ミスティック・リバー

【マクノスケ】
3人の少年たちが体験した忌わしい誘拐事件から25年後… 「娘を殺された被害者」「刑事」「容疑者」という形で再会した彼らを 待っていたいたのは意外な結末だった。 事件の真相と3人の人生をイーストウッドが丹念に綴った2時間18分!!
新年からぐっと来るような手応えを感じて帰って来ました。 今のハリウッドにあってこのような作品を撮ろうとする監督にエールを送りたい気分です。 じっくりしっかり人間の心情を描いて行く部分と謎解きの部分がみごとにマッチしていて、 あっと言う間の2時間18分でした。むしろもう少し長くティム・ロビンスの心情を描いてくれてもよかったくらい…。
共演のショーン・ペン、ケビン・ベーコン、ティム・ロビンスの3人の演技も素晴らしいのひと言に尽きるのですが、 特にショーン・ペンがどのシーンを取っても上手いんですよねえ。この役はショーン・ペン以外考えられないです。
女優陣のマーシャ・ゲイ・ハーデンとローラ・リニーも好対照でいいんだけど、 アウトアサイダー的な存在のローレンス・フィッシュバーン(マクタロウと同い年!)のあのふてぶてしい演技も捨てがたい! (…って最初、ローレンス・フィッシュバーンに似てる人が出てるなあ~なんて思いながら見ていた私っていったい…。)
更にエンドロールで音楽をイーストウッド自身がやっているのを見てビックリ! 本当に才能がある人なんだなあと舌を巻いてしまいました!
【マクタロウ】
少年時代に体験した忌まわしい事件から開放されることがなかった3人の男達。
その内の1人(ショ-ン・ペン)の娘が殺されたことから再び3人の交流が始まり、 悲劇で幕を閉じる。
監督クリント・イーストウッド(今回は監督に専念)はこの重いストーリーを、犯人 探しの推理ドラマとともに、実に見事に描ききっている。
出演者の演技も素晴らしく、主要な3人、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビ ン・ベーコン(今回は良い刑事さんだ)はもちろん女優陣、特にマーシャ・ゲイ・ ハーデンは見事でした。
ラストの彼女、とまどい、悲しさ、恐れが混ざったその表情は深く心に残ります。
それにしてもクリント・イーストウッドって人はすごい人ですね。俳優としてはもち ろん、監督としてもこれだけの作品を作れる。あ、上で監督に専念って書きました が、本作では音楽も手がけています。恐るべし、イーストウッド!!
もうひとつの「スタンドバイミー」を見るためにあなたは大人になった。
監督・クリント・イーストウッド
脚本・ブライアン・ヘルゲランド
出演/ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン
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