100周年事業の取り組み

阪神甲子園球場は、おかげさまで
2024年8月1日に開場100周年を迎えました。
本ページでは2022年8月から2024年12月にかけて
展開した「阪神甲子園球場100周年記念事業」
についてご紹介します。

100周年ロゴ・コンセプト・テーマ

100周年ロゴ 100周年ロゴ

コンセプト KOSHIEN CLASSIC
~感謝を、伝統を、次の100年へ~

様々な事業を通して、国内外の皆様に野球の聖地としての阪神甲子園球場の歴史と伝統を知っていただくとともに、次の100年に向けた成長のため、次世代育成や環境保全にもつながる事業を積極的に推進し、さらには、最高峰のスポーツ・エンタテインメントを誘致・開催するなど、野球に限らないスタジアムの新たな可能性を広げていくことで、「日本が世界に誇れる聖地」を目指した取り組みを展開しました。


キービジュアル

100周年を幅広い世代のファンと共有していこうと、甲子園にゆかりのある野球マンガ全9作品の協力により、各作品のキャラクターたちが大集合した特別なキービジュアルを作成し、各メディアで展開しました。

また、各作品から厳選された甲子園にまつわる名シーン・名セリフで構成した、コラボ短編動画「阪神甲子園球場100周年記念マンガコラボムービー」も制作。
「ライバル篇」や「奇跡篇」など計7本の動画を制作し、作品を通じて多くのファンの心に刻まれてきた記憶と感動を呼び起こすとともに、甲子園の魅力を発信しました。

キービジュアル コラボ9作品:『ドカベン』『巨人の星』『タッチ』『H2』『MIX』
『ダイヤのA』『ダイヤのA actⅡ』『プレイボール』『ROOKIES』

『ドカベン』©水島プロダクション 『巨人の星』© 梶原一騎・川﨑のぼる/講談社 『ダイヤのA』©寺嶋裕二/講談社 『ダイヤのA actⅡ』© 寺嶋裕二/講談社 『タッチ』© あだち充/小学館 『H2』© あだち充/小学館
『MIX』©あだち充/小学館 ゲッサン 『プレイボール』©ちばあきお/集英社 『ROOKIES』©森田まさのり・スタジオヒットマン/集英社


100周年事業の取り組み

2022

8月1日
阪神甲子園球場100周年事業 開始

「元祖甲子園のアイドル」太田幸司氏をゲストにお迎えし事業発表会を開催。キービジュアルやマンガコラボムービー、100周年事業の概要などを発表しました。

100周年記念ラッピングトレイン 運行開始

名作野球マンガのキャラクターや、甲子園の歴史を辿る数々の写真で阪神電車を彩った「記念ラッピングトレイン」の出発式を甲子園駅で開催しました。

あなたと創る甲子園100メモリーズ 募集開始

甲子園に来場された皆様の思い出の写真を募集・紹介する「あなたと創る甲子園100メモリーズ 」企画を始動。ご応募いただいた写真は、特設サイトやラッピントレイン車内、球場・駅の装飾等で紹介しました。

11月20日・12月11日・2023年1月15日
阪神甲子園球場100周年記念講座
100年前のボールパーク ~知られざる甲子園の歴史~ 実施

講師に、武庫川女子大学名誉教授・丸山健夫先生をお招きし、阪神甲子園球場の誕生秘話から甲子園エリア一帯の開発など、阪神電鉄が100年前に取り組んでいたスポーツとレジャーのまちづくりを様々な角度から紹介する講座を2022年末から全3回実施しました。

12月10日・11日
MIZUNO BASEBALL DREAM CUP Jr.Tournament2022 開催

次の100年に向けた野球振興や次世代育成への貢献を目的に、阪神甲子園球場のオフィシャルスポンサーである「ミズノ株式会社」が主催する少年野球の全国大会「MIZUNO BASEBALL DREAM CUP Jr.Tournament2022」の全国大会ファイナルラウンドを、2022年12月10日(土)・11日(日)に阪神甲子園球場で初めて開催しました。

2023

6月11日
甲子園ブラスバンドフェスティバル2023 開催

高校野球では、グラウンドの選手を鼓舞し、スタンドとの一体感をもたらしてくれるブラスバンド。普段は応援する側の吹奏楽部が甲子園の主役となるイベントを開催しました。高校野球の強豪校だけでなく、野球での甲子園出場とは縁の遠いマーチングバンド部など、全国から全8校、総勢約800名の高校生が参加し、甲子園ならではのステージを披露しました。

8月1日
100周年カウントダウンイベント 開催

開場から99年を迎えた2023年8月1日に、カウントダウンイベントとして、総勢約 4,000名の西宮市在住の小中学生と保護者による人文字を完成させたほか、ゲスト・福留孝介氏によるトークセッションやカウントダウンボードのお披露目を行いました。

9月13日
阪神甲子園球場100周年記念事業応援ソング
ベリーグッドマン「CLASSIC」ミュージックビデオ 公開

100周年記念事業のアンバサダーアーティストを務めたベリーグッドマンが阪神甲子園球場のために書き下ろした楽曲「CLASSIC」をリリース。球場で撮影されたミュージックビデオが公開されました。

11月18日
ベリーグッドマン~甲子園 LIVE 2023~ 開催

ベリーグッドマン結成10周年・阪神甲子園球場100周年を記念して、ベリーグッドマン念願の阪神甲子園球場でのワンマンライブが開催されました。

12月9日・10日
MIZUNO BASEBALL DREAM CUP Jr.Tournament2023 開催
12月23日・24日
FLAT ARK 2023 開催

世界17か国、総勢100名のライダーが集う「BMXフラットランド」の世界大会「FLAT ARK (フラットアーク) 2023」を開催。注目を集めるアーバンスポーツの分野で、「世界一を決める場」に挑戦しました。

2024

1月4日
球場正面記念装飾 完成

球場正面のイルミネーション装飾が完成。7・8号門エントランスや球場外周、駅前広場等にも装飾を施しました。

2月21日
100周年記念「アサヒクラシック」を限定発売

100周年を記念して、「100年前の味わいを当時の処方を元に再現した生ビール『アサヒクラシック』(製造元:アサヒビール株式会社)」の発売を発表。プロ野球の阪神甲子園球場開幕日(4月9日)から甲子園限定で販売しました。

3月13日
阪神甲子園球場×株式会社モリサワ
100周年記念共同プロジェクト 『甲子園フォント』制作決定

2024年に同じく100周年を迎えた株式会社モリサワとの共同プロジェクトとして、スコアボードで使用してきた伝統の「甲子園文字」を受け継いだ『甲子園フォント』の制作、デジタルフォント化を発表。同フォントは、2025年シーズンから阪神甲子園球場のスコアボードで使用されます。

3月15日
100周年記念 リアル謎解きゲーム 「甲子園球場100年の謎」が開始

阪神甲子園球場周辺エリアと甲子園歴史館内に仕掛けられた謎を解きながらゴールを目指す人気の体験型イベント、リアル謎解きゲームを開催。甲子園100年の歴史とともに、甲子園エリア一帯の様々な魅力に触れられる内容で、多くの方にご参加いただきました。

3月18日
第96回選抜高等学校野球大会 開幕

センバツ100年×阪神甲子園球場100周年記念として、開会式来場者に「甲子園の土」が入ったキーホルダーを配布しました。

3月20日
『甲子園百年辞典』 公開

「魔物」「怪物」「最後の夏」など、阪神甲子園球場にまつわる100の言葉を辞典形式で紹介。阪神電車2編成の中吊り広告をジャックするなど、歴史とドラマを「言葉」で振り返りました。

6月11日
甲子園ブラスバンドフェスティバル2024 開催

2023年に引き続き2回目の開催。前回を超える全10校が出場し、野球応援だけでなく、マーチングやチアリーディングなど、各校それぞれの特色を活かした魅力あるパフォーマンスを披露しました。

6月26日
ハローキティ50周年×阪神甲子園球場100周年 
「みんななかよくナイター」 開催

株式会社サンリオのハローキティが50周年、阪神甲子園球場が100周年を迎えることを記念して、対中日ドラゴンズ戦において「ハローキティ50th みんななかよくナイター」を開催しました。当日はハローキティが来場し、ファーストピッチセレモニーやイニング間イベントに登場し会場を盛り上げました。

7月13日
「TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2024 SUN CUE 4 OAR阪神甲子園球場」 開催

1991年から2015年まで25年連続で夏のライブを行ってきたTUBEが、阪神甲子園球場で26回目となるスタジアムライブを開催。9年ぶりの復活ライブに3万人の観客が熱狂しました。

7月21日
台湾オールスターにて、阪神甲子園球場長が始球式を実施

中華職業棒球大連盟(CPBL)が開催した台湾プロ野球のオールスターゲームにおいて、阪神甲子園球場長の向井格郎による始球式を行いました。当日は、映画『KANO 1931 海の向こうの甲子園』とのタイアップ動画を大型ビジョンで放映したほか、CPBL35周年と阪神甲子園球場100周年のロゴ入りクリアファイルを来場者へ配布しました。

7月30日~8月1日
KOSHIEN CLASSIC SERIES~100thAnniversary~ 開催

7月30日から8月1日までの阪神対巨人3連戦を「KOSHIEN CLASSIC SERIES」と銘打ち、開場100周年記念シリーズとして開催。日程別にテーマを設け、テーマに沿ったイベントや演出、来場者プレゼント等を実施しました。

KOSHIEN CLASSIC SERIES
  • 試合前セレモニーを球場全体が
    舞台となるスケールで開催
    (2024年8月1日)
  • 豪華出演者による記念撮影
    (2024年8月1日)
  • 往年の打者によるレジェンド記念打席を実施
    (2024年7月30日)
  • 少年少女200名による
    100球ファーストピッチを実施
    (2024年7月31日)
8月6日
第106回全国高等学校野球選手権大会 開幕

第96回選抜高等学校野球大会に引き続き、開場100周年記念として、開会式来場者に「甲子園の土」が入ったキーホルダーを配布しました。

9月14日~11月24日
野球殿堂博物館 企画展
「阪神甲子園球場 100年のあゆみ」開催

甲子園球場開場100周年を記念した企画展「阪神甲子園球場 100年のあゆみ」が、東京ドーム内の野球殿堂博物館で開催され、「球場模型」や「スコアボードの選手名板」など甲子園歴史館所蔵の資料が展示されました。

11月7日
第68回 西宮市中学校連合体育大会

地元西宮市の市立中学校による連合体育大会「第68回 西宮市中学校連合体育大会」を開催。開場100周年を記念して、生徒による人文字「KOSHIEN 100」が披露されました。

12月1日
MIZUNO BASEBALL DREAM CUP Jr.Tournament2024 開催
12月8日
日本将棋連盟×阪神甲子園球場 100周年記念対局
開催

阪神甲子園球場と同じく2024年に100周年を迎えた公益社団法人日本将棋連盟との記念事業として、藤井聡太竜王・名人と羽生善治九段による100周年記念対局を阪神甲子園球場の「貴賓室」で開催。当日は3,800人のお客様にお越しいただき、バックスクリーンビジョンで夢の対局を観戦しました。

12月21日~26日
阪神甲子園球場100周年フィナーレ企画
ナイターグラウンド見学会 supported by Panasonic 開催

Panasonic様のご協力のもと、ナイター照明等で装飾した夜の阪神甲子園球場のグラウンドを周回できるイベントを開催。100周年ロゴを電飾等で表現するなど光の演出で100周年事業を締めくくりました。


100周年記念
スペシャルインタビュー

阪神甲子園球場にゆかりのある方々に、思い出や球場への想いなどを語っていただいた「100周年記念 スペシャルインタビュー」企画。
素敵なコメントの一部をご紹介します。

こんなに選手と観客が一体になれる球場は、 ここ以外にはない

山下 智茂

やっぱり一番の球場やろうね、
甲子園は

岡田 彰布

良いプレーをすれば割れんばかりの拍手がわき起こる
選手と観客の一体感と言うのでしょうか、
本当に、甲子園球場は選手を育てる球場だ

吉田 義男

美しい芝に黒土、迫力のあるスタンド…。
甲子園って一度行くと、その素晴らしさが必ずわかるもの

松井 秀喜

私にとって一番の自慢の場所また何かひとつ新たなものを
“背負ってから”ここに帰ってきたい

あいみょん