歯とは
歯
は
言葉 | 歯 |
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読み方 | は |
意味 | 鳥類を除いたほとんどの脊椎動物の口内に存在する、上下に並んで生えている骨に似た白く硬い器官。 機械や道具などのふちについてある刻み目。 下駄の裏についている二枚の突起部分。 |
使用漢字 | 歯 |
歯を含む故事・ことわざ・慣用句
唇滅びて歯寒し(くちびるほろびてはさむし)
互いに助け合う者同士の一方が滅びると、もう一方も危うくなるというたとえ。 唇がなくなると歯が寒くなるとの意から。
奥歯に物が挟まったよう(おくばにものがはさまったよう)
思ったことを率直に言わず、何か隠しているようですっきりしないようす。
歯に衣着せぬ(はにきぬきせぬ)
遠慮せずに思ったことを率直にいうことのたとえ。
歯の抜けたよう(はのぬけたよう)
あるべきものがところどころ欠けていて、まばらで不揃いなようす。
歯の根が合わない(はのねがあわない)
寒さや恐怖で身体がふるえ、歯をかみしめていることが出来ないようす。
目には目を歯には歯を(めにはめをはにははを)
やられたのと同じ方法で、同じ量の報復をするたとえ。
豆腐で歯を痛める(とうふではをいためる)
ありえないことのたとえ。
櫛の歯が欠けたよう(くしのはがかけたよう)
そろって並んでいるはずのものが、ところどころ欠けている様子。
櫛の歯を挽く(くしのはをひく)
物事が絶え間なく続く様子。櫛は、次々歯と歯の間を挽いて作ったことから。
ごまめの歯軋り(ごまめのはぎしり)
実力のない者がいたずらにくやしがったり、いきりたったりすることのたとえ。また、実力のない者が、いくら悔しがっても無駄というたとえ。 「ごまめ」は片口鰯を干したもので、小さなごまめが歯軋りして憤慨しても、あまりに微力であることから。
歯亡びて舌存す(はほろびてしたそんす)
剛強なもののほうが案外滅びやすく、柔軟なもののほうが後まで生き残ることのたとえ。 病気の友人を見舞った老子が、友人の歯が抜け落ちているのを見て「歯は堅いため駄目になったが、舌は柔らかいので残った」といったという故事から。
歯が立たない(はがたたない)
相手の能力が高すぎて勝負にならないこと。 または、その物事が難しすぎて処理できないこと。 硬くて噛み砕くことができないとの意から。
歯切れがいい(はぎれがいい)
言葉の発し方がはっきりしていて、意味が伝わりやすいこと。
歯応えがある(はごたえがある)
こちらの働きかけに対してはっきりとした反応が返ってくること。
奥歯に物が挟まる(おくばにものがはさまる)
思っていることを率直に言わず、曖昧な表現をすること。
獅子の歯嚙み(ししのはがみ)
激しく怒り狂う様子。獅子が恐ろしい表情で歯を食い縛るということから。
白い歯を見せる(しろいはをみせる)
笑った顔を見せること。笑顔を見せること。