嫌な予感は案外当たる

午前中の日当りを見るために丹波橋へ。あと、今日は平日の車通勤が可能か、車で来てみる。ローカルの人しか分からないと思うが、NAIST から車で京都に行くには何通りか方法があって、今回はスタンダードに (いつも使う) 京奈和自動車道で北上。途中一度宇治川を超える手前で曲がり間違い、5分ほど手戻りが発生したが、それでも45分なので、有料道路を使えば通勤できなくはないということが分かる。ただ、今日は10時に家を出てみたので、もっと早い時間だと通勤ラッシュに当たるかもしれない。

丹波橋に到着してから不動産屋さんに行き、昨日最後に見せてもらったところの日当りと電車の音を確認。ぶっちゃけ、電車の音に関しては、建物自体は確かに線路沿い5mくらいのところに立っているのだが、マンションの反対側だし、なにより JR なので (京都〜奈良の人はご存知だと思うが、こっちで JR は遅くて本数が少ない路線の代名詞)、音も振動も窓を閉めていたら気にならないくらいかな。むしろ、ベランダの外の道路を車が通過するときのほうが気になるし (1車線だがショートカットのために通る車が多いらしい)。

丹波橋まで歩いて何分か調べるため、不動産屋さんとはいったん別れて駅へ。徒歩3分と書かれていたが、確かに近鉄丹波橋の改札まで3分きっかり。京阪の丹波橋は近鉄の改札からさらに1-2分ほど奥に行かないといけないが、十分許容範囲だろう……

昼過ぎ、ちょっと大手はどういう感じだろうか、と思って 賃貸住宅サービス FC 京都伏見店へ入る 。ネットで見た様子では載っている件数が多いし、桃山御陵前の駅徒歩0分のところにあるのだが、フレスコというスーパーの2Fにあって、気にはなっていたのだった。

(2012-02-14 追記) 検索エンジン、あるいは Twitter など経由で来られた方へ。自分は賃貸住宅サービスさんにクレームを入れたり、評判を落としたりしたいわけではありません。こういう営業をするこの地域の不動産業界に変わってほしいなと思うだけです (「そんな不動産屋がいるのはおかしい、自分はそんな対応をされたことはない」とおっしゃる方がいらっしゃるので、仕方なく企業名・地域名を挙げていますが、具体名を挙げたところ、「自分も同じ体験をした」とおっしゃる方がたくさんご意見くださっているので、基本的に顧客の間でほとんど情報共有がなされていいないのでしょう)。自分の短期的な収益を最大化することを目的にするのではなく、せめて長期的な収益を最大化するようになってほしいですし、理想としては顧客の利益 (借り主と貸し主両方) を最大化するようになってほしい、と思っています。

(2012-02-18 追記) 不動産屋のパートですが、何か?に代表されますが、自分が「大手」と思っていたのは実はフランチャイズで、大手とは呼べない、というご指摘を (何人かの方から) いただきました。確かに賃貸住宅サービスは全国展開しているものの、フランチャイズのようなので、大手であると誤解しておりました。お詫びします (そのため、2月15日からタイトルに「FC」の文字を入れるようにしております)。自分の家の近くにあるローソンもフランチャイズなので、東京のローソンと奈良のローソンも違えば、奈良の中でも店舗ごとに経営方針や店員も違う、ということですね (確かに態度の悪い店員もいれば、態度のよい店員もいます)。この日記の記述は、大手であると思って書いたものなので、記録のために残しておきますが、不動産を借りられる方は、「(上場しているような) 大手」と「フランチャイズ」は区別されたほうがよろしいかと思います。(不動産屋さんも、こちらの理解度を察して、全部「大手さん」と形容されていたのかと……全然自分この地域の状況知らなかったので。)

(2012-02-19 追記) コメントにも書きましたが、同一 IP から賃貸住宅サービスを擁護する投稿がなされているのですが、賃貸住宅サービス京都伏見店の関係者の方でしょうか? (分かりやすく言うと、全く同じ住所から、わざわざ別人と名乗る人が書き込んでいる、ということです。本当に別人の可能性もないわけではないですが。) 自分は賃貸住宅サービス京都伏見店さんのことをことさら悪く書きたいわけではなく、今後この地区で物件を探される方が不快な思いをしないようにしたいだけなので、今後ちゃんと対応してくださるように変わるのであれば、この日記自体非公開にしてもかまいません。

もし賃貸住宅サービス (京都伏見店) の方がここを見ていらして、このエントリ自体になにかご意見があれば、直接 mamoru.komachi@gmail.com までメールをいただけないでしょうか。どうぞよろしくお願いします。

(2012-02-19 追記2) 賃貸住宅サービス京都伏見店の店長の方からメールいただきました。ありがとうございます。手付金の件に関しては、店舗で指導していることではなく、担当の方が勝手にやっていたことだそうです。ポイントは3点で、

  1. 手付金は払わなくても仮申し込みできるそうです (申込書には、お金を払ったら放棄する条件でキャンセルできる、と書かれていますが、そもそも払う必要はないそうです。)。
  2. ネットの情報と実際の情報が異なっている件に関しては、少なくとも今は適切に更新されるようにしたそうです (いくつか試してみると、おっしゃる通り、表示件数はだいぶ減りましたが、概ね正しい物件が表示されているみたいです)。
  3. 空止めしていたのは (賃貸住宅サービスが空止めしていたのは事実のようですが) 自分の担当の方ではなく、別の方だったそうです。こちらに関しては、誤解に基づいた記事を書いてしまい、申し訳ございません。お詫びします。

以下は、関係する部分をコメントアウトいたしましたので、部分的に話がつながらないところもあるかと思いますが、ご了承ください。

(2012-02-26 追記) 日記を非公開にしてもらえないか、というお願いを店長の方からいただきましたが、メールでお送りした重要な疑問点のいくつかをお答えいただいていないため、リンクのみ外しました。自分が気になっているのは、会社・店舗ぐるみであるかという点で、会社ぐるみであればそれはそれでよい (知らずに入った自分が悪い) のですが、会社ぐるみではないと店長の方がおっしゃる一方、ご説明の辻褄が合わない点があり、完全に非公開にすることをためらっているのです。悪しからずご了承ください。

以上のことをご理解いただいた上で、それでも読みたい方は以下をどうぞ。


階段を上がってドアを開けると、3人の店員さんがいるのだが、お客さんが1人もいないのにタバコの臭いがしていたことと、吸い殻は入っていなくても灰皿がデフォルトで3皿あるところで、すでに不快な気持ちになる。賃貸住宅を探しに来ました、と伝えると、そのうちの1人が担当してくれることになった。まずはこちらにご記入ください、というので、個人情報に加え、他に回ってきたところがあるか、という欄があったので、多少悩みつつも一応嘘をついても仕方ないと思うので記入する。

記入中いったん席を外されていた担当の方が戻ってくると、まず見たのは他に回ってきた不動産屋がどこで、どのマンションを紹介されたか、ということ。嫌な予感がすでにしていたので、実は紹介されたところは全部覚えていたのだが、2つだけ伝え、残りは興味なかったので忘れました、と言っておいた。

(ここ、自分が見たかった物件の内覧に連れて行ってもらった記述を削除しました)

駅も近くて条件には合っているので、妻と相談します、と伝えると、「そうですか、では仮押さえするために手付金を払ってください。家賃の1ヶ月ぶんです。礼金は3ヶ月分のところ、いま2ヶ月分でよいと大家さんに交渉して OK もらいました。手付金はキャンセルしたら全額返ってくるものなので、ご安心ください」と言うので (あとで知ったことだが、他の会社では礼金は2ヶ月分でウェブに載せていた、他の会社では礼金2ヶ月ぶんで出ていた、つまりそもそも賃貸住宅サービスは最初から高い礼金を載せていて、交渉で下げさせたと言いたいわけだ)、さすがに妻に相談せず手付金を払う気はないし、手付金を払わずに他の人に取られるくらいなら取られていい、と考えていたのだが、まあとりあえず戻りましょう、と言うので車に乗る。すると、そのままオフィスに帰るのかと思いきや、「銀行に寄らなくていいですか? 家賃1ヶ月分ですので、手持ちないですよね?」と聞かれ、言われるがままに銀行に行ってお金を下ろさされる。

これってカツアゲとかなにかに近いのでは? と思いつつ、キャンセルしたら返ってくるなら……と思ってオフィスに戻り、「入居申込書」なるものを渡されて「ここに小町さんの情報とサインをお願いします」と言われて読んでみたところ、はっきり一番下に「手付金を放棄する条件で、本申込書をキャンセルすることに同意します」と書いてあり、明らかに説明と書かれていることが違うので、一応全部埋めた上で、「ちょっと本当に無理なので帰ります」と言って申込書も相手に渡さずに (あとで分かったことだが、渡していたらやばかった) 回収して席を立つ。(そもそも仮申し込みには手付金は必要ないのだが、手付金を払わせる不動産屋・担当もいて、お金を担保に取っておき、キャンセルしようとしたら店に来るしかないので、来たところをさらにあの手この手で押して契約させる、という営業スタイルみたい)

(ここ、席を立ってドアの外に出て、他のお客さんに聞こえなくなったあとなにを言われたのか削除しました)

まあ、最初はあまり契約する気もないのに案内させたのがおかしい、と言われればそうだが、部屋の内覧をした時点では「これしかないならこの人を通すのは嫌だけど仕方ないか」とも思っていて、その後の直接銀行に連れて行かれたところとか説明がいろいろとおかしいところとか、他の要因で決定的に「この物件に入れなくても、ここで決めて後悔するくらいなら、入れないほうがいい」と考え直したので、全くボランティアや冷やかしで案内してもらったわけではない。

外に出てから、こんな扱いをされたことに対し、悔しくて涙をこらえつつ、しばらく落ち着くまでどこかで休みたい、と思って喫茶店で1時間ほど震えていたり。心底、妻と来ていなくてよかったと思った。こんな思いをするのは自分だけでたくさんだ。

少し回復してきたら、もういい時間になっていたので、最後午前中にもお世話になった不動産屋さんに (午後また来ます、と伝えていたので) 行ってみて、他の物件を見たくて他のところに行ったら、これこれこういうことがあって、と説明したら、「ああ〜、大手さんに行くとよくあるんですよ。残念ながら、このあたりの不動産は競争が激しいので、それが現実ですね」と同情してくださる。むしろ100%信頼していなかった自分が申し訳ない感じだが……

それで、改めて物件を申し込もうとしたところ、なんと申し込みができなくなっていることが分かり、調べていただくと、自分が「こことここを回った」と伝えたところ、回らなかったところも含めて自分の条件に合うところ全部に賃貸住宅サービスから申し込み順位1番で仮申し込みが入っていて、どうやらキャンセルされてしまったらしい 。

そういうわけで、当初今日決めてしまおうと思っていたが、仮申し込みが本申し込みかどうか判別つかないので、仮申し込みの期限が切れる木曜日まですみませんが待ってください、とのことで、部屋決めは持ち越しになってしまった。

よくよく考えると自分自身、海外では部屋探しというかルームシェア探し & 決定はしたことがあるが、日本では寮か宿舎にしか住んだことがないので、不動産屋を自分で回って部屋を決めたことってなかったなぁ……(一応小さなところと大きなところを含めて東京で4-5軒回ったことはあるが、小さなところではこういうやり口は見たことがない。大手では微妙に上記のような感じで来られることがあった。結局、自分では決められず恥ずかしながら親に来てもらって一緒に決めてもらったが……)。自分が世間知らずなだけだが、世の中のみなさんはこんなのを乗り越えてきているのかと思うと、本当に脱帽する。