アウトレイジ
また痛みが出てしまい、とりあえずビタミンの服用は辞めてみました。
1日3個の座薬でなんとか凌いでますが、手は腫れているし…何が悪いのかなあ。
で、そうは言いつつも、郵便局、夏物の掛け布団の買い出し、
映画で1日が慌ただしく過ぎ、夜は「ワールドカップ」を鑑賞。
韓国強かったですねえ。
ギリシャがもちょっと強いと思ってたんですが、調子悪かったのかなあ。
日本もカメルーンと精一杯闘って欲しいなあ!!
で、サントムーンで「アウトレイジ」見てきました。
私がたけしの映画を見始めたのは97年の「HANA-BI」から。
以前テレビで「その男、凶暴につき」の最後の方だけ見て、
あまりの暴力描写にビビってしまって以降敬遠していたのですが、
今となると、その間の「あの夏~」とか「ソネチネ」とか見れば良かったなあと後悔。
なんて言うのか、今回もなんですが、たけし演じるキャラの
感情を抑えた淡々とした演技に妙に引かれるものがあるんですよねえ。
「HANA-BI」や「BROTHER」は、組織に身を置くたけしのドラマを中心に描かれてましたが、
今回は、「やくざ」組織そのものが、主役っていうか「やくざもの」の群像劇に
なっていたところが、往年の「やくざ映画」のノリがあって面白かったデス。
客層におっちゃん、おばちゃんが多いのも(その割りに入っていた!)印象的でした。
キャスティングも、それぞれの役者さんが適材適所だったって言うか…
配役が上手いんですよねえ~。特に椎名桔平!!
あまり好きな役者さんじゃないんですけど、今回はニヒルで良い味出してました。
この人は良い人よりちょっとワルの方が似合ってるんじゃないかなあ。
あとは石橋蓮司と杉本哲太の翻弄されっぷりがねえ。
暴力だけじゃなくて時折見せる「笑い」の部分も、
たけし映画ならではって感じで良いんですよねえ。
演出もねえ。タイトルのバックが「止め」になるところだとか、
ラーメン屋さんからガラス越しに外の景色撮ったり、
ラストの方の海を右フレームにちょっと入れて、
道路の様子を長回ししたりするところとか、好きな撮り方してくれて嬉しかったです。
もちろん映画は、終始バイオレンス!!
途中、2回程、見られないくらいリアルな残酷描写があって…
さすがに目をつぶりました。でも、この手の映画ですからそれはありだと思います。
それから三浦友和と加瀬亮の化けっぷりも見どころだったかなあ。
特に加瀬くんのこれまでにない「悪役」っぷりは言われなければわからない程でした。
パンフなどを見ると「悪く」みせるのに相当苦労したみたいです。
あとは「あんなに動きの速い小日向文世さん!」初めて見ました!!(笑)
映画も終始緊張感があって面白かったし、
それぞれの役者さんの可能性をみせたという点でも満足のいく1本だったと思います。
監督・脚本・編集:北野武
プロデューサー:森昌行、吉田喜多男
撮影: 柳島克己
美術:磯田典宏
衣装:黒澤和子
編集:太田義則
音楽: 鈴木慶一
製作国: 2010 年日本映画
上映時間:109分
配給:ワーナー・ブラザース映画、オフィス北野
出演:ビートたけし、椎名桔平、加瀬亮、三浦友和、國村隼、
杉本哲太、塚本高史、中野英雄、石橋蓮司、小日向文世、北村総一朗
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