巻く・捲くとは
巻く
/捲く
まく
言葉 | 巻く・捲く |
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読み方 | まく |
意味 | もののまわりに、長いものを重ねていく。 ものの一端が内側になるように丸くまとめる。螺旋(らせん)状や円環状にする。 軸や心棒を回す。軸や心棒のまわりにぐるぐる回す。 登山で、難所を避けるため迂回する。 まわりを囲む。 連歌や俳諧の付合をする。 |
使用漢字 | 巻 / 捲 |
巻くを含む故事・ことわざ・慣用句
螺子を巻く(ねじをまく)
気持ちが緩んだ時、注意したり励ましたりして気を引き締めなおすことのたとえ。
管を巻く(くだをまく)
酒に酔って、くだらないことをくどくど言い続けたり他人に絡んだりすること。「管」は、紡績に使う糸を巻きつける小さな軸。糸車の音がぶんぶんと音を立てるのを、酔っ払いの繰り言にたとえたことから。
舌を巻く(したをまく)
すばらしさに驚いて、非常に感心するようす。
渦を巻く(うずをまく)
多くの物事が複雑に入り乱れることのたとえ。
とぐろを巻く(とぐろをまく)
数人の人たちが、特に用をするでもなく、ある場所に集まってたむろしている様子。 蛇が体を渦巻き状にしてその場から動かないとの意から。
旗を巻く(はたをまく)
成功や勝利が不可能だと判断して諦めること。 戦場で軍旗を下ろし、巻いて納めるとの意から。
尻尾を巻く(しっぽをまく)
勝ち目がないとみて、戦わずに負けを認めること。降参すること。喧嘩に負けた犬が後ろ脚の間に尻尾を巻き込んで逃げるということから。