2024.12.29

武田神社に幸先詣でに行って来ました!

Blu-rayで「二つの塔」と「王の帰還」

2015年08月10日(Mon) 15:30
ロード・オブ・ザ・リング 4
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2010年の8月にアマゾンで購入した「ロード・オブ・ザ・リング・トリロジーBOX」
見よう、見ようとマクタロウと言い続けて、
昨年の暮れにやっと「旅の仲間」だけ見まして…。
土曜日の朝(8/8)、腸の検査に行ったマクタロウがなんでもなかった~
と帰って来て、ほっとひと安心。午後からなんか見ようかって話になりまして…
それじゃあ、買ってから5年になるし
見なきゃねってことで「二つの塔」を鑑賞。

やっぱり画質が良いんですねえ。
黒味がしっかり出ていて画面に奥行きが出てます。
セオデンの宮殿「黄金館」の薄暗いシーンも明暗の具合がしっかり出て見やすいし、
ヘルム渓谷の洞窟や深夜の軍勢のシーンも同じように暗くても人物の表情なども
見やいように思いました。

私、原作はサムのファンなんですが…
この「二つの塔」を見て以来映画では「セオデン」ファン!
映画館で見た時の感想にも書きましたが、
セオデンが息子セオドレドを墓に葬るシーンで号泣。
いや~今回もガンダルフの癒しによってサルマンの魔法から
解かれ老体から本来の若さに復活するシーンの見事な演出と
ヘルム渓谷で死を覚悟し、馬のにって颯爽と出陣していく姿に惚れ惚れ。
何万という兵を前にしてサルマンの元で涙するグリマじゃないけど、
ホントにかっこ良すぎて泣けました。
そして、これまでもいい男♪と思っていたエオメルが、
数年を経て自分の中でもっとカッコ良くなっていてときめいてしまいました。
エオウィンもねえ。いいんですよぉ~。もうこの兄妹、私の中では完璧な兄妹です!
演じるミランド・オットーも改めて見ると、やっぱり演技が達者。
アラゴルンに言動に一喜一憂する表情が堪らなく切なかったです。


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で、夕方見終わって、夕飯を食べたあと、もう1本何か見ようかという話になりまして…
「インターステラー」とか言っていたんですが…
もうこうなったら「王の帰還」も見ちゃおうか!ってなりまして…
2本続けての鑑賞となりました。

見なおすまでは、私、結構アラゴルンとかボロミアとかファラミアとかセオデンとか
人間中心で見ていたんですが、今回初めてホビットの4人中心で見ることが出来ました。
昨年の暮れに「旅の仲間」を見た時にも書いたんですが、やっぱり、どうもノレなかった
と言いつつも「ホビット」3部作で、ビルボさんの若い頃を見たことによって、これが
ホビットのビルボとフロドたちの物語であるという事を再認識したって感じなんですよね。
そういう意味では「ホビット」が映画化されたことに感謝なんですが…
映画自体がドワーフ推しだったのでビルボ好きの私としてはやっぱり萌えないんだなあ。

それはさておき「王の帰還」のホビットに話を戻すと、
パランティーアを見てしまったことにより、ゴンドールで騎士に
志願することになり、デネソールの前で歌を披露するピピンや、
なんとか人間の役に立ちたいとエオウィンと共に勇気を試すことになるメリーや、
シェロブ婆さんに襲われながらも必死に指輪の崩壊の
役を果たそうと死に物狂いになっているフロドに心底共感し、
心の底から頑張ってーと応援しながら見ていましたが、
それよりなによりやっぱりサムの健気さに心打たれちゃって。
ゴラムにレンバスのかすを付けられてフロドから解雇されて泣くサムが可哀相で。
それなのに正直だけが取り柄のサムはフロドのことを思い、
オークに捉えられたフロドを助けに向かい、滅びを山をふたりで目指して行くんですが
いよいよ歩けなくなったフロドに…
「あなたの重荷は背負えませんが、あなたなら背負えます!」と言って背負い
滅びの山まで一歩一歩進んでいくんですよ。もう書いているだけで泣けてくる~。

いや~サムはねえ、やっぱりある意味この物語の影の主役でしたねえ。
この他にも「二つの塔」でも泣かせるセリフを言うんですよねえ。

サム
どんな暗い闇も
永遠に続くことはないんです。
新しい日がやって来ます。
太陽は、前にも増して明るく輝くでしょう。
それが人の心に残るような偉大な物語です。
子供の時読んで理由が分からなくても
今ならフロド様。
なぜ心に残ったのかよく分かります。
登場人物たちは
重荷を捨て、引き返す機会はあったのに帰らなかった。
信念を持って道を歩き続けたんです。

フロド
その信念って何だい?

サム
この世には、命を懸けて戦うに足る
素晴らしいものがあるんです。 ( 映画「二つの塔」より )

最後、西の国へ旅立ったフロドが、自分に代わって
幸せに生活を営んでいるサムの姿に投げかけるように優しく語りかけます。
どうかサムふたつに裂かれないように幸せにと。
指輪の持つ力によって「善」と「悪」とに切り裂かれてしまったものは西へ去る。
ビルボからフロドに引き継がれ完結した赤表紙本はサムによって語り継がれて行く
…という完璧な物語。この物語に出逢えて良かったとしみじみ思った1日でした。


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Comments 4

There are no comments yet.

ジャムリ  

やっぱりサムですよねえ

私も一番好きなのはサムです。
原作でのサムが好き過ぎて、映画でのふたりの年齢の近さとかなにかとひっかかりつつも、やっぱり最後はサムですよねえ。
私もまた見たくなってきました。

2015/08/10 (Mon) 21:27

マク→ジャムリさん  

ジャムリさんへ

原作でサムのファンだなんて言いながら、
サムがフロドより12歳も年下だと忘れていました。
映画が始まる直前に原作を読んだので、頭の中で映画のキャストで
読んでしまっていて年のことがすっかり抜け落ちていました。
いや~やっぱりサムはいつも堅実で正直者で健気でその上こういう言葉も
言えちゃうスゴイホビットだったのだなあと改めて思いました。
やっぱり指輪はいいですねえ。

2015/08/11 (Tue) 10:29

にいな  

マクタロウさんの検査が何でもなくて良かったです!

サムの「二つの塔」でのセリフ、いいですよね!「王の帰還」でフロドを背負う所も泣けてきます。
あと私はピピンとファラミアのシーンが好きです。決戦の時のピピンとガンダルフも…。
「ホビット」のビルボの話と合わせて、指輪物語は一つなんだなと思えました。
(原作未読なんですが、そう思いました)

2015/08/11 (Tue) 22:35

マク→にいなさん  

にいなさんへ

にいなさん、マクタロウの心配して下さってありがとうございました。
おかげさまで何事もなく元気でやっています。
仕事のことでちょっと落ち込んだりしてますが…。

「二つの塔」と「王の帰還」のサムのセリフ、本当に心を打たれますねえ。
にいなさんが仰るように「王の帰還」のピピンは実にいいですね。
ファラミアを助けるときの必死さとかガンダルフとの会話とかねえ。
これエンドロールの歌につながってるってところがまた憎い!
「ホビット」にちょっとノレなかった私ですが、やっぱりこうして見なおすと
必要だったんだなあと私も改めて思いましたよ。
やっぱり「指輪」は良いですねえ~。

2015/08/12 (Wed) 09:56

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