親指変形する「パズドラ指」に注意呼びかけ これは嘘ニュースです
長時間のプレイによって伸びた「パズドラ指」
ゲームメーカー・ガンホーが2012年に発表した「パズドラ」は「ドロップ」と呼ばれる画面上のボールを動かす大ヒットパズルゲーム。同協会によると昨年以降、パズドラの利用者から「親指が伸びた」という症例報告が十数件、また「親指に関節が増えた」との報告も1件寄せられたという。
「パズドラ指」の原因と見られるのは、昨今のスマホの大型化だ。ゲームがリリースされた当時、スマホの画面サイズは片手操作が可能な4インチ程度だったが、現在では5~6インチが多くを占めるようになっている。アップル社が昨年発売したスマホの最新モデル「iPhone6 Plus」も5.5インチと大型だ。
当初は親指1本が操作の主流だったパズドラのドロップ操作も、大画面化に伴って両手やタッチペンを使った操作に移行したが、なおも片手操作にこだわった一部の古参ユーザーがパズドラ指になったものとみられる。中には7インチタブレットを片手で操作しようとして親指が12センチまで伸びた症例もあったが、患者は「不便しているのは合う手袋が見つからないくらい」と話しているという。
パズドラに詳しい京都大学生物学部の坂本義太夫教授(進化論)は「キリンが高いところにある木の葉を食べようとして首が伸びたような生物の進化過程が非常に短期間に起きたものとみられる。「人間やればできる」の見本のようなもの」と評価する。
同協会の調査では、パズドラ指のユーザーの多くが毎日26時間以上プレイしていたことから、24時間を超える長時間のプレイは控えるよう継続的に注意を呼びかけたいとしている。