如是我我聞

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中国から日本までの天台の系譜『仏教の思想 5 絶対の真理<天台>』 

『仏教の思想 5 絶対の真理<天台>』 田村 芳朗 (著), 梅原 猛 (著) 角川ソフィア文庫

 天台ってもともとは親鸞聖人も学んでいたのだから知っておかなくてはと思ってはいたが、中国から日本へとの流れを初めて知ったという感じ。

 梅原先生の文章というのはどこか論理より先に勢いや思いがちょっと先に出てる感じがあって、よかったりどうかなあと思ったり。これは好みがわかれるところじゃないかな。

 梅原先生のおかげか、なんだか最澄をとても人間的な存在として感じて読んだ。

 ちょっとメモっておいたところ。

仏に性悪があることによって、極悪人が悪をなし罪を犯すにいたった心情を理解することができ、ひいては救済の能力も出てくる。善のみで悪を知らないいわゆるの聖人君子や道学者では、悪人を救済することはできず、したがって仏の資格にふさわしいものではない。仏教がいわゆるの道徳にたいし批判をむける理由の一端が、ここに存するといえよう。

 ちょっと考えた。仏は一切智だから、善悪は関係なく知ってるってことかな。

 

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