X-MEN:ファイナル ディシジョン
【マクノスケ】
小田原のTOHOシネマズで観てきました。2000年に「1」を観て、すっかりヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンにハマった私。
思えば、その時はチームとしての「X-MEN」はどうでも良かったのですが「2」の展開で、「目からビビビ」のサイクとジーンにも興味が沸き、「3」の展開に期待していたんですよね。
ひょっとしてウルヴァリンとジーンがくっついたりとかして…
なーーーーんて思っていた私が甘かった!!!!!
いや、まあね。ウルヴァリン好きにはアクション満載!上半身ヌードのナイスバディにうっとり、ウルヴァリンのミュータントとしての特性も充分堪能出来て申し分ないエピソードだったとは思うんですけどねえ。
やはり、見終わったあと…あれでは、いかんせん…心が晴れない…。
長年続いているシリーズもののキャラをこういう形で終わりにして果たして正解だったのか疑問に思うところです。
まあパイロとアイスマン、ストームとカリストなどの対比や毛玉(ビースト)やジャガーノートの闘いは面白かったですが、エンジェルはあれだけ???(う~~ん。物足りないよー!)それに鍵を握るリーチくん!!もっと展開に関係ある役かと思っていましたが、そうでもなく…。(…って、演じるオリバー・ブライトくん!「ウルトラ・ヴァイオレット」でも同じような役=シックス!を演じているんですが、偶然?)
で、事前に「シックスセンス」でブルース・ウィリスの奥さん役を演じたオリヴィア・ウィリアムズが、原作ではプロフェッサーの元恋人で遺伝子に通じた天才学者・モイラ・マクタガード役で出演すると聞いていたので、いったいどこに?と思っていたら…やはり映画は最期まで観なくちゃいけませんねえ。あれだといかにも「4」があるかのような…?それからスタン・リー先生!冒頭に芝に水をまくおっちゃん役で、しっかり出てましたねー!! マグニートーのラストショットも衝撃的!あれで行くとローグももしや???
【マクタロウ】
もともとシリーズを監督してきたブライアン・シンガーは、アクションシーンの演出にケレン実が無くピリッとしなかったのだが、ブレット・ラトナーに替わったことにより、その辺りが面白くなっていればと思っていたのですが・・・。
3作中最も重い話(仲間の死を描くわけだし)のはずなのに、その重さは感じられない。特にサイクロプスの扱いは「これで終わり?」と言いたくなるほどだ。
少なくともドラマ部分にはある程度の「格調」とでも言う物を感じられたブライアン・シンガー監督に対して、ブレット・ラトナー監督では軽すぎたように感じる。
では、期待していたアクションシーンはどうだったかと言うと、予告では良さそうに感じたのだけど、本編を観るとそれほど格好良い場面もなく、やはりケレン実に欠ける作品に仕上がっていたのが残念。
これで最後と言いつつ、ラストには「続き」を思わせるシーンを入れているのはお約束か(エンドクレジット途中で帰ってしまった人達、残念でした)。
結局、多彩なキャラクターがそろっているX-MENなのに、ついにそのキャラクターを生かし切ることが出来なかったように思うし、X-MENのチームとしての面白さも描けていなかったのは残念だ(これはシリーズ3作通して言えることなのかもしれないが)。
■世界は、選択で創られ、 選択で滅ぶかもしれない。
[監]ブレット・ラトナー
[原][総][出]スタン・リー
[出]ヒュー・ジャックマン ハル・ベリー イアン・マッケラン ファムケ・ヤンセン パトリック・スチュワート
[制作データ] 2006米/FOX [上映時間] 105分
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