QNAP リアルタイムリモートレプリケーション(RTRR)で遠隔地のバックアップ
QNAP2台あるので、もう1台を別の場所に置いてREAL-TIME REMOTE REPLICATION(以降RTRRとします)を試してみました
構成はこんな感じ
TS-219PII
↓ネット
TS-119PII
家庭内でバックアップをしないのは、万が一家事などで焼失してもデータをネット越しにバックアップしておくことでファイルの消失を防ぐためです。QNAPはamazon s3に転送することも出来ますが、お金と転送に時間もかかるので、もう一台用意してRTRRするのが現実的だと思います
バックアップ元(TS-219PII)の設定
Real-time Remote Replication (RTRR)の設定
バックアップ⇒バックアップサーバー⇒RTRRサーバー
リアルタイムリモートレプリケーションサーバーを有効にする
ポート番号
パスワード
リストからの接続だけを許可する
IPアドレスを入力
適用をクリック
※目安 125Kb/s → 1Mbps
速度制限が出来るのは、バックアップ元だけです
MyCloudNASサービス⇒自動ルータ構成
Remote Replication (port873,8899)にチェックを入れる
ポートを空けないと繋がらないので空けます
バックアップ先(TS-119PII)の設定
バックアップ⇒リモートレプリケーション⇒REAL-TIME REMOTE REPLICATION
レプリケーションジョブの作成
リモートフォルダからローカルフォルダへ
リモートフォルダからローカルフォルダにファイルを同期化します。
まとめ
転送にかかる時間は、ファイルの量と回線速度によります。大量のファイルを転送するには、プロバイダの制限に引っかからないように注意する必要があります(OCNなら30G/日とか)
バックアップのやり方(リアルタイムなのか時間によるのか)、バックアップフォルダの選択すべてバックアップ先に選択権があります。複数の拠点にファイルをバックアップする場合は、同期するフォルダをルールを決めてやりましょう
QNAPのRTRRは個人のバックアップには十分な機能が備わっていると思います(上位クラスのハードは企業用途ですし)。2箇所にQNAPを置いて相互に連携させておくと、火事や津波なの災害でもファイルが消えることが無いので安心です
RAID1よいです「TS-220」「TS-221」HS-210は清音モデル
値段の違いは
TS-x20シリーズ Marvell 1.6 GHz メモリ512M
TS-x21シリーズ Marvell 2.0 GHz メモリ1G
スペックの違いです
1ドライブモデル
HDDはWD Red
1TB,2TB,3TB,4TBの順です
参考:
第4回:最新ファームウェアでリアルタイムレプリケーション機能を試す
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/qnap/20110214_425673.html
Windows Serverから"最強NAS"に乗り換えるべきいくつかの理由 (2/2)
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1103/02/news015_2.html
Amazon S3 + Glacier + DragonDisk による低価格&高信頼性バックアップ環境の構築 (2 - 料金の考察)
http://blog.smart-pda.net/2013/02/amazon-s3-glacier-dragondisk-2.html
余談:
あまり1社のサービスに依存しすぎると消えた時怖いです、規約をよく理解して適度に使いましょう
Googleアカウントを消されてしまった話
http://blog.tappli.com/article/69534410.html
息子のムスコでGoogleアカウントを消去されないために
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=7282
関連する記事:5件
- qnap(TS-119PII)よりWarningメール届く (2015年07月06日)
- QNAP「TS-219P II」購入して「TS-119P II」より移行しました (2014年02月22日)
- QNAP用にWD Red NAS Hard Drive(WD20EFRX)購入 (2014年02月13日)
- QNAP NAS用のHDDを選ぶなら? (2013年12月04日)
- 1年運用したNAS QNAP TS-119P IIの感想など (2013年11月30日)