Kyoko Shimbun 2016.06.16 News

ポスト舛添、アルファ碁が最有力 緊急世論調査 これは嘘ニュースです

アルファ碁は人間を超える「直観力」を身につけたとも言われる
 東京都の舛添要一知事(67)の辞職に伴い、本紙では15日、「次期都知事は誰がふさわしいか」について緊急の世論調査(電話)を実施した。次の都知事として最も期待を集めたのは、グーグルが開発した人工知能「アルファ碁」で、約7割の支持を獲得。与野党の後任候補選びに大きな影響を与えそうだ。

 舛添知事の辞職を受け、現在各党とも後任候補者の調整に入っているものとみられる。しかし、東京五輪招致をめぐる裏金疑惑や辞職のきっかけにもなった不適切な公金利用など「政治とカネ」に対する都民の目は一層厳しさを増していることから、クリーンな候補者選びは難航している。ある与党関係者は「四角い三角形を探すようなもの」とこぼす。

 本紙が15日、都内に住む有権者3千人を対象に行った緊急世論調査では、次の都知事にふさわしい人物として人工知能「アルファ碁」が71%で最も大きな支持を集めた。以下「空位」「特になし」「右に同じ」と続き、知事選に関する世論調査では、95年の調査開始以来初めて具体的な人物名が1人も挙がらなかった。

 また「アルファ碁」を選んだ理由(複数回答可)については、「金にセコくないから」(77%)が最も多く、「合理的な判断を下してくれそうだから」(52%)、「24時間働けるから」(46%)と続いた。昨今爆発的な進歩を遂げる人工知能への期待と、利権に流される人間への不信が高まった結果とみられる。

 アルファ碁を政治に活用することについて、人工知能と政治制度に詳しい京都大学人工政治学部の坂本義太夫教授は「江戸時代には『碁打ち衆』として幕府に仕えた棋士もおり、伝統的に政治と囲碁は近い関係にあった。異なるのはその主従関係が逆転した点のみだ」とその存在に一目置く。また「有権者もその場その場の気分に流され、感情的・非合理的に人を選ぶことが多い。今後は下手を打たないよう、アルファ碁の指示通りに投票するのが最善手ではないか」として、選挙制度のさらなる合理化も提案した。

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