ALWAYS 続・三丁目の夕日
【マクノスケ】
マクタロウとマクタロウ母と3人で見てきました。
予告を見た時から淳之介の演技に涙していた私。
当然ながら、冒頭から大泣きです。
今回は茶川一家がメインですが、相変わらず鈴木オートが絶好調でいい感じです。鈴木オートの過去にふれるシーンは予告でも紹介されていて知っていましたが、奥さんのトモエの過去も明らかに・・・。今回登場した六ちゃんの幼なじみの男の子が重要なキーマンにもなっていて、人物の配置の巧さにも感心。山崎監督、やるなーと言う感じです。
それにしても、冒頭のサービスシーンには驚きました。
特撮畑の山崎監督なだけに、やってくれたなーとうれし涙。あるキャラクターが登場しているのですが、(何なのかはネタばれになるので書けませんが・・・)「続・三丁目の夕日」公開日の11月3日が、そのキャラの誕生日だったんです。もしかしてそれも計算に入れて、この日を公開日にしたんでしょうかねえ。それとも偶然かなあ?オリジナルがCGで艶めかしく動くって言うのが新鮮でしたねえ~。あぁ、そうそう。見ている時は全然気が付きませんでしたが、貫地谷しほりちゃんも出ていました。手塚理美はわかったんですけど、化粧が濃くて全然わからなかった!!ピエール瀧さんもちゃんと続投で安心しました。(前回、冷蔵庫が普及して氷屋さんが廃業になっちゃったのかと心配していたのです。)
今回は、茶川さんの芥川賞への挑戦やヒロミとの関係など、オチが読めそうなお話でしたが、それが如何に成されるかがとても気になっていました。でも、それを観客がもっとも納得する形で見せてくれた山崎監督に、大満足しています。特撮も前作よりずっとパワーアップしていて感激しました。物語の盛り上がりという点では1作目の方があったような気がしますが、今回は、そんなキャラたちをより重厚に描いたファンへのサービス編として楽しめたと思います。「ジュブナイル」から応援している山崎監督が、こんな素敵な映画を再び撮ってくれて嬉しい1日でした。あーでも次回は久々にSF物、撮って欲しいですね。
【マクタロウ】
グリコのおまけのような作品でした。
つまりキャラメル(三丁目の夕日)を美味しくいただいた後に、おまけ(続・三丁目の夕日)を開けて、喜び倍増という感じです。
前作だけでも充分だったけど、やっぱり気になるあの人達の「その後」(主に茶川家だけど)。その、気になる部分を中心に描かれる三丁目のその後は、これまた笑いと優しさに彩られていました。
ストーリーの中心は、茶川の小説が芥川賞を受賞できるかというエピソードに、淳之介、ヒロミとの関係を絡めた展開だが、これが(結末が)わかっていても素直にじんわりくる。
鈴木オートは、おなじみの「怒髪天を衝く」姿から、茶川を気遣う男気(「あんたは読んだのか?」の場面は泣けたよ)もあり、今回も一番のキャラクターだ。彼に限らず、全てのキャラクターに愛情が注がれているのは前作同様(小さなところでは氷屋さんがアイスキャンディー売りに転身していたところにホッとした)。
一平君の初恋や六ちゃんの幼なじみなど、新しい登場人物がエピソードを広げる役割を果たしているのも良い。
映像は前作以上の緻密さで、「寅さん」のオープニング的なまさかの「ゴジラ」!!(これを2時間観てもいいぞ)から、羽田空港、日本橋など、どこまでが実写なのかという出来。スタジオのライティングもより自然になり、オープンで撮ったような仕上がりが良かった。
前作と比べると全体的に散漫な感じを受けるものの、丁寧に作られた映像と、笑いと優しさにあふれたストーリーは充実した2時間を与えてくれた。山崎監督、ほんとうにありがとうございました。
■昭和34年、日本の空は広かった。
[監][脚]山崎貴
[原]西岸良平
[脚]古沢良太
[歌]BUMP OF CHICKEN [出]吉岡秀隆 堤真一 小雪 堀北真希 もたいまさこ 三浦友和 薬師丸ひろ子 須賀健太 小清水一揮 小日向文世
[制作データ] 2007東宝 [上映時間] 146分
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