ICHIROYAのブログ

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4、50代になってから買い叩かれないために僕が思う3つの大切なこと

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 ちょうど自分の退職後の体験談をふまえて、四十代、五十代になった元会社人がどうやったら自立できるかということを、次の本に書いているところだったので、この記事が胸に刺さった。

 

bylines.news.yahoo.co.jp

 記事では、四十才、五十才代の転職が、現実どれほど厳しいものかが書かれている。
 その処方箋となりそうなことを次の本では文章化できないかと努力している最中なのだが、まだまだ色々と悩んでいる。
 

「中年期に買い叩かれないため」にどういうスタンスで仕事をしたら良いのかということについて、いまのところ思っている大事な点はこんなところだ。


1.会社で全力をつくして、どうしても必要な人材となる
2.あまり綿密な計画をしても意味がない
3.時代の変化にみずから乗り込む

 
 ひとつは先の本に書かせていただいたように、今いる会社で全力をつくして、たとえ四十才、五十才でリストラの嵐が吹き荒れようと、リストラ候補者にならないようにすること。
 会社に勤めながら、万一のリストラに備えて、たとえば何か業務に関係のない資格をとるようなことは、かえって会社に注ぐべきエネルギーを無駄にして、リストラ候補になってしまうような気がする。
 もちろん、完全にその会社を辞める気で、中国語に取り組み3年後にペラペラになっているというようなことができるのであれば(普通の人には無理と思うが)、それはそれで良いと思うが。
 
  
 また、自分のスキルをどうやって選び、深めていくかということは、たぶんに運に左右されると思う。あるいは、自分の好きなこととか、得意なこととか。そういうことは、そのときにはキャリアアップにつながらないとしても、将来、いくつかのスキルの組み合わせが求められる仕事ができたりもする。
 自分に向きなものや自分の方向性がはっきりしている人は、計画的にスキルを積み上げていけば良いと思う。
 だが、それがあまり見えない人は、頭の中で綿密に計画するのではなく、その時、その場所で、たまたま求められたスキルを一生懸命勉強してみるとか、自分の好きなことをほそぼそとだが長く続けるとか、そういうことが、将来のキャリアアップのチャンスを広げるように思えるのだ。
 上に挙げた中国語にしても、たとえば、自社のお客様に中国の方が増えてきたのであれば、自主的に勉強をして、ペラペラにならないまでも会社の役に立つことができれば、会社にとっても自分にとってもプラスになる。
 はっきりした方向性が決まっていないのなら、そういう風にスキルを磨いていくのがもっとも能率的だと思うのだ。

 
 さて、もうひとつ、世の中の変化についていくことに熱心であるべきだと思う。
 二十年も三十年もかけてひとつのスキルを磨き専門家になったり、あるいは、会社が求めるままに管理職や保守の仕事をずっとすることになったら、それでなくても歳とともに人間は変化を嫌い新しいことを受け入れなくなるのに、その傾向に拍車がかかってしまう。
 専門知識を持っていることは大事だが、若い専門家はSNSや新しい生活スタイルをなんの困難もなく使いこなして、その道を追い上げてくる。
 キャリアの年数が圧倒的なスキルの専門度を決めるような分野であればそれでもかまわないが、たいていの場合、その専門分野もどんどん変わっていくし陳腐になってきたりする。そうやって、幸運にも(!)そのコアがなくならないにしても、活躍出来る範囲はどんどん後続の人に侵食されていく。
 新しい仕事は、「専門知識」x「新しいスタイルやツール」のところにはいつも生まれているので、その場に参加することができるのであれば、専門知識を磨いた人はいつでも良い仕事があるように思う。
 
*photo by Matthew G   Â