政府統計「信頼できる」100% 内閣府調査 これは嘘ニュースです
内閣府「政府統計信頼度調査」
「統計調査信頼度調査」は、内閣府が16年から3カ月ごとに行っている。9、10両日に行われた今年最初の調査は、厚生労働省が「毎月勤労統計調査」を不適切に行っていたことが発覚した直後だったが、前回調査と比べて信頼度への影響は見られなかった。
信頼度調査を行う内閣府は、国内で生産された財やサービスの付加価値を示すGDPも発表している。しかし近年、速報値と確報値に大きなずれがあることから、独自に統計を取ろうと生データの提供を求める日本銀行と対立している。内閣府では「政府統計に対する国民の信頼に揺らぎは見られない」として、今回の調査結果を根拠に、今後日銀との交渉を有利に運びたい考えだ。
政府統計信頼度調査は、1、4、7、10月の年4回、個人番号(マイナンバー)から無作為抽出した全国計3人を対象に調査票を郵送して行っている。「政府統計を信頼できますか」という質問に「はい」か「いいえ」で答える内容で、有効回答から3分の1を抽出した統計を四半期ごとに公表している。