ココロ社

主著は『モテる小説』『忍耐力養成ドリル』『マイナス思考法講座』です。連絡先はkokoroshaアットマークkitty.jp

質問を装った自己主張をする人が熱い!

たとえば講演会の質疑応答の際に、挙手して自分の意見を長々と述べた後で「〜と思うのですが、どうでしょうか」と、質問の形を装って自分の意見を述べる人をよく見かけます。質問を終えて座ったときの小鼻のふくらみ加減がすごく愛おしいですよね。しかし、「もっとこういうシーンに居合わせたい!」という場合はどうしたらいいでしょうか?そう…インターネットです。21世紀は、お茶の間で「質問を装った自己主張」を楽しめる時代なのです!たしかに、ずさんな凶悪犯罪が増えてたりして不安ですが、なかなかどうして、いい時代ですよね!特に、ヤフー知恵袋は、質問を装った自己主張をする人たちのが押すな押すなの大盛況。「知恵袋」というより、「匂い袋」の方がしっくりきます。


わたくしの入念な調査によると、オンラインの「質問を装った自己主張」は大きく分けて4種類になります。


(1)年配の人が若者や芸能人のモラルの低下を嘆くが、実際は若さに嫉妬しているだけ
(2)低レベルの自慢。ツッコミどころ満載のモテ自慢などが多い
(3)人生に負けすぎた人が韓国叩きや女性蔑視発言をすることで勝ち組気分
(4)もはやリアルでは誰も聞いてくれなくなってしまった男女のもつれ関係

どれもいい味なのですが、共通するのは、「ブログに書いても、誰も反応しなさそう」というところです。おそらく彼らは、ブログなどで書いていたこともあったのでしょうが、反応がなく、ためしに質問の形式を取って投稿してみると反応がきて、味をしめてしまったのでしょう。



たとえばこれは(2)です。いいですねー。


この手の質問(を装った自己主張)を見つけるにはコツがあります。「私だけでしょうか」「時代遅れでしょうか」で検索すれば大漁なのです…今夜は眠れnight!!!




これは典型的な(1)の例ですね。他の質問も拝読したのですが、この方は、肛門が無性にかゆくなったり、夫が帰宅するやいなや夫の歩いた後を雑巾で拭いたりするというチャーミングな方でした。




どんだけ夫のことが好きなんだ!!!




ここまで質問の体をなしていないものはさすがに珍しいです。質問部分は( )でくくられてしまうという始末。
本を買ってサイトにアクセスしたあげくメディア叩き…ワクワクします!


まだまだ物足りない…と思った業つくばりなあなた!「間違っているでしょうか」で検索するといいですよ!




ここで「正しいです」と答える人は鬼ですよね。でも「正しいです」以外の答は絶対に受け付けないはずです。頭で考えて別れられる人ならとっくに別れているはずですから…




この方もいい味です。他に「テレビを見る時間が多い人ほどアホになりやすいというのは本当のことだと思いますか?」という質問をあげていて、テレビを見る時間が長い人であることを伺わせます。




最後に、これが面白すぎました。
読んでいるうちにモニターに穴が開いて四次元空間に吸い込まれそうな良問ですね!