このブログの更新は Twitterアカウント @m_hiyama で通知されます。
Follow @m_hiyama

メールでのご連絡は hiyama{at}chimaira{dot}org まで。

はじめてのメールはスパムと判定されることがあります。最初は、信頼されているドメインから差し障りのない文面を送っていただけると、スパムと判定されにくいと思います。

[参照用 記事]

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

行列の圏のなかでモナドを探す

10日前に書いた記事「行列の圏のなかでモノイドを探す」のなかで: 「行列の係数を、ブール半環 B から取らないとウマくいかない」は間違いでした。僕が、別な事例と混同してました。係数は半環(一例:自然数半環)なら何でもいいです。 僕が混同していた「…

「モナド、双圏、変換手」への補遺

昨日の記事「モナド、双圏、変換手」を読み返して、幾つか補足したほうがいい点を見つけたので書きます。内容: 変換手は必要なのか? 弱〈weak〉の意味と使用法 双圏〈bicategory〉の意味と使用法 (n, k)-圏とn-圏 注意すべきこと 変換手は必要なのか?「モ…

モナド、双圏、変換手

モナドを、双圏の3-圏BICATの0-変換手〈0-transfor〉として解釈します。内容: モナドはモノイド? 双圏の3-圏 モナドとは 双圏とラックス関手 3-圏のホム2-圏 関手と変換手 図式の描き方 まとめ モナドはモノイド?以前、「モナドはモノイドだが、モノイド…

デカルト・タワーを求めて

マイクロコスモ原理、デカルト構造の無限タワーについて述べたことがあります(2018年)。 マイクロコスモ原理と構造の無限タワー デカルト構造の無限タワー: 怖がらずに登れ 構造の無限タワーが存在するのは確実で、我々は無限先送り論法(逆帰納法)を使…

2020年なのに、Webフォームの憂鬱

今って、2020年ですよね。6,7年前の2013年, 2014年に、「Webフォームが使いにくい」と文句をたれてたのですが、2020年の現在ならば、さすがにそんな酷いことはないだろう -- そう期待しますよね。だって、僕が指摘した問題点は、ごく簡単に修正できることで…

行列の圏のなかでモノイドを探す

今回もまた、セミナーへの補足を意図してますが、行列計算と圏の定義くらい知っていれば分かる話を書きます。(なので、このブログ。)最後の節は分からない話かも知れませんが、気にしないでください。前回の記事で、集合圏のなかでは、すべての対象(集合…

図式思考の例として、コモノイドについて考えてみる

セミナーでの話への補足なんですが、特別な話題ではなくて一般論なことなのでここに書きます。理解したり覚えたりする目的には、テキストで書かれた等式などは不向きであること、一方で具体的な表示・計算にはやはりテキストが有効であることを説明します。…

インデックスをできるだけ使わない共変微分計算

共変微分の接続係数が絡んだ計算を、インデックス〈添字〉無しで出来ないか? -- 行列成分/テンソル成分を表すインデックスの使用は抑えることが出来ます。成分にバラさないで、まるのまま計算すればいいからです。インデックスを使わないことと、基底を取…

圏にグロタンディーク流位相を与える方法

昨日の記事「グロタンディーク流サイトについて調べてみた」の続きです。内容: 色々な方法 使いやすい方法 開射の圏 まとめ 色々な方法集合Xがあるとき、Xに位相を載せる〈位相構造を与える〉標準的な方法は、開集合の集合 O⊆Pow(X) を特定することです。こ…

グロタンディーク流サイトについて調べてみた

サイト〈site〉とは、圏であり、その対象が位相空間のように扱える構造を備えたものです。“位相を持った圏”とも言われます。“サイト=位相を持った圏”はグロタンディークのアイディアですが、本来のグロタンディーク位相以外に、様々な変種があるので、それ…