Kazuya Saito, PhD
Engineering Scientist
斉藤一哉
九州大学 大学院芸術工学研究院,准教授
【大学院進学希望者へ】
当研究室では2025年度の博士課程学生を募集しています.
【卒業研究配属を検討している3年生】
研究室見学希望者はメールでご連絡ください。
[k-saito(a)design.kyushu-u.ac.jp]
※斉藤一哉研究室では、現在事務補佐員を募集しています。 募集要項
(2024.11.25)
日本テレビの番組「所さんの目がテン!」(世界が注目!最先端技術にも使われる折り紙工学とは)に出演しました。
Tver(12/1まで無料)、Huluでも視聴可能です。
MY LATEST RESEARCH
城山工業株式会社,太陽工業株式会社と斜角型ハニカムパネルを共同開発しました.折紙工法によって,6角柱がパネル表面に対し45度傾いた斜角型ハニカムを製造,透明度の非常に高いECTFEフィルムを表面材に使っています.
ハニカム構造の幾何学的な美しさに加え,斜めの角度から見たときだけ向こう側が透過する斜角型ハニカムの特殊なブラインド効果が生まれています.現在,ペーパーラボFabスペースのパーティションに使用されています.
(写真,動画撮影:八代写真事務所)
昆虫の中で最もコンパクト折り畳むことができるハサミムシの後翅に見られる複雑な折り畳みパターンが極めてシンプルな幾何学的なルールで作図できることを明らかにした.幾何学的なルールが明らかになったことで,ハサミムシの折り畳みの優れた特性を,人工衛星用太陽電池パネルなどの宇宙展開構造や建築物から傘や扇子などの日用品まで,サイズや形状の異なる様々な製品に応用することが可能となる.さらに,化石記録を調査することで,この幾何学的ルールがペルム紀のハサミムシの近縁種と考えられる昆虫の翅の折り畳みにも適用可能であることが示された.