GPUの基本!GeForceの種類と性能の見方や比較方法は?
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『GeForceシリーズの性能の見方を理解して比較してみよう』(最終更新:2016年9月)
以前、「グラフィックボードの種類と性能の違い」で、ビデオチップ(GPU)にはブランドがあり、その一つに「NVIDIAのGeForceシリーズ」というものがあると説明しました。
このGeForceシリーズはいろいろな種類に分かれているので、各製品の性能の違いがよくわからないという人も多いと思います。←私
どのような違いがあるのかを把握しておけば、グラフィックボードを選ぶ際も比較的スムーズに選べるようになるかもしれません。そこで今回は、GeForceシリーズの種類と性能の違いについてまとめました。
まず、GeForceシリーズの性能を判断する方法には、製品名を確認するという方法があります。たとえば、
◆A:GeForce GTX 780
◆B:GeForce GTX 750
の2つのうちどちらの性能が上なのかを、これらの製品名から知ることができるわけです。
これはある一定のルールに基づいて名前がつけられているので、その規則を理解しておくことで判別できるようになります。そのルールというのが以下の4つです。
◆世代内の等級・・・アルファベット(GTX>GT>GTS>GS>G>無印)
◆世代・・・数字三桁の最初の数字
◆同世代内での性能差・・・下二桁(80>70>60>50>40>30>20>10)
◆同型番内での性能差・・・数字の後ろのアルファベッド(Ti>無印)
世代は、数字が大きいほど新機種であることを意味します。各( )内は左に行くほど上位型で、右に行くほど廉価版を意味します。
これをもとに先程の「GeForce GTX 780」の名前を分解してみると、
◆等級(クラス)・・・GTX
◆世代・・・7
◆性能指標1・・・80
◆性能指標2・・・無印
となり、第7世代の最上位ということがわかります。もっとわかりやすいように、具体的な性能差を以下にまとめると、
◆GTX・・・ハイエンド(最上級)
◆GT/GTS・・・パフォーマンス(上級)
◆GS・・・メインストリーム(中級)
◆G/無印・・・ローエンド(下級)
◆90~80・・・上位
◆70~60・・・中位
◆50~00・・・下位
となります。このことから、先程出てきたAとBの製品の性能を見極めてみましょう。
◆A:GeForce GTX 780
◆B:GeForce GTX 750
どちらも「GTX」クラスの「第7世代」ですね。違いは性能指標の「80」「50」というところです。これは世代間での優劣を表していて、「80」は上位、「50」は中位となるので、「GeForce GTX 780」の方が性能が上ということがわかります。簡単ですね。
最近のGeForce製品はこのように表記されているので、この方法で製品名から性能の優劣を知ることができます。
ただし、注意しなければならないのは、旧世代の製品名はこのルールが少し違うという点です。(旧世代というのはGeForce 9シリーズ以前を指します。下で詳しく書きます。)
では、これについても詳しく見ていきましょう。
旧世代の製品名は以下のような書かれ方をしていました。
◆C:GeForce 9800 GTX
◆D:GeForce 6800 LE
一番後ろにあった数字が真ん中に来て、真ん中にあったアルファベッドが後ろに来ていますよね。それぞれの持つ意味は、
◆世代・・・数字四桁の最初の数字
◆世代内の等級・・・数字四桁の二つ目の数字
◆バージョン・・・数字四桁の下二桁
◆性能指標・・・アルファベット(Ultra>GTX>GT>GTS>GS>(記号なし)>LE>SE)
となります。単純に数字が大きいほど高性能です。アルファベット部分も左のものほど上位型で、右のものほど廉価版になります。たとえば、先程の「GeForce 9800 GTX」では、
◆世代・・・9
◆等級(クラス)・・・8
◆バージョン・・・00
◆性能指標・・・GTX
となります。具体的な性能差は、
◆クラス9~8・・・ハイエンド(上級)
◆クラス7~6・・・メインストリーム(中級)
◆クラス5~0・・・ローエンド(下級)
◆Ultra/GTX・・・最高位
◆GT/GTS・・・上位
◆GS/(記号なし)・・・中位
◆LE/SE・・・下位
です。旧製品の場合はこのルールをもとに識別していきます。これをもとに先程出てきたCとDの製品の性能を見極めてみましょう。
◆C:GeForce 9800 GTX
◆D:GeForce 6800 LE
この場合はC製品の方が数字が大きいので、単純にこちらが高性能であることがわかりますね。
では次に、どのような種類の製品があるのかザックリと見てみましょう。
まず、GeForceの製品はデスクトップ向けとノートパソコン向けの2種類に分かれ、そこからさらに各世代ごとに枝分かれしています。
たとえば、デスクトップ向けだと以下のようなものです。ちなみに製品名に書かれている「Series」というのは「世代」のことです。
◆GeForce 256(1999年)
◆GeForce 2(2000年)
◆GeForce 3(2001年)
◆GeForce 4(2002年)
◆GeForce FX(2002年)
◆GeForce 6 Series(2004年)
◆GeForce 7 Series(2005~2007年)
◆GeForce 8 Series(2006~2007年)
◆GeForce 9 Series(2008年)
----------
◆GeForce 100 Series←製品名ルール変更
◆GeForce 200 Series(2008~2009年)
◆GeForce 300 Series
◆GeForce 400 Series(2010~2011年)
◆GeForce 500 Series(2010~2012年)
◆GeForce 600 Series(2012年)
◆GeForce 700 Series(2013~2014年)
◆GeForce TITAN Series(2013~2015年)
◆GeForce 900 Series (2014~2015年)
◆GeForce 10 Series (2016年~)
たとえば、あなたが買おうとしているパソコンの仕様欄に「Wikipedia:GeForce GTX 770」のGPUが搭載されていると書かれていたとしましょう。
製品名からある程度推測できますが、もっと具体的に知りたい時は「GeForce 700 Series」の詳細を確認して、性能を比較しながら考慮するわけです。性能を考慮する方法については「グラフィックボードの基本!選び方と注意点」を参考にしてください。
以下のノートパソコンの向けの製品も同様です。
ちなみに製品名に書かれている「M」というのは、移動や携帯のできる端末を意味する「Mobile」を意味します。つまり、ノートパソコン用ということです。
◆GeForce 2 Go Series
◆GeForce 3 Go Series
◆GeForce 4 Go Series
◆GeForce FX Go Series
◆GeForce Go 6 Series
◆GeForce Go 7 Series
◆GeForce 8 M Series
◆GeForce 9 M Series
----------
◆GeForce 100 M Series←製品名ルール変更
◆GeForce 200 M Series
◆GeForce 300 M Series
◆GeForce 400 M Series
◆GeForce 500 M Series
◆GeForce 600 M Series
◆GeForce 700 M Series
◆GeForce 800 M Series
◆GeForce 900 M Series
もし、ノートパソコンのGPUに「GeForce GTX 765M」 という製品が搭載されていたら、先程と同じように「Wikipedia:GeForce 700 M Series」の細かな性能を比較して選んでいくようにするわけです。
Wikipediaには過去の世代の性能なども細かく掲載されているので、購入する際は確認してみると良いかもしれません。もし載っていない場合は、販売しているパソコンメーカーのWebサイトで確認してみましょう。
たとえば、DELLのパソコンを買うのであれば、DELLのWebサイトで説明がなされていると思います。
ちなみに業務用のGPUには「Quadro」というものもあります。必要に合わせて選んでみるといいかもしれません。
でも、グラフィックボードは選ぶのも一苦労なので、どれを選択すればいいのか迷う方もいると思います。
もっと簡単にグラフィックボード搭載のパソコンを選びたい人は、DELLやHPなどの大手メーカーから出ているパソコンから選ぶようにすると目的に合ったものを簡単に見つけられるでしょう。(Amazon:ゲーミングPC・関連アクセサリ)
なぜなら、ゲームをするための専用のパソコン(ゲーミングPC)から、クリエイティブのプロが使う本格的なものまで幅広く用意されているからです。
たとえば、DELLなら「動画像の編集」や「ゲーム」に適したデスクトップPCやノートPCが豊富に用意されていますし、グラフィックボードの選択肢もかなり絞られているので悩むことなく選べるはずです。比較的安価な価格で手に入れられるのも嬉しいですね。
パソコンの購入を考えている方は、選択肢の一つに入れておくと良いかもしれません。ちなみにDELLの製品については、「DELLパソコンの特徴は?」でまとめましたので、こちらで理解を深めてみてください。
もちろん、他のメーカーからもさまざまな製品が出ているので一緒に比較してみることをお勧めします。(Amazonなら品揃えも豊富:ゲーミングPC・関連アクセサリ)
NVIDIA GeForceの種類と性能の違いについてはこんな感じです。グラフィックボード選びは大変に感じると思いますが、ポイントを押さえて目的に合ったものを選ぶようにすると購入後も快適に使えると思います。
基本的な知識があれば初心者でも購入できるので、この機会のきちんと学び理解して、納得のいくパソコンを費用を抑えて手に入れてみると良いかもしれません。詳しくは、「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」でまとめましたのでこちらを参考にしてください。
以前、「グラフィックボードの種類と性能の違い」で、ビデオチップ(GPU)にはブランドがあり、その一つに「NVIDIAのGeForceシリーズ」というものがあると説明しました。
このGeForceシリーズはいろいろな種類に分かれているので、各製品の性能の違いがよくわからないという人も多いと思います。←私
どのような違いがあるのかを把握しておけば、グラフィックボードを選ぶ際も比較的スムーズに選べるようになるかもしれません。そこで今回は、GeForceシリーズの種類と性能の違いについてまとめました。
GeForceシリーズの種類と性能の違いは?
まず、GeForceシリーズの性能を判断する方法には、製品名を確認するという方法があります。たとえば、
◆A:GeForce GTX 780
◆B:GeForce GTX 750
の2つのうちどちらの性能が上なのかを、これらの製品名から知ることができるわけです。
これはある一定のルールに基づいて名前がつけられているので、その規則を理解しておくことで判別できるようになります。そのルールというのが以下の4つです。
◆世代内の等級・・・アルファベット(GTX>GT>GTS>GS>G>無印)
◆世代・・・数字三桁の最初の数字
◆同世代内での性能差・・・下二桁(80>70>60>50>40>30>20>10)
◆同型番内での性能差・・・数字の後ろのアルファベッド(Ti>無印)
世代は、数字が大きいほど新機種であることを意味します。各( )内は左に行くほど上位型で、右に行くほど廉価版を意味します。
これをもとに先程の「GeForce GTX 780」の名前を分解してみると、
◆等級(クラス)・・・GTX
◆世代・・・7
◆性能指標1・・・80
◆性能指標2・・・無印
となり、第7世代の最上位ということがわかります。もっとわかりやすいように、具体的な性能差を以下にまとめると、
◆GTX・・・ハイエンド(最上級)
◆GT/GTS・・・パフォーマンス(上級)
◆GS・・・メインストリーム(中級)
◆G/無印・・・ローエンド(下級)
◆90~80・・・上位
◆70~60・・・中位
◆50~00・・・下位
となります。このことから、先程出てきたAとBの製品の性能を見極めてみましょう。
◆A:GeForce GTX 780
◆B:GeForce GTX 750
どちらも「GTX」クラスの「第7世代」ですね。違いは性能指標の「80」「50」というところです。これは世代間での優劣を表していて、「80」は上位、「50」は中位となるので、「GeForce GTX 780」の方が性能が上ということがわかります。簡単ですね。
最近のGeForce製品はこのように表記されているので、この方法で製品名から性能の優劣を知ることができます。
ただし、注意しなければならないのは、旧世代の製品名はこのルールが少し違うという点です。(旧世代というのはGeForce 9シリーズ以前を指します。下で詳しく書きます。)
では、これについても詳しく見ていきましょう。
旧世代製品における性能の見分け方は?
旧世代の製品名は以下のような書かれ方をしていました。
◆C:GeForce 9800 GTX
◆D:GeForce 6800 LE
一番後ろにあった数字が真ん中に来て、真ん中にあったアルファベッドが後ろに来ていますよね。それぞれの持つ意味は、
◆世代・・・数字四桁の最初の数字
◆世代内の等級・・・数字四桁の二つ目の数字
◆バージョン・・・数字四桁の下二桁
◆性能指標・・・アルファベット(Ultra>GTX>GT>GTS>GS>(記号なし)>LE>SE)
となります。単純に数字が大きいほど高性能です。アルファベット部分も左のものほど上位型で、右のものほど廉価版になります。たとえば、先程の「GeForce 9800 GTX」では、
◆世代・・・9
◆等級(クラス)・・・8
◆バージョン・・・00
◆性能指標・・・GTX
となります。具体的な性能差は、
◆クラス9~8・・・ハイエンド(上級)
◆クラス7~6・・・メインストリーム(中級)
◆クラス5~0・・・ローエンド(下級)
◆Ultra/GTX・・・最高位
◆GT/GTS・・・上位
◆GS/(記号なし)・・・中位
◆LE/SE・・・下位
です。旧製品の場合はこのルールをもとに識別していきます。これをもとに先程出てきたCとDの製品の性能を見極めてみましょう。
◆C:GeForce 9800 GTX
◆D:GeForce 6800 LE
この場合はC製品の方が数字が大きいので、単純にこちらが高性能であることがわかりますね。
では次に、どのような種類の製品があるのかザックリと見てみましょう。
NVIDIA GeForceの製品の種類は?
まず、GeForceの製品はデスクトップ向けとノートパソコン向けの2種類に分かれ、そこからさらに各世代ごとに枝分かれしています。
たとえば、デスクトップ向けだと以下のようなものです。ちなみに製品名に書かれている「Series」というのは「世代」のことです。
◆GeForce 256(1999年)
◆GeForce 2(2000年)
◆GeForce 3(2001年)
◆GeForce 4(2002年)
◆GeForce FX(2002年)
◆GeForce 6 Series(2004年)
◆GeForce 7 Series(2005~2007年)
◆GeForce 8 Series(2006~2007年)
◆GeForce 9 Series(2008年)
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◆GeForce 100 Series←製品名ルール変更
◆GeForce 200 Series(2008~2009年)
◆GeForce 300 Series
◆GeForce 400 Series(2010~2011年)
◆GeForce 500 Series(2010~2012年)
◆GeForce 600 Series(2012年)
◆GeForce 700 Series(2013~2014年)
◆GeForce TITAN Series(2013~2015年)
◆GeForce 900 Series (2014~2015年)
◆GeForce 10 Series (2016年~)
たとえば、あなたが買おうとしているパソコンの仕様欄に「Wikipedia:GeForce GTX 770」のGPUが搭載されていると書かれていたとしましょう。
製品名からある程度推測できますが、もっと具体的に知りたい時は「GeForce 700 Series」の詳細を確認して、性能を比較しながら考慮するわけです。性能を考慮する方法については「グラフィックボードの基本!選び方と注意点」を参考にしてください。
以下のノートパソコンの向けの製品も同様です。
ちなみに製品名に書かれている「M」というのは、移動や携帯のできる端末を意味する「Mobile」を意味します。つまり、ノートパソコン用ということです。
◆GeForce 2 Go Series
◆GeForce 3 Go Series
◆GeForce 4 Go Series
◆GeForce FX Go Series
◆GeForce Go 6 Series
◆GeForce Go 7 Series
◆GeForce 8 M Series
◆GeForce 9 M Series
----------
◆GeForce 100 M Series←製品名ルール変更
◆GeForce 200 M Series
◆GeForce 300 M Series
◆GeForce 400 M Series
◆GeForce 500 M Series
◆GeForce 600 M Series
◆GeForce 700 M Series
◆GeForce 800 M Series
◆GeForce 900 M Series
もし、ノートパソコンのGPUに「GeForce GTX 765M」 という製品が搭載されていたら、先程と同じように「Wikipedia:GeForce 700 M Series」の細かな性能を比較して選んでいくようにするわけです。
Wikipediaには過去の世代の性能なども細かく掲載されているので、購入する際は確認してみると良いかもしれません。もし載っていない場合は、販売しているパソコンメーカーのWebサイトで確認してみましょう。
たとえば、DELLのパソコンを買うのであれば、DELLのWebサイトで説明がなされていると思います。
ちなみに業務用のGPUには「Quadro」というものもあります。必要に合わせて選んでみるといいかもしれません。
でも、グラフィックボードは選ぶのも一苦労なので、どれを選択すればいいのか迷う方もいると思います。
もっと簡単にグラフィックボード搭載のパソコンを選びたい人は、DELLやHPなどの大手メーカーから出ているパソコンから選ぶようにすると目的に合ったものを簡単に見つけられるでしょう。(Amazon:ゲーミングPC・関連アクセサリ)
なぜなら、ゲームをするための専用のパソコン(ゲーミングPC)から、クリエイティブのプロが使う本格的なものまで幅広く用意されているからです。
たとえば、DELLなら「動画像の編集」や「ゲーム」に適したデスクトップPCやノートPCが豊富に用意されていますし、グラフィックボードの選択肢もかなり絞られているので悩むことなく選べるはずです。比較的安価な価格で手に入れられるのも嬉しいですね。
パソコンの購入を考えている方は、選択肢の一つに入れておくと良いかもしれません。ちなみにDELLの製品については、「DELLパソコンの特徴は?」でまとめましたので、こちらで理解を深めてみてください。
もちろん、他のメーカーからもさまざまな製品が出ているので一緒に比較してみることをお勧めします。(Amazonなら品揃えも豊富:ゲーミングPC・関連アクセサリ)
NVIDIA GeForceの種類と性能の違いについてはこんな感じです。グラフィックボード選びは大変に感じると思いますが、ポイントを押さえて目的に合ったものを選ぶようにすると購入後も快適に使えると思います。
基本的な知識があれば初心者でも購入できるので、この機会のきちんと学び理解して、納得のいくパソコンを費用を抑えて手に入れてみると良いかもしれません。詳しくは、「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」でまとめましたのでこちらを参考にしてください。
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