スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 先々行!
【マクノスケ】
見ました!「エピソード2」よりはずっとおもしろかったです。
でも、ひと言で言うと「普通の映画」って感じかなあ。 これで終わりなのに、
すごくおだやかな気持ちなのが不思議なくらい。
まあこのあと3D映画やテレビシリーズをやると聞いているから「終わった」って
思わないのかもしれないのですが、映画の最後としては、すごく平静なんですよねえ。
お話の方は、アナキンの葛藤やダークサイドに至るまでの経緯は比較的よく
描かれていたとは思うんですが、ところどころ真面目なシーンなのに笑っちゃったり、
ここはどうなの~?とツッコミを入れたくなるシーンもあり、
心中複雑な部分もあることはあります。 でもまあ…私的は「サプライズ」の部分が
1箇所あり、そのシーンで「ドキドキ」してしまったので…見た甲斐はあったかな~と。
な~んてことをブログに書いてから2~3日して、見てきた友人からいろいろと話を聞いたり
パンフレットを見たりしているうちに「そうだったのか…。」というようなことが判明。
いよいよあの衣装を身にまとい登場したベイダーの最初の一声が
「パドメはどうなりましたか?」というのも意外だったのですが、
皇帝からパドメの死を聞かされたベイダーが「ノーッ!」と叫ぶシーンでは
「なんで皇帝に詰め寄らなかったんだー!その術を教えて貰うために
ダークサイドに墜ちたんじゃなかったのかー!」と不審に思っていたんですが、
なんとルーカス先生によれば…
「彼が宇宙を支配出来ると考えるまでになった結果、彼は全てを失ってしまう。
皇帝以上の力を持ち得た可能性があったにも関わらず、皇帝の従僕となり、
彼の成り得たものの影にしか過ぎない。肉体は傷つきサイボーグ化して、
もはや皇帝の力には及ばず、その座を奪うことも出来ない。
そうなって初めてアナキンは自己の境遇、苦しみを受け入れるのだ!」
とのことで、私がその演出意図を全く理解していないことが判明。(トホホ…。)
おまけに心ときめいたクワイ=ガン・ジンのシーンで、ヨーダがオビ=ワンに言った
「修行」の本来意図するところが「死んでから姿を現せるジェダイとそうでない
ジェダイの違い」のルーツだったと聞かされて、思わず「ノォー!」と叫んでしまいました。
長年ファンをやっていた私ですが、よくわかっていない自分が情けないです。
もしかして旧3部作で私のスター・ウォーズ人生は終わっていたかも?(え~ん!!)
【マクタロウ】
1978年、高校生だった私が「スター・ウォーズ」を観た時の興奮!!
今でも忘れません。多彩なキャラクターと斬新な特撮、そしてメカ・デザインの魅力。
「帝国の逆襲」ではキャラクターやメカの魅力がアップ。ラストの余韻は今でも大好きです。
「ジェダイの復讐」では、一部不満はあるものの、スピーダー・バイクのシーンや
スケール・アップされた宇宙戦闘シーンにワクワクしました。
そんな、有る意味自分の青春時代(笑)と共にあったスター・ウォーズも、
本作がラスト(らしい、映画では)。
観終わって何か感慨深いものとか、寂しさのようなものを感じるかと思ったら、
特別な感情もなく「終わりましたね」といったところ。
それというのも、私としては「エピソード2」に全然乗れなかったからでしょう。
思っていた以上に、アナキンがダークサイドに落ちる過程に
納得がいった点は良かったです。「Ep.2」では無視されていた
「Ep.1」でのフリ(パドメに渡したお守り、「失う」ことを恐れる気持ちなど)
も生かされていたことが嬉しかった。
自らの未熟さ(自惚れ)やパドメを愛するが故に出来たスキを、
うまい具合にパルパティンに突かれて転落の一途をたどるアナキンは、
自業自得とはいえ不憫でもありました。
以下、不満な点を書こうと思いますが、
本気で書いたらトンデモナイことになるので、控えめにいきます。
物語冒頭から大宇宙戦なんですが、興奮したのは最初の数秒。
「ワンカットで見せますよ~、すごいでしょ~」的な見せ方で、次第にウンザリしてくる。
続くパルパティン救出劇も、(R2の)変なオチャラケはいらないし、
何よりこの一連のシークエンスは長すぎると思う。
新キャラクターのグリーバス将軍、デザインの善し悪しは置いておいて、
4本の腕でライトセーバーを扱うのならハリーハウゼンの6本腕のカリー
(「シンドバット黄金の航海」)のように(1対多数で)戦って欲しかった。
2本は威嚇のためにグルグル回しているだけってのはカッコ悪くないか?
更に逃げ出す時のクモかゴキブリのような動き至っては苦笑。
こんなシーンでギャグやってて、どうすんだよ!!
カッコ悪さと言ったら、ベイダー卿お目覚めの第一声が
「パドメはどうなりました?」
というのはビックリでしたよ。
嫉妬心と憎しみから自分で彼女の首を絞めておいて、違和感のある一言。
しかも、死んだと聞かされて「NO~~~~!!」って・・・。
こんなにカッコ悪いベイダーはイヤだなあ。
他にも、旧3部作との整合性の無さ(R2の飛行機能、パドメの死など)や、
ベイダーが皇帝にかしずく理由が不明(パドメを蘇らせることは、不可能。
更に皇帝よりも力があることは両者が認めている。)だったり、ツコッミ所は多い。
新3部作全体に言えることだが、ワクワク感が無くなってしまったのは、
私が年をとったせいだけでは無いと思う。
本来「スター・ウォーズ」は純粋な冒険活劇として作られたと思うのだけど、
近年「神話」だとか何だとか言い出して、偉そうなドラマ作りに走ってしまった
弊害もあるのではなかろうか(変なお笑いシーンが浮いて見えるのもそのせいか?)。
戦闘シーンは、もはや「さすがスター・ウォーズ」というものは感じられない。
新3部作開始時に「技術が進んできて、スター・ウォーズを作る環境が整った」
というようなことをルーカスが言っていたと記憶しているが、
私としては「スター・ウォーズ」こそが作品のために技術開発をし、
特撮技術の最先端を走っていてもらいたかった。CGIによる宇宙船、
エイリアンなどテレビでも観られる時代になってからでは遅すぎたように思う。
あとひとつ。旧3部作の改悪はいいかげんに止めてもらいたい。
このことに関してジョージ・ルーカスは、最低のクリエイターだと思う。
作品(映画、音楽、漫画、何でも良い)は、一旦世間に発表された時点から
作者だけの物ではなく、受け手である私たちの物でもあるのだ。
どうしても作り替えたいと言うのならやっても良いけど、
我々受け手にも選択肢を与えて欲しい。
なぜなら私が愛している「スター・ウォーズ」は、あんなCGで
描き込まれた映像が挟まったものではないのだから!!
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005)
STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH
メディア 映画
上映時間 141分
製作国 アメリカ
公開情報 劇場公開(FOX)
初公開年月 2005/07/09
ジャンル SF/アドベンチャー
伝説は完結する
監督:ジョージ・ルーカス
出演:ユアン・マクレガー/オビ=ワン・ケノービ
ナタリー・ポートマン/パドメ・アミダラ
ヘイデン・クリステンセン/アナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダー
イアン・マクディアミッド/パルパティーン最高議長/ダース・シディアス
サミュエル・L・ジャクソン/メイス・ウィンドゥ
ジミー・スミッツ/ベイル・オーガナ元老院議員
クリストファー・リー/ドゥークー伯爵
アンソニー・ダニエルズ/C-3PO
ケニー・ベイカー/R2-D2
テムエラ・モリソン/コマンダー・コーディ
アーメッド・ベスト/ジャー・ジャー・ビンクス
ピーター・メイヒュー/チューバッカ
ブルース・スペンス/ティオン・メイドン
サイラス・カーソン /キ=アディ=ムンディ/ヌート・ガンレイ
デヴィッド・バワーズ/マス・アミダ
マット・ローワン/オーン・フリー・ター
グレーム・ブランデル/ルウイー・ナベリー
トリシャ・ノーブル/ジョバル・ナベリー
クローディア・カーヴァン /ソーラ・ナベリー
キー・チャン/マレイ=ディー
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ケイシャ・キャッスル=ヒューズ/クイーン・アパイラナ
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