ファミリーマートは30日、「ファミマTカード」のポイント付与の方法を7月5日から変更する。付与単位を現在の2倍の200円ごとに変えるとともに、前月の利用状況に応じて付与ポイント数が変動する方式に改める。これにより、常連客の拡大を図る。
同じTポイントカードを使うTSUTAYAでは、類似の方式をすでに導入している。
これまでファミマTカードでは一律100円ごとに1ポイントを加算、単位未満は切り捨てする方式だったが、これを200円ごと1~3ポイントを付与する方式に変更する。200円未満の買い物にはポイントは全くつかなくなる。
前月のファミマでの買い物総額により変動する付与率は、5千円未満なら200円ごとに1ポイント。5千円以上で1万5千円未満なら2ポイント、1万5千円以上なら3ポイントとする。
この中間の場合は現行と同じポイント付与レートになるが、実際には切り捨て幅が大きくなるため、付与ポイント数が減る場合もある。付与されたポイントは従来通り、1ポイント1円として使える。
また、現在はクレジット機能付きカードが基本だが、クレジット機能がない即時発行タイプも用意する。これにより、1年間でカード会員を2倍の1100万人超へと増やす計画だ。