正直島根県って未知の県化してませんか?出雲大社以外。しかも鳥取と島根はほぼ一緒にされてるし。
でもね、2つの県は全く違います!
鳥取でゲゲゲの鬼太郎を見た後は島根の松江に向かい、19時近くに到着。
鳥取は何もなかった...でも松江はホテルまで15分ほど歩いただけでも、人も多いし綺麗な街だなーというのがわかります。そして、岡山同様自転車無料貸し出しをしている!中国地方は多いのかな?
自転車があるなら今からでも街探索余裕!この赤枠の宍道湖と川の境(?)の橋周辺はライトですごいキラキラしていて綺麗!
とりあえず夜の松江城に向かったのですが、「水燈路」というイベントで松江城周辺が明るくて人も多かったです。こんなやつ↓
イベントに伴ってか、松江城もなんと20:30まで中に入れる!ラッキー!
閉まるギリギリに入ったので夜のお城に1人...レアと言えばレア...
しかし、めっちゃ怖いんですけど!甲冑が動きだしそうだし、床のギシギシ音にビビって何度も振り返る。速攻まわって戻りました。笑
目次
島根の目的はただ1つ
お寺・神社など有名どころは、一応行ってますが実はそこまで興味はない。
場所や理由は後述するとして、せっかく島根に来たんだから出雲大社には行かないとね。綺麗でした。笑
それよりも、出雲大社の周りを歩いてる時に発見したこの「温泉スタンド」!普通の事?
1L1円。1人用バスタブなら200Lで十分だから200円で温泉か。というか、一体誰がどんな車で汲みにくるかの方が気になって仕方ない。しばらく待ちましたが誰も来ませんでしたー。
ノンフィクションが大好き
なぜ津和野町一択なのかというと、実は、私は「隠れキリシタン」マニアなのである。マニアというのはちょっと違うかな。興味がある。その時代を生きた彼らの精神力や人間としての誇りのようなものに魂が惹かれるという感じ。
ノンフィクションが大好き。作家で言うと沢木耕太郎さんや、隠れキリシタンなど当時のことを書いている遠藤周作さんなどの作品を昔から読んできました。数年前も「隠れキリシタン巡り」と称して2週間、五島列島含む長崎、熊本など九州を旅したくらい興味があるので、今回は島根と言ったら、有名な津和野の「乙女峠マリア聖堂」という所に行ってみたかったのです。
松江でレンタカーを2日間かりて、最後は益田で乗り捨て。津和野は島根の最西端でほぼ山口県。
益田のグラントワでVRリベンジ!
島根の海沿いはすごい綺麗。出雲大社をでてからは「しおさいロード」と名付けられた9号線がすごく気持ちいい!海や山、自然を感じながらドライブできます。
せっかくなので益田で有名そうな「芸術文化センターグラントワ」という所に寄りました。
めがねコレクターなので、単純に「めがね」ワードに惹かれてフラッと立ち寄っただけだったのですが面白くてかなり長居してました。しかも、VRが体験できる!「今の時代に2000円の格安VRを買ってみた」のコラムでも書いたように、リベンジを誓っていたのですがまさかここで叶うなんて!
VRを楽しみに順路通りに周っていましたが、じっくり見すぎて時間がかかってしまいVRにたどり着いた時にはすでに機械を全てシャットダウンした後....
ションボリしていたら、観覧者私1人だったのに交渉してくれて機械を立ち上げてくれたのです!背中と手に機械を装着して超本格的。
端から見たらソロソロ歩いてるし、奇声発してるしアホ丸出しになりますねVRというものは。
グラントワを出たら外はもう暗くなってました。そのまま津和野まで行ってしまえ!と向かったのですが、前に車がいなくて暗すぎて全然見えないの。笑
念願の「乙女峠マリア聖堂」
朝9時から早速探索開始です。
一番行きたかった「乙女峠」へ!案内も出てるし行きやすいね。
見るからに森の中だし、こんな山道登るの?って感じからスタート。そしてこの時看板で初めて「千人塚」なるお墓が存在することを知りました。これもまとめて行こう!
乙女峠まではすぐでした。誰もいなくて山の中にポツンと存在していて、静寂の中「なんて綺麗なんだろう」と思って立ちつくしてました。隠れキリシタンは興味がある人はいないと思うのであえて写真は載せませんが気になる方はググってくだせー!
で、問題はここからです!!
必死で千人塚へ!
最初の看板に「千人塚」と書いてましたね。看板曰く、乙女峠とつながっているからそのまま行けそう。やっぱり案内でてました。
とりあえず600m歩けって書いてます。多分近いよねって安易な気持ちで足を踏み入れました。が、数秒歩いただけでやな予感しかしない...
道がしめった落ち葉でぐちゃぐちゃで何かが飛んでるよ。たまにクモの巣が口に入るし、ガサっという音でビクっとする。「クマとか蛇いないよね?」ってひんやりしてるのに、冷や汗でてくるでてくる。
これは足を踏み入れた所なのでまだ綺麗。これがどんどん落ち葉で埋もれ、木々が倒れた山中に...。
そうこう思っているうちに結構歩いてしまっているもので、戻るも地獄進むも地獄状態。
もう行くしかない!こんなに長い600mは人生初。めちゃくちゃ怖かった。ようやく終わりが見えたときコレ発見。
うむ、最初に貼っておこうか!
と思ったら人影発見〜!神に見えました。そっこー駆け寄った。笑
「あなた山通ってきたの!?ここまでくるのにひと山超えるわよ。クマは出ないけどイノシシとかたぬきがでるからね〜。みんなこの舗装された道通ってくるのよ」
って道あるんかーい!
はいっ、最初に戻りまーす!この道〜。
書いておかんか〜い。
千人塚でおばあちゃんと出会う
出会ったのは85歳超えているおばあちゃん。それでも週4回ボランティアで掃除に来ていて、一箇所につき週一回のペースで掃除しているとのこと。乙女峠もちょうど前日に掃除してくれていました。
おばあちゃんに会ったのは10:00。でも朝5:30から登って掃除しているそうです!
おばちゃんは津和野のカトリック教会の信徒さんで、千人塚のことも詳しく説明してくれました。
「信仰するっていうのはね人生が豊かになるわよ」と話してたおばあちゃんが印象的でした。信仰を持つ持たないは別にして、85歳以上でイキイキとそういう風に語れるおばあちゃんは素敵です。
「お名前なんていうの?また会えたらいいね。生きてたら。ははは。」
ってユーモアのあるおばあちゃん、松山さん。また会いに行きます。
別世界かと思った太鼓谷稲成神社
神社興味ないけど、歩いていたら山のてっぺんにつながっているズラズラ並んだ鳥居発見。ちょっと見にくいけど赤が森の中に突き刺さってるのが見えますか?
ひたすら登りました。ついに門に到着!
ドーーーン!!
写真だと感動が伝えられないけど、まさかこんなのが待ってるとは!って感動。でも横に駐車場があったのでこんなに苦労しなくてもちゃちゃっと車で上までこれたっていうね。
しかーし、ここは車で来てしまっては感動は半減する!膝に爆弾抱えていない人はぜひ徒歩で。
津和野町は全部が詰まってる
最後に言うなって感じですが、津和野町に行ったら必ず先に「日本遺産センター」に行きましょう!料金発生するくらい詳しく津和野についてボランティアの方が説明してくれます。津和野の知識があるのとないのではその後の観光の面白さが全然違う。興味津々で1時間くらい話し込んでいました。
乙女峠のことしか知らずに津和野町に来ましたが、津和野町は小京都とも呼ばれていて、昔の城下町の外観を大切にしながらも、自然、お寺、教会など小さな町に全てが詰まっています。さらに森鴎外が10歳まですごした所ということもあり、文学にも触れる事ができます。
でも千人塚で出会った松山さんも、日本遺産センターの方も言ってましたが高齢化も進んでいて、観光客の足も遠のいているそうです。潰れてるお店も結構見かけました。
山口県とつなぐ「SLやまぐち号」にもここから乗れちゃう。もっと津和野町は有名になってもおかしくないくらい素晴らしい町なのに残念で仕方ないです!
島根県はNO.1と言っても過言でもないくらい良かったです。また来たいです。
次は中国地方最後の山口県へ〜!
9/28〜10/2
宿泊費:22000円/食費:9708円
運賃:3180円/入場料:2450円
レンタカー代:14736円/ガソリン代:2276円
合計:54,350円
全体の合計:333,975円