1月下旬に京都市伏見区に建つ藤森神社(ふじのもりじんじゃ)に参拝しました。
伏見区と言えば、伏見稲荷大社が有名ですが、藤森神社も古くから伏見の人々に親しまれてきた大きな神社です。
競馬の神さまとしても知られていることから、競馬関係者や競馬ファンのお参りも多いですね。
正月気分が残る境内
藤森神社の最寄り駅は、京阪電車の墨染駅です。
駅からは、北東に5分ほど歩くと南側の鳥居に到着します。
今回は、西側の鳥居から境内に入ることにしました。

西の鳥居
鳥居をまっすぐに進むと、南向きに本殿が建っています。

本殿
それでは、本殿にお参りをしましょう。
祀られている祭神は12柱と多いので、どんな願い事も聞いてもらえそうです。
勝運のご利益で有名な神社ですから、近々、競技に参加する予定がある方がお参りをしておくと力を発揮できそうですね。
競馬の神さまですから、競馬ファンの方は、京都競馬場で大きなレースが行われる前に参拝しておくのも良いでしょう。
本殿の前には紅白の幕がかかっていましたが、藤森七福神の後ろにも、初詣客が結んでいったと思われるおみくじがたくさんありました。

藤森七福神
この日は、参拝者は少なかったのですが、境内には初詣の雰囲気が残っていましたよ。
名水不二の水の近くにも、おみくじが結ばれていますね。

不二の水
不二の水は、汲むことができるので、藤森神社の参拝時にはペットボトルを持って行くと良いですよ。
手水鉢。

手水鉢
水がきらめいて神々しいです。
ちなみに藤森神社の手水鉢の下の台石は、石川五右衛門が宇治の十三重石塔から盗んできたものだと伝えられています。
手水屋の近くでは、赤色のサザンカの花がたくさん咲いていました。

サザンカ
散っている花も多かったのですが、見ごろでしたよ。
そして、ここにもおみくじが結ばれています。
境内の中央に建つのは、割拝殿です。

割拝殿
通常の拝殿とは異なり、中央が通路となっている珍しい拝殿です。
伏見区だと、御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)にも装飾がきれいな割拝殿がありますよ。
競馬の神さまが祀られている神社なので、境内には馬の像もあります。

馬
今にも走り出しそうな姿です。
奉納された絵馬も競馬の必勝祈願のものが多いですね。

絵馬
中には、合格祈願や学業成就の絵馬もあります。
藤森神社には、学問の神様の舎人親王(とねりしんのう)も祀られていますから、受験生は勝運をお願いするとともに合格祈願もしておきたいですね。
本殿の後ろに回りましょう。
ここにはいくつか末社が並んでいますが、今回は大将軍社を紹介しておきます。

大将軍社
大将軍社は、桓武天皇が平安京の鎮護のために四方に建立した神社です。
ここ藤森神社の大将軍社は、都の南を守護する社です。
小さいながらも、重要な役割を担っているのです。
本殿にお参りを済ませたことですから、そろそろ境内から出ましょう。
帰りは南の鳥居から出ます。

節分祭ののぼり
参道には、2月3日の節分祭ののぼりがたくさん立っていましたよ。
本殿近くの紅白の幕は、節分祭のために設置したものだったのかもしれませんね。
なお、藤森神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。