常に高く、早いものだと1週間ほどで入れ替わることもあるそう。
そんな強敵ぞろいのSNSコンテンツで1位を獲得したのは「ひき肉ポーズ」!
ヒト部門でも1位を獲得した「ちょんまげ小僧」のメンバーが冒頭で披露するポーズで、今や挨拶がダンス動画に使われたり、スポーツ界やアイドルの間でも決めポーズとして真似されたり、広がりを見せています。
SHIBUYA109 lab.は、ランクインしたSNSコンテンツの共通点は、「汎用性があること」そして「アレンジが加えられる余白があること」と分析しています。
【コスメ・スキンケア部門】透明感・みずみずしさがキーワードに!
【コスメ・スキンケア部門】
1位 レイヤーカット
2位 リファハートブラシ
3位 チークネイル
4位 水光カラコン
5位 CANMAKE プティパレットアイズ
透明感・みずみずしさがキーワードになった、2023年の「コスメ・スキンケア部門」。
1位に輝いたのは、近年韓国のアイドルを中心に顔周りに段差を付けたスタイルが流行し、日本でもトレンドスタイルとして話題になった「レイヤーカット」でした。
2位には美容ブランド『ReFa』から発売された、ハート型が特徴のヘアブラシ、3位は淡い血色感が人気のチークネイルがランクインしています。
【ファッション部門】Y2Kファッションが根強い人気!
【ファッション部門】
1位 カーゴパンツ
2位 ヘッドホンコーデ
3位 パフィーサンダル
4位 パールトップス
5位 タトゥーシール
昨年に引き続き、Y2Kファッションを楽しむ姿が特徴的なZ世代。1位に輝いたのはダボッとしたシルエットが特徴の「カーゴパンツ」でした。
2位には、K-POPアイドルがファッションアイテムとして取り入れたことがきっかけでトレンドとなった「ヘッドホンコーデ」、3位はボリューム感のある「パフィーサンダル」が挙げられています。
【体験部門】今年は「没入感」重視の傾向!
【体験部門】
1位 ガチャガチャ
2位 友達がやってるカフェ/バー
3位 ジブリパーク
4位 オシャレ魔女 ラブ and ベリー オシャレまほうカフェ
5位 ワーナー ブラザーズ スタジオツアー東京 メイキング・オブ・ハリー・ポッター
体験部門の1位は「ガチャガチャ」! 誰もが1度はやったことのあるガチャガチャ、何が出てくるかわからないドキドキ感が魅力ですよね。
2023年は、お気に入りのガチャガチャをカラビナやクリアマルチケースにまとめて、バッグやパンツのベルトループにつけてコーディネートの一部として楽しむスタイルもトレンドとなりました。
全ランキングはこちら!
2023年にZ世代が注目した「コト・モノ」。
今まさに流行っているものはもちろん、すでに「懐かしい!」と思えるものがあるなど、日々トレンドが移り変わっているのがよくわかります。
ぜひ来年のZ世代のトレンドにも注目してみてくださいね。
【調査概要】
「SHIBUYA109 lab.トレンド大賞2023」
調査期間:2023年9月~10月
調査対象:15歳~24歳の女性 計510名
調査方法:WEBでのアンケート調査(独自コミュニティSHIBUYA109 lab. MATEによる回答)
調査主体:SHIBUYA109 lab.調べ