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[参照用 記事]

2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ストリング図のテキスト化は何が大変か?

昨日の記事「ストリング図のテキスト化」で、「テキスト表示を使って、オペラッド結合の記述や計算をするのは、やる前に気力が萎える」と言いました。つまり、大変なんです。大変でやる気になれないのですが、でもやらざるを得ないでしょう -- 低コストの情…

ストリング図のテキスト化

僕はストリング図が大好きです。ストリング図の利用・応用の範囲は広がっているようです。しかしながら現状においては、ストリング図の作成・公開・交換は容易ではないので、テキストに翻訳してコミュニケーションに使用することになります。テキスト化が好…

懐かしい言葉、何年ぶり?

https://news.livedoor.com/article/detail/22231951/ より: 古書店「まんだらけ」の社長ら書類送検 性的な「ビニ本」販売の疑い 2022年5月27日 11時19分 「ビニ本」 -- 懐かしい、久しく目にすること/耳にすることがなかった言葉ですね(事件の内容はとも…

スパイダー付き圏における仮想スパイダー

スパイダー付き圏を定義したので、以前から使っていた描画技法の話ができますね(ニコ)。現実には存在しない射だけど、ストリング図では“射であるかのごとく”に描くと便利なもの -- 仮想スパイダーの話をします。$`% \newcommand{\cat}[1]{ \mathcal{#1} } \n…

スパイダー付き圏

CD圏〈準マルコフ圏 | GSモノイド圏〉やハイパーグラフ圏〈ダンジョン圏〉のように、モノイド圏の各対象ごとに与えられる特別な射達とその法則により定義されるタイプの圏を総称してスパイダー付き圏と呼びたいと思います。$`% \newcommand{\cat}[1]{ \mathc…

マルコフ圏にモナドが欲しい事情

マルコフ圏を普及させた当事者であるフリッツ〈Tobias Fritz〉達は、モナドを備えたマルコフ圏の定義も試みています。 Title: Representable Markov Categories and Comparison of Statistical Experiments in Categorical Probability Authors: Tobias Frit…

サーフェイス図のテキスト表現 その2

昨日書いた記事「サーフェイス図のテキスト表現」に、少し続きがあります。$`\newcommand{\twoto}{\Rightarrow} \newcommand{\cat}[1]{\mathcal{#1}} \newcommand{\In}{\text{ in } } \newcommand{\Id}{\mathrm{Id}} \newcommand{\C}{\mathop{;}} \newcomman…

サーフェイス図のテキスト表現

最近、ラックス・モノイド関手の記述と計算のためにサーフェイス図を描いているのですが、サーフェイス図をきれいに描いて公開するのは手間がかかり過ぎて無理です。致し方ないのでテキストで表示しますが、3次元的情報をシリアライズしたテキストは、書くの…

モノイド関手のデカルト性条件の候補

「デカルト・モノイド関手は色々」で、デカルト・モノイド圏のあいだの関手が「デカルトである」ことは、状況依存で規準的・一意的な定義は無理だろう、と言いました。色々な状況はあるでしょうが、ラックス対称モノイド関手に課す条件で、デカルト性条件の…

ワイヤーベンディングと条件化オペレーター

「ストリング図と相性が良いテンソル計算 2/2」において: マルコフ行列/マルコフテンソルのときは、確率に特有なワイヤーベンディング・オペレーターが登場します。それは条件化〈conditionalization〉オペレーターです。条件化オペレーターもワイヤーベン…

ストリング図と相性が良いテンソル計算 2/2

「ストリング図と相性が良いテンソル計算 1/2」の続きです。今回は、ベイズ確率やデータベースで実際に使う記述・計算を紹介します。$`\newcommand{\Idx}[2]{ {\scriptsize \begin{pmatrix} #1 \\ \downarrow\\ #2\end{pmatrix} } } %\newcommand{\IdxDU}[2]…

ストリング図と相性が良いテンソル計算 1/2

ストリング図とテンソル計算については、以下の過去記事で述べました。 ストリング図とテンソル計算: クソバカ丁寧編 上記過去記事では、律儀に愚直にテンソル計算する方法を説明しました。もっと素早く計算する方法があることは記しておきました。 ここま…

デカルト・モノイド関手は色々

「デカルト・モノイド圏のあいだの関手、そして自然変換」にて: デカルト圏をモノイド圏として定義したもの、つまり、デカルト・モノイド圏の定義はハッキリしています。が、デカルト・モノイド圏のあいだのデカルト構造を保つ関手、そのような関手のあいだ…

デカルト・モノイド圏のあいだの関手、そして自然変換

デカルト圏をモノイド圏として定義したもの、つまり、デカルト・モノイド圏の定義はハッキリしています。が、デカルト・モノイド圏のあいだのデカルト構造を保つ関手、そのような関手のあいだの自然変換の定義って、意外に目にしないですね。デカルト・モノ…

クリフォード代数・補遺:もっと簡単な例など

「幾何代数、クリフォード代数って何だ?」に少し追記・補足をしておきます。$`\newcommand{\G}{\mathcal{G}} \require{color} \newcommand{\Keyword}[1]{ \textcolor{green}{\text{#1}} }% \newcommand{\For}{\Keyword{For } }% \newcommand{\Define}{\Keyw…

幾何代数、クリフォード代数って何だ?

先日行われた「量子と古典の物理と幾何@オンライン」において、中村匡〈Tadas Nakamura 中村匡 (@gandhara16) | Twitter〉さん(面識はないのですが「さん」と呼ばせていただきます)が時空代数とかマルチベクトルとかを紹介されていて、面白そうだなと思い…