宇宙からのメッセージ
誕生日までまだ4日ありますが、勢いで見ちゃおうって事になりまして、昨晩、エンブレルの注射65回目を右上腹部に打ってから鑑賞。
この映画、1978年東映製作のスペースオペラ。千葉真一や真田広之、志保美悦子なんかが洋風な(笑)コスチュームに身を包み、ハンス王子とかエメラリーダなんて言う宇宙人の役をやっているんです。当時「スター・ウォーズ」便乗映画だなんて言われていて、私もダメダメなイメージしか持っていなかったわけなんですが、初めて見たらこれがね~。いいんですよ!!
ストーリーは宇宙版の「八犬伝」なんで、ひと言で言うと「祖国の星を侵略された姫が八人の戦士を集めて悪の帝国と闘う」って言うストーリー。助けを求める姫(レイア姫)、移動する巨大惑星(デススター)、月爆破(オルデラン爆破)、渓谷の谷間飛行(「EP5」の洞窟シーン)、動力炉爆破(「EP6」のデススター反応炉攻撃シーン)など「スター・ウォーズ」を彷彿とさせるストーリーの影に野田大元帥の影を感じつつ、宇宙蛍のシーンで大爆笑。いや、でも特撮はかなり頑張ってます!!東映の戦隊モノの基礎がここで出来たんですね。
だけど辺境の星でひとり父母の復讐の時を待つハンス王子(千葉ちゃん!)が、いきなり馬に乗って登場したのにはビックリしましたねえ!!対するガバナス帝国の皇帝・ロクセイア12世とその母親・ダーク大公のビジュアルの凄さにも脱帽。成田三樹夫さんと天本英世さんが顔面銀塗りでセリフは公家調!!しかも天本さん女役ですよ!天本皇太后が乗っていたゴテゴテ装飾の電動車椅子!「ガバナス仕様」として販売されないかしら・・・なんて思ったのは私だけ?(笑)
いや~でもねえ。途中何カ所か泣けるシーンもありました。
30年来の友だったロボットをロケットに乗せて宇宙葬するビック・モローとか佐藤充さん大熱演のウロッコの最後とかね。三谷昇さん演じるおばあさん、カメササの深層に潜む故郷への郷愁(って、昭和一桁東北生まれ?)とか織本順吉さん演じる長老キドの最後にも泣けましたねえ~。最後、ガルーシアの人たちが新天地を求めて旅立つってのが希望があって良かったですね。…って、月も爆破され、あんな近くで惑星ひとつが大爆破した地球が心配だったりして!(←敢えて野暮だけど心配してみた!)
それにしても渓谷の谷間飛行(「EP5」の洞窟シーン)や動力炉爆破(「EP6」のデススター反応炉攻撃シーン)は、どちらも映画の公開前なわけで、もしかして、もしかすると「スター・ウォーズ」のスタッフ(ルーカス?)が「宇宙からのメッセージ」を参考にしたってこと・・・ないですかねえ?最期にロクセイア12世と対決した時の千葉ちゃんことハンス王子のセリフがあまりにも凄かったので挙げておきます。
「その罪、万死に値する! 死ね!」
- 関連記事
-
- 映画 X-MEN:フューチャー&パスト 2014/06/07
- アメリカ映画音楽ベスト100 2006/06/19
- DVD「ギャラクシークエスト」ダブル再確認! 2004/05/21
- アベンジャーズメンバーが歌う「ハートにファイア」 2019/05/12
- 映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」 2016/11/20
- デッドプール&ウルヴァリンBESTIA(ベスティア)字幕スーパー版 2024/07/28
↑ クリックして貰えると大変喜びます!