副次的(読み)フクジテキ

デジタル大辞泉 「副次的」の意味・読み・例文・類語

ふくじ‐てき【副次的】

[形動]ある事柄状態が、他のものに付随した存在であったり、従属した関係にあったりするさま。二次的。「副次的現象
[類語]派生的二次的二義的末梢的ベター増し次善まあまあそこそこまずまずセカンドベスト及第無難ほどほど捨てたものではない満更まんざらでもない瑣末さまつ枝葉枝葉末節些事さじ細事小事細かい細細しい煩瑣はんさ瑣瑣ささ区区ちょっとした取るに足りないたわいない何でもない愚にもつかぬ益体も無いらちも無い高が知れる些些ささ些細ささいささやかわずか幾ばくたかがいささかほんの有るか無きかちょっと一縷いちる一抹些少さしょう末節無駄事雑事微微つまらない無意味下らない問題外部分的卑小眇眇びょうびょうよし無いトリビアル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「副次的」の意味・読み・例文・類語

ふくじ‐てき【副次的】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ある事柄や状態が、他の本来のもの、または主要なものに対して、従属した関係、あるいは一段と劣った関係にあるさま。二次的。
    1. [初出の実例]「この悪さは頗る副次的な悪さである」(出典:李陵(1943)〈中島敦〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android