2024.12.29

武田神社に幸先詣でに行って来ました!

マトリックス・レボリューションズ

2003年12月21日(Sun) 00:00
映画 0
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【マクノスケ】
全体的なノリ…アクションとかキャラの描き方なんかは2作目の「リローデッド」よりはよかったと思うんですが、 あのオチはどうかと思うんですよねえ。モーフィアスたちが言っていたそもそもの目的はどうなってしまったんでしょうか? わたしはてっきり人類がマシンを倒して地上へ出るという最後を想像していたんですが…。 今回は絶滅されなかった分だけ人類の勝ちってってことなんでしょうかねえ。
ネオとトリニティが結ばれることを願っていたわたしは、予想が大きくはずれてしまったけれど、 あれはあれで納得して見ることが出来ました。ふたりのラブシーンもちょっと長かったけど、良い雰囲気でした。
展開としては、なんだかシリーズが進むに従ってだんだん尻窄みになってしまったような気もするんですが、 監督(たち)のテンションは、最後に行くに従って上がって行ったって感じですねえ。
でもなあ。あの地下鉄のシーンとか例のフランス人とかよくわからなかったなあ。 一番わからなかったのはオラクルね。彼女を見ているうちにメーテルを思い出してしまいました。 全てを知っているんだけど、思わせぶりなことしか言わないところ…(笑) 結局、人類は彼女のいいようにあしらわれていただけなのかなあ???

追記:なぜスミスはネオを融合することによって消滅したのか…という話をマクタロウとしたのですが、 あとで調べたところによると、なんでもコンピュータに「a=b a+(-b)=0」という定義があって、 ネオとスミスが正負の関係であるということから、あの二人が融合して消えることになる結末が導き出されるんだそうです。 …つーことは、やっぱりコンピューターのことを知ってる人の方がより楽しめる映画だったわけですねえ。う~む。

【マクタロウ】
この3部作を理解できる人って「コンピューター・オタク」と「宗教家」なのかなと 思いましたよ(人物などのネーミングはいろいろと意味深だそうで)。私はどちらで もないので、今ひとつピンとこなかったです。
以下、私の勝手な解釈です。
この物語はアーキテクト(マトリックスの創設者?)とオラクル(予言者。マトリッ クスのバグ?)のゲームの「1つ」であったと。ネオもトリニティもモーフィアスも 彼らのゲームのキャラクターでしかないのですよ。
これまではザイオンが全滅してゲームオーバーだったのだが、今回はネオ(とスミ ス)というキャラのおかげで、オラクル側が1歩進んで「和平」に持ち込めたわけ だ。う~ん、さらに外の世界に本当のプレーヤーがいそうだけど、それは監督サンか ?

1作目で斬新な演出(映像)で観客をつかみ、回を追う毎に普通の演出にもっていっ たのは、「お話を語ろう」という作者の意図だと思うしそれは正解だと思います。
だけどそのお話が最初のテーマ(「支配されている人類の開放」でいいのかな)をは ぐらかしているよな。いつのまにか「人類を救うヒーロー」が「ザイオンを救うヒー ロー」にすり替えられてるよ。
なんだか「原作のナウシカ」が「映画のナウシカ」になっちゃった時を思い出させる ね(笑)。

始まりが あるものには すべて 終りがある
監督・ラリー&アンディ・ウォシャウスキー
音楽・ドン・デイビス
出演・キアヌ・リーブス/キャリー=アン・モス/ローレンス・フィッシュバーン



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