PCの基本!Dynabookパソコンの特徴は?わかりやすく解説
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『国内屈指のシェア&業界トップクラスの映像技術』(最終更新:2019年1月)
1985年、東芝は現在のノートパソコンにあたるラップトップPC(T1100)という製品を発売して欧米市場で成功を収めることになるのですが、その後も小型化・省電力化を追求しつつ技術を蓄積していき、1989年には現在のブランド名である「dynabook(ダイナブック)」の名称を使用した製品を市場に投入します。
ここから東芝dynabookというブランドの歴史が始まるのですが、このパソコンは瞬く間に世界のパソコン市場を席巻し、1994年から2000年まで7年連続世界シェア1位を獲得するという快挙を成し遂げます。
世界のノートパソコン市場を牽引していた時代から30年という長きにわたり、薄型・軽量・省電力・堅牢性を追求しながら開発を続け、利用者の使いやすさを形にした結晶とも言えるのが、現在のdynabookブランドです。
東芝は液晶テレビの「REGZA」を開発した企業でもあるのですが、映像の美しさはもちろん、高音質スピーカーも搭載しているパソコンを市場に投入しているので、映画や音楽などもこれひとつで楽しみたいというときには魅力的に感じると思います。デザインや使い勝手も良く、価格も日本メーカーの中では安価に購入できるのも嬉しいですね。
私もdynabookのノートパソコンを1台所有していますが、値段の割には性能もよく、高品質なのでとても快適に使えています。
主に映画や音楽を楽しむために使っているのですが、スピーカーを別途購入する必要もなかったので、デスク上のスペースも節約できますし、ソファーやベッドにも気軽に持ち運んで楽しめるのは助かります。高性能のスピーカーが搭載されているノートパソコンを選びたいときは、dynabookは良い選択肢だと思います。
dynabookはラインナップが豊富なので、どれを選べばよいか迷ってしまうかもしれませんが、以下の3つに分けると自分に合ったパソコンを選びやすくなると思います。(Amazonなら品揃えも豊富:dynabook)
1.スタンダードノートPC(据え置きに適したタイプ)
2.モバイルノートPC(持ち運びに適したタイプ)
3.2in1 モバイルノートPC(ノートPCとタブレットの両方で使える)
他のパソコンメーカーではシリーズ名が毎年同じなので「○○シリーズ」といった分け方ができるのですが、dynabookの場合は名称が変わることがあるので、上記のような分け方をすると混乱しなくて済むと思います。
一つ目のスタンダードノートPCは、ノートパソコンとしては大きくて重量もありますし、バッテリーの消費も早いので、机などに据え置きで使うのがよいタイプの製品です。画面が大きいので仕事の際も作業しやすいですし、プライベートでは映画や動画などを鑑賞するのにも向いています。モバイルノートPCに比べると購入費用も抑えられますし、機能や性能などが充実しているのも助かりますね。DVDやBlu-rayなどに対応した光学ドライブを搭載しているものも多いので、これらのメディアを使う際も困ることはありません。外に持ち運ぶことが少ないのであれば、こちらをを選ばれることをお勧めします。(2018年10月現在の名称はAZシリーズです。)
一方、外へ持ち出すことが多いのであれば、二つ目のモバイルノートPCを選ぶべきです。据え置きタイプのものと比べるとサイズも小さくなり、軽量化が図られているので持ち歩くのも苦になりません。堅牢性も確保されているので、ぶつけたり落としたりしても壊れにくい設計になっているので安心です。バッテリーの駆動時間も長いので、外出先で頻繁に充電を迫られる心配がないのも嬉しいですね。ただし、スタンダードノートPCに比べると画面が小さくなるので文字が読みにくかったり、キーボードの面積も狭くなるのでタイプしづらいなどの欠点もあります。そのため、外へ持ち出すことがないのであればスタンダードノートPCを選ばれるのが無難です。一方、持ち運ぶことが多いのであれば、こうしたデメリットがあったとしても軽量化や堅牢性が図られたこちらの製品を選ぶべきです。
なお2018年10月現在、モバイルノートPCはRZシリーズとUZシリーズの2種類が用意されています。
RZシリーズは、光学ドライブを搭載した製品を選ぶことが可能で、USBやLANはもちろん、RGBやHDMIなども接続できる仕様になっているので拡張性にも優れています。極力スタンダードノートPCと同じ感覚で使いたいという場合はこちらを選ばれるといいかもしれません。
一方、UZシリーズは薄型・軽量・堅牢性を追求したモデルなので、RZシリーズに比べると拡張性はありません。インターネット接続も有線ではなく無線LANのみで接続できる仕様になっています。しかし、無駄がなくて、性能や機能も充実しており、機動性に優れているので、外出先で使用することが多いのであれば選択肢からは外せません。
四つ目の2in1モバイルノートPCに用意されているVZシリーズは、UZシリーズよりさもさらに機動性に優れたモデルです。ノートパソコンとタブレットの両方で使える仕様になっているので、飛行機や新幹線での移動の際にタブレットモードで利用すれば、旅先の観光情報や資料などもより快適に目を通すことができるようになります。宿に着いたら、パソコンモードでSNSやブログなどに写真や記事を掲載するといったことも可能になるので使い勝手が良いですね。そのぶん価格帯は上がりますが、さまざまな作業を効率的に行えるようになるので十分なメリットを享受できると思います。
上記のような分け方をすると、自分の使い方に合った製品を絞り込みやすいと思います。(Amazon:dynabook)
シャープに売却された後も、中国の杭州にあるDynabook株式会社(旧東芝クライアントソリューション)の自社工場(東芝情報機器杭州社 Toshiba Information Equipment Hangzhou:TIH)で製造が行われるようです。dynabookの開発・設計・製造を行う総合拠点で、基板製造も自社で行っているようです。
ちなみにパソコンを購入する際に生産国を気にされる方もいるかもしれませんが、国内生産か海外生産かでパソコンの品質に大きな差が生まれるとは言い切れないと思っています。
これは全てのメーカーに共通して言えることですが、パソコンで使われる部品は世界各国(米国・日本・欧州・中国・台湾・韓国・東南アジア諸国など)で製造されていて、各メーカーはそれらを組み立てて販売しているので、個人的には国内生産であろうと海外生産であろうと大差はないと考えています。
グローバル化により生産拠点の国際分散が進んだいま、製品の良し悪しを左右するのは生産国ではなく、メーカーがどのような品質基準に基づいて開発や設計を行っているのかという点なので、こうした点を考慮して選ぶようにした方が納得のいく買い方ができると思います。(※詳しくは「各メーカーの違いと選び方は?」を参照。)
なお、他の大手メーカーからも魅力的な製品が出ているので、パソコンを選ぶ際は一緒に比較された方が納得のいく製品を選びやすくなると思います。以下にメーカーの一覧を記載します。(リンク先はAmazon)
また、各メーカーの沿革や製品についてはWikipediaで情報が整理されているので、こちらを読まれると効率よく把握できると思います。(下記リストの[Wikipedia]を参照)
◆Apple(米国) [Wikipedia]
◆DELL(米国) [Wikipedia]
◆HP(米国) [Wikipedia]
◆マイクロソフト(米国) [Wikipedia]
◆マウスコンピューター(日本) [Wikipedia]
◆MSI(台湾) [Wikipedia]
◆ASUS(台湾) [Wikipedia]
◆Acer(台湾) [Wikipedia]
◆Lenovo(中国) [Wikipedia]
◆富士通(PC事業はLenovo傘下) [Wikipedia]
◆NEC(PC事業はLenovo傘下) [Wikipedia]
◆dynabook(シャープ傘下:シャープは台湾の鴻海精密工業傘下) [Wikipedia]
◆VAIO(日本) [Wikipedia]
◆パナソニック(日本) [Wikipedia]
◆エプソン(日本) [Wikipedia]
たとえば、日本国内の工場で生産された一般向けパソコンにこだわりたいというときは、マウスコンピューターや富士通などを検討されることをお勧めします。両社とも国内生産に力を入れているメーカーですね。
また、映像や音を重視して選びたいときは、富士通やDynabookの製品は外せません。両社共に映像の美しさはもちろん、高音質スピーカーも搭載した機種が用意されているので、映画や音楽なども快適に楽しみたいのであれば一緒に検討されることをお勧めします。
一方、価格を重視して選びたいときは、マウスコンピューター・ASUS・Acer・MSI・DELL・HPあたりを検討してみるといいかもしれません。日本メーカーならマウスコンピューター、台湾メーカーならASUS・Acer・MSI、米国メーカーならDELLやHP、といった具合ですね。
それと、持ち運びに特化したノートパソコンを検討されているのであれば、各メーカーから出ている「モバイルノートPC」を検討するようにします。特に富士通とNECの二社は、13.3型のモバイルノートパソコンの分野で世界最軽量を競い合っている企業です。2017年前半にも数日で順位が入れ替わるほどの熾烈な競争が繰り広げられていますが、誤差は数十グラムなので実際に手に持った時の感覚の差は大きくはないと思います。重視すべきなのは、どちらも「世界最軽量を実現できる技術力を持ったメーカーである」という点だと思います。選ぶ際はこの点を考慮した上で、仕様や価格などを比べながら選んでみるといいかもしれません。もちろん他のメーカーからも魅力的な製品が市場に投入されているので、一緒に比較されることをお勧めします。
なお、世界シェアも考慮するのであれば海外メーカーが中心になります。常に上位にランクインしているメーカーは、中国企業のLenovo、米国企業のHP・DELL・Apple、台湾企業のAcer、といったところです。
各大手メーカーは、自社の持てる技術を結集した製品を市場に投入してきていますから、魅力的な製品も多く、いろいろと比較した方が納得のいくPCを選びやすくなると思います。この機会に各メーカーの特徴を把握して、あなたの目的に合った製品を探し出してみるといいかもしれません。ちなみにパソコンの選び方については「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」の記事でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
資料:東芝公式サイト
資料:初公開。東芝dynabook開発・製造の心臓部の全貌
dynabook(旧東芝)パソコンの特徴は?
1985年、東芝は現在のノートパソコンにあたるラップトップPC(T1100)という製品を発売して欧米市場で成功を収めることになるのですが、その後も小型化・省電力化を追求しつつ技術を蓄積していき、1989年には現在のブランド名である「dynabook(ダイナブック)」の名称を使用した製品を市場に投入します。
ここから東芝dynabookというブランドの歴史が始まるのですが、このパソコンは瞬く間に世界のパソコン市場を席巻し、1994年から2000年まで7年連続世界シェア1位を獲得するという快挙を成し遂げます。
世界のノートパソコン市場を牽引していた時代から30年という長きにわたり、薄型・軽量・省電力・堅牢性を追求しながら開発を続け、利用者の使いやすさを形にした結晶とも言えるのが、現在のdynabookブランドです。
東芝は液晶テレビの「REGZA」を開発した企業でもあるのですが、映像の美しさはもちろん、高音質スピーカーも搭載しているパソコンを市場に投入しているので、映画や音楽などもこれひとつで楽しみたいというときには魅力的に感じると思います。デザインや使い勝手も良く、価格も日本メーカーの中では安価に購入できるのも嬉しいですね。
私もdynabookのノートパソコンを1台所有していますが、値段の割には性能もよく、高品質なのでとても快適に使えています。
主に映画や音楽を楽しむために使っているのですが、スピーカーを別途購入する必要もなかったので、デスク上のスペースも節約できますし、ソファーやベッドにも気軽に持ち運んで楽しめるのは助かります。高性能のスピーカーが搭載されているノートパソコンを選びたいときは、dynabookは良い選択肢だと思います。
dynabookはラインナップが豊富なので、どれを選べばよいか迷ってしまうかもしれませんが、以下の3つに分けると自分に合ったパソコンを選びやすくなると思います。(Amazonなら品揃えも豊富:dynabook)
1.スタンダードノートPC(据え置きに適したタイプ)
2.モバイルノートPC(持ち運びに適したタイプ)
3.2in1 モバイルノートPC(ノートPCとタブレットの両方で使える)
他のパソコンメーカーではシリーズ名が毎年同じなので「○○シリーズ」といった分け方ができるのですが、dynabookの場合は名称が変わることがあるので、上記のような分け方をすると混乱しなくて済むと思います。
一つ目のスタンダードノートPCは、ノートパソコンとしては大きくて重量もありますし、バッテリーの消費も早いので、机などに据え置きで使うのがよいタイプの製品です。画面が大きいので仕事の際も作業しやすいですし、プライベートでは映画や動画などを鑑賞するのにも向いています。モバイルノートPCに比べると購入費用も抑えられますし、機能や性能などが充実しているのも助かりますね。DVDやBlu-rayなどに対応した光学ドライブを搭載しているものも多いので、これらのメディアを使う際も困ることはありません。外に持ち運ぶことが少ないのであれば、こちらをを選ばれることをお勧めします。(2018年10月現在の名称はAZシリーズです。)
一方、外へ持ち出すことが多いのであれば、二つ目のモバイルノートPCを選ぶべきです。据え置きタイプのものと比べるとサイズも小さくなり、軽量化が図られているので持ち歩くのも苦になりません。堅牢性も確保されているので、ぶつけたり落としたりしても壊れにくい設計になっているので安心です。バッテリーの駆動時間も長いので、外出先で頻繁に充電を迫られる心配がないのも嬉しいですね。ただし、スタンダードノートPCに比べると画面が小さくなるので文字が読みにくかったり、キーボードの面積も狭くなるのでタイプしづらいなどの欠点もあります。そのため、外へ持ち出すことがないのであればスタンダードノートPCを選ばれるのが無難です。一方、持ち運ぶことが多いのであれば、こうしたデメリットがあったとしても軽量化や堅牢性が図られたこちらの製品を選ぶべきです。
なお2018年10月現在、モバイルノートPCはRZシリーズとUZシリーズの2種類が用意されています。
RZシリーズは、光学ドライブを搭載した製品を選ぶことが可能で、USBやLANはもちろん、RGBやHDMIなども接続できる仕様になっているので拡張性にも優れています。極力スタンダードノートPCと同じ感覚で使いたいという場合はこちらを選ばれるといいかもしれません。
一方、UZシリーズは薄型・軽量・堅牢性を追求したモデルなので、RZシリーズに比べると拡張性はありません。インターネット接続も有線ではなく無線LANのみで接続できる仕様になっています。しかし、無駄がなくて、性能や機能も充実しており、機動性に優れているので、外出先で使用することが多いのであれば選択肢からは外せません。
四つ目の2in1モバイルノートPCに用意されているVZシリーズは、UZシリーズよりさもさらに機動性に優れたモデルです。ノートパソコンとタブレットの両方で使える仕様になっているので、飛行機や新幹線での移動の際にタブレットモードで利用すれば、旅先の観光情報や資料などもより快適に目を通すことができるようになります。宿に着いたら、パソコンモードでSNSやブログなどに写真や記事を掲載するといったことも可能になるので使い勝手が良いですね。そのぶん価格帯は上がりますが、さまざまな作業を効率的に行えるようになるので十分なメリットを享受できると思います。
上記のような分け方をすると、自分の使い方に合った製品を絞り込みやすいと思います。(Amazon:dynabook)
【追記:2019年1月】
2018年6月、東芝のPC事業を行なう東芝クライアントソリューション株式会社がシャープに買収されるとの発表がありました。80.1%の株式をシャープが取得して子会社化するようです。株式の譲渡は2018年10月1日の完了が予定されています。なおシャープは、2016年に台湾企業の鴻海精密工業の傘下に入っています。鴻海精密工業は、電子機器を受託生産(EMS)する世界最大手の企業で、グループ内には鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)がありますが、このフォクスコンという会社はAppleやHP(ヒューレット・パッカード)、DELLなどの大手メーカーに対して、マザーボードなどの各種パーツを供給したり、筐体の組み立てを行ったりしている企業としても知られています。なお、東芝クライアントソリューション株式会社は、2019年1月に「Dynabook株式会社」に社名を変更しました。
参考:東芝のPC事業、シャープ傘下で正式にスタート
参考:東芝クライアントソリューションが「Dynabook株式会社」に社名変更
2018年6月、東芝のPC事業を行なう東芝クライアントソリューション株式会社がシャープに買収されるとの発表がありました。80.1%の株式をシャープが取得して子会社化するようです。株式の譲渡は2018年10月1日の完了が予定されています。なおシャープは、2016年に台湾企業の鴻海精密工業の傘下に入っています。鴻海精密工業は、電子機器を受託生産(EMS)する世界最大手の企業で、グループ内には鴻海科技集団(フォックスコン・テクノロジー・グループ)がありますが、このフォクスコンという会社はAppleやHP(ヒューレット・パッカード)、DELLなどの大手メーカーに対して、マザーボードなどの各種パーツを供給したり、筐体の組み立てを行ったりしている企業としても知られています。なお、東芝クライアントソリューション株式会社は、2019年1月に「Dynabook株式会社」に社名を変更しました。
参考:東芝のPC事業、シャープ傘下で正式にスタート
参考:東芝クライアントソリューションが「Dynabook株式会社」に社名変更
dynabook PCの生産国は?
シャープに売却された後も、中国の杭州にあるDynabook株式会社(旧東芝クライアントソリューション)の自社工場(東芝情報機器杭州社 Toshiba Information Equipment Hangzhou:TIH)で製造が行われるようです。dynabookの開発・設計・製造を行う総合拠点で、基板製造も自社で行っているようです。
ちなみにパソコンを購入する際に生産国を気にされる方もいるかもしれませんが、国内生産か海外生産かでパソコンの品質に大きな差が生まれるとは言い切れないと思っています。
これは全てのメーカーに共通して言えることですが、パソコンで使われる部品は世界各国(米国・日本・欧州・中国・台湾・韓国・東南アジア諸国など)で製造されていて、各メーカーはそれらを組み立てて販売しているので、個人的には国内生産であろうと海外生産であろうと大差はないと考えています。
グローバル化により生産拠点の国際分散が進んだいま、製品の良し悪しを左右するのは生産国ではなく、メーカーがどのような品質基準に基づいて開発や設計を行っているのかという点なので、こうした点を考慮して選ぶようにした方が納得のいく買い方ができると思います。(※詳しくは「各メーカーの違いと選び方は?」を参照。)
なお、他の大手メーカーからも魅力的な製品が出ているので、パソコンを選ぶ際は一緒に比較された方が納得のいく製品を選びやすくなると思います。以下にメーカーの一覧を記載します。(リンク先はAmazon)
また、各メーカーの沿革や製品についてはWikipediaで情報が整理されているので、こちらを読まれると効率よく把握できると思います。(下記リストの[Wikipedia]を参照)
◆Apple(米国) [Wikipedia]
◆DELL(米国) [Wikipedia]
◆HP(米国) [Wikipedia]
◆マイクロソフト(米国) [Wikipedia]
◆マウスコンピューター(日本) [Wikipedia]
◆MSI(台湾) [Wikipedia]
◆ASUS(台湾) [Wikipedia]
◆Acer(台湾) [Wikipedia]
◆Lenovo(中国) [Wikipedia]
◆富士通(PC事業はLenovo傘下) [Wikipedia]
◆NEC(PC事業はLenovo傘下) [Wikipedia]
◆dynabook(シャープ傘下:シャープは台湾の鴻海精密工業傘下) [Wikipedia]
◆VAIO(日本) [Wikipedia]
◆パナソニック(日本) [Wikipedia]
◆エプソン(日本) [Wikipedia]
たとえば、日本国内の工場で生産された一般向けパソコンにこだわりたいというときは、マウスコンピューターや富士通などを検討されることをお勧めします。両社とも国内生産に力を入れているメーカーですね。
また、映像や音を重視して選びたいときは、富士通やDynabookの製品は外せません。両社共に映像の美しさはもちろん、高音質スピーカーも搭載した機種が用意されているので、映画や音楽なども快適に楽しみたいのであれば一緒に検討されることをお勧めします。
一方、価格を重視して選びたいときは、マウスコンピューター・ASUS・Acer・MSI・DELL・HPあたりを検討してみるといいかもしれません。日本メーカーならマウスコンピューター、台湾メーカーならASUS・Acer・MSI、米国メーカーならDELLやHP、といった具合ですね。
それと、持ち運びに特化したノートパソコンを検討されているのであれば、各メーカーから出ている「モバイルノートPC」を検討するようにします。特に富士通とNECの二社は、13.3型のモバイルノートパソコンの分野で世界最軽量を競い合っている企業です。2017年前半にも数日で順位が入れ替わるほどの熾烈な競争が繰り広げられていますが、誤差は数十グラムなので実際に手に持った時の感覚の差は大きくはないと思います。重視すべきなのは、どちらも「世界最軽量を実現できる技術力を持ったメーカーである」という点だと思います。選ぶ際はこの点を考慮した上で、仕様や価格などを比べながら選んでみるといいかもしれません。もちろん他のメーカーからも魅力的な製品が市場に投入されているので、一緒に比較されることをお勧めします。
なお、世界シェアも考慮するのであれば海外メーカーが中心になります。常に上位にランクインしているメーカーは、中国企業のLenovo、米国企業のHP・DELL・Apple、台湾企業のAcer、といったところです。
各大手メーカーは、自社の持てる技術を結集した製品を市場に投入してきていますから、魅力的な製品も多く、いろいろと比較した方が納得のいくPCを選びやすくなると思います。この機会に各メーカーの特徴を把握して、あなたの目的に合った製品を探し出してみるといいかもしれません。ちなみにパソコンの選び方については「初心者のPC購入!選び方のポイントと注意点」の記事でわかりやすくまとめましたので、こちらを参考にしてください。
資料:東芝公式サイト
資料:初公開。東芝dynabook開発・製造の心臓部の全貌
関連記事一覧:パソコンの買い方入門