このブログの更新は Twitterアカウント @m_hiyama で通知されます。
Follow @m_hiyama

メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

[参照用 記事]

XML適用/運用の原則(2):用途や目的を制限しない

第一原則の「人に迷惑をかけない」の範囲内であれば、XMLを何にどのように使ってもいいのです。タグで書いたら何かいいことあると思えば、使えばいいのだし、メリットが何もないなら無理に使う必要なんかありません。

一人だけとか、せいぜい数人で使うようなボキャブラリなら、他人に迷惑なんてことは起きないでしょうから、何やってもいいと思いますよ。トンデモ・マークアップでも、スクリプトで必要な処理が書けている、とかなら別にトヤカク言うことはないでしょ。

しかし、社会的に影響力があるボキャブラリがトンデモ・マークアップでは困ります。それが前例となってトンデモ・マークアップが蔓延したら迷惑です。数人ならトンデモでも処理系が書けるのは、暗黙の前提が共有できるからです。広い範囲で多数の人が使うボキャブラリに暗黙(あるいは無自覚)の前提があると、処理系は書けなくなります。

川俣さんの書かれた「XMLデータベース開発方法論(2)スケーラビリティの重大な誤解、“大は小を兼ねない”」とそこから参照されている記事に、「規模が違えば性質も変わる」と記述されていますが、ボキャブラリでも、利用範囲や影響度が変われば判断基準/価値基準はまったく違ってきます。

(次に続く)