門司港駅の遺構取り壊しにイコモスが異例の声明 「重大な懸念」
毎日新聞
2024/6/26 20:51(最終更新 6/26 21:39)
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国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス、本部・パリ)は、北九州市による明治期の初代門司港駅(当時の名称は門司駅)関連遺構の取り壊し方針に対して「重大な懸念」を表明する緊急声明を25日付で出した。危機にひんした文化財を守るよう指摘する国際声明「ヘリテージアラート」発出も検討するとしている。日本イコモスによると、声明は事態の急迫に伴うもので異例。
遺構は、市が門司区に計画する複合公共施設建設に伴い、市が2023年9月から実施した埋蔵文化財発掘調査で見つかった。広さ約900平方メートルの敷地から、1891(明治24)年に造られた初代門司港駅舎の外郭や赤れんがの機関車庫基礎部分などが確認された。
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