令嬢シルベチカは王子ユリウスと婚約をしていた。誰もがうらやむはずのお似合いな二人。
しかし、ある時からシルベチカは傲慢な性格になり別人のように変わってしまう。その結果、婚約も破棄されてしまう。
一体シルベチカに何があったのだろうか?
シルベチカの周りの人々の視点で語られる、シルベチカの真実とは……。
この度は第9回キネティックノベル大賞:佳作という賞をいただくことができ、大変うれしく思います。
3年前の年末に、精神面を引きずられながら書き上げて、年明けに色んな感想をいただきました。
そのどれもが宝物で、今回新しい宝物が増えた気持ちでいっぱいです。
この物語は、「誰も悪くない、だからこそ救いのない物語」です。
読み終えた時に、もう一回読みたいと思ってもらえるように頑張った作品で、人によって持つ感想が本当にバラバラだと思います。
けれども、そのバラバラな良い感想・悪い感想が糧になります。
縁あって、読んでみたいと思っていただけて、更に気に入ってくださったら幸いです。