子どもは3密で育つ!?~コロナ時代の学校から フォロー

「本当の運動会って?」 いま現場で起きていること

岡崎勝・小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人
 
 

 公立学校では5月から、新型コロナウイルス感染症対策に関する対応を、文部科学省の「方針改定」に準じて変更することになった。感染者の数の減少とともに、学校でもコロナ感染症へのストレスはやや低下した。感染者数報告など、対策に関する仕事も減り、保護者からの問い合わせや連絡もなくなってきた。ただ、マスクはまだ多くの子どもたちが着けているし、教職員も完全に取れているわけではない。

 一方、学校の行事や活動はコロナ前に戻りつつある。いわゆる「フルスペック」の状態になってきている。ところが、意外なところに「コロナ遺制」とでも言えるものが残り、およそ3年に及んだコロナ禍の…

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小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人

おかざき・まさる 1952年、愛知県生まれ。愛知教育大学保健体育科卒業。小学校教員(40年以上)を経て、現在は非常勤講師。学校・子育てマガジン「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)編集人。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(同上)編集協力人。2020年8月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で15分授業「おかざき学級」https://japama.jp/okazaki_class/ 公開中。近著に「子どもってワケわからん!」「学校目線。」など。