急に母乳を飲まなくなる行動を「哺乳ストライキ」といいます。赤ちゃんの様子や月齢から、哺乳ストライキなのか卒乳*しようとしているのか、見極める必要があります。1歳になる前に、赤ちゃんが自然に自分から母乳を卒業することはめったにありません。
卒乳する準備が整ってくると食が進むようになり、水分をしっかりとり、何週間もまたは何ヵ月もかけて、少しずつ母乳を飲むことから離れていきます。
赤ちゃんがまだ6ヵ月で、これまでよく母乳を飲んでいたにもかかわらず、急に飲まなくなってしまったとしたら、それは卒乳の時期がきたというのではなく、おそらく「哺乳ストライキ」でしょう。「哺乳ストライキ」は、お母さんと子どもの両方につらいことですが、一時的なもので、また母乳を飲むようになります。
*卒乳:母乳を卒業すること、卒業させること。
赤ちゃんが飲まないことで、お母さんの乳房が張りすぎるのを避けるために、母乳をしぼるといいでしょう。それは同時に、母乳の量を維持するためにも必要です。「哺乳ストライキ」が1~2日以上続くようなときは、特にしぼっておくことが大切です。
赤ちゃんには、しぼった母乳をカップやスポイト、授乳用のシリンジ(注入器)、スプーンなどを使って飲ませることができます。哺乳びんを使うと、お母さんの乳房に戻りにくくなるので避けましょう。
(参考資料:『コップで授乳』 作成:母と子の育児支援ネットワーク)
「哺乳ストライキ」はさまざまな理由でおこります。よくある「哺乳ストライキ」のきっかけをあげてみましょう。思い当たることはありませんか?
リラックスして、授乳が赤ちゃんにとって楽しい時間になるように次のような工夫をしてはどうでしょうか。
赤ちゃんは決してお母さんを拒否しているわけではありません。赤ちゃんとの心豊かなおっぱい生活が1日も早く戻ってきますように……。
赤ちゃんが急におっぱいを飲まなくなったら、とてもつらい気持ちになりますね。そんなときに役立つ情報をまとめました。
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