出典:
昭和8年12月、民芸運動の中から、「地方の民藝品を振興し、現代生活に適したものとして普及するための店」として、東京・銀座にオープン。最も歴史のある民藝専門店です。
くらしの中に生きた手の技は、民族の生活文化そのものです。
どこの国でも名もない職人たちが、
風土に根ざした素晴らしい工藝品を生み出してきました。
たくみでは日本と世界の手仕事の中から、
佳い品物を選んで皆様にお届けしています。
ラインナップは、陶磁器・染織品・漆器・家具・木工品・和紙・金工品・ガラス器・編組品・敷物・郷土玩具・鉄器・手ぬぐい…など。
柳宗悦、バーナード・リーチらに見いだされ、1995年(平成7年)には国の重要無形文化財に指定された小鹿田(おんた)焼。近年、インスタグラムでも人気ですね♪
お料理好きなら、熱伝導に優れた銅鍋はいくつもほしいもの。京都府・北村一男さんの銅鍋たち。
青森に伝わるあけび細工の「手さげ」と「手付花かご」。
月に数回、「民藝の作家と仕事展」など、テーマを決めての展示が行われています。
2016年の展示から。
10月に行われた「倉敷本染手織会」。コットンとウールを織り上げた倉敷ノッティングと呼ばれる椅子敷きが登場しました。
琉球藍染工房による「藍色リズム indigo rhythm」。
そんな方におすすめの「民藝の歴史」(志賀直邦著、ちくま学芸文庫)。社会を美によって変革しようとした民藝運動に、運動の推進者・柳宗悦とともに関わった著者による記録。
直邦氏ご本人がサインをしたためた同書は、こちらのお店でのみ手に入ります。民藝ファンを自認する方への贈り物にも◎
商品の情報とともに、2カ月に一度ほど開かれる展示会の情報が確認できます。※日本橋・新宿・横浜の各高島屋にも出店。
大江戸線・若松河田駅のすぐ前。昭和36年(1961年)創業。地下1階・地上5階建ての建物いっぱいに、全国の多彩な手仕事が揃います。海外からのお客さんも多く、商品タグには英語の表記も。
地下1階から4階まで、陶磁器・染物・織物・竹工品・木工品・漆器・藁工品・金工品・紙工品・ガラス・郷土玩具・松本民芸家具…見ごたえある品揃えです。
探していたものがきっと見つかるはず。徳利やぐい飲みなどの酒器、「一個からでもバラ売りいたします」とは、うれしい言葉♪
広島県福山市に拠点を置く「カンナカガラス工房」村松学さんの吹きガラス作品。
画像左から、小幡土人形(滋賀県)、左下:中湯川土人形(福島県)、真ん中&右上:米沢の木地玩具(山形県)。張り子、土人形、お面、招き猫、こけし、こま、古玩具…全国の郷土玩具が一堂に。
「肥後まり」。
ふだんは大切にしまっておいて、お正月やひな祭りの時に出されたそうです。
優しい色合い。木綿に草木染めを施した肥後まりは、もみがらを芯に、すべて天然素材でできています。
出典: 中央線・高円寺駅南口から歩いて数分、スーパー「オーケー高円寺店」の正面です。
同店にはwebショップもありますが、実店舗のみで扱う品物もあるそう。出会いが楽しみですね。
出典: 日本で暮らす人のために、
日本の人が、日本の素材を使って、
四季のあるこの国の風土や暮らしにあわせて、
使いやすいように、簡単には壊れないように、飽きがこないように、
丁寧につくりあげた、使うことが目的の道具。
私たちが実際に日常の中で使い、
本当に使いやすかったものをご紹介していきたいと思っています。
出典:www.instagram.com(@cotogoto.jp) “手作りとプロダクトの境界にある作品”をコンセプトにするイイホシユミコさんの「un jour」シリーズから。緑灰色系の"moku"。
出典:www.instagram.com(@cotogoto.jp) 金物道具店の老舗「工房アイザワ」(新潟県燕市)による丈夫なステンレス製のポットは、クールな存在感に人気。画像は1-2人用。
出典:www.instagram.com(@cotogoto.jp) 富山市の伝統工芸・越中八尾和紙(えっちゅうやつおわし)の担い手「桂樹舎」による名刺入れ。丈夫で破れにくく、かつては富山の薬売りの鞄にも使われた越中八尾和紙に型染めしたものです。
型染めは、染色家の芹澤銈介(人間国宝、民藝運動に参加。後出)とも関わりが深かった同工房の創業者・吉田桂介によるもの。柄は5種、カラーは4色が。
出典: 山形のものづくりを伝えるデザイン・レーベル「山の形」が、室町時代から打刃物が伝わり、刃物の生産量が東北一との同県の手仕事を紹介してくれました。
画像は、山形市内に拠点を置く「島田刃物製作所」による打刃物。跳ね馬の刻印(画像下)は、昔使われていたものを磨き直して蘇らせたものだそう。
中野区に拠点を置く「Atelie FOLK(アトリエ・フォーク)」から、切り絵作家YUYAさんの手ぬぐいとポストカード、料理研究家スパロウ圭子さんのジャムが登場しました。
出典: 画像上左:ポストカード「森」「動物たち」。同右:てぬぐい「生命の樹」、下左:ポストカード「いっしょに行く」、同右:ジャム3種、「sparrow いちごとラズベリー」「chanoma みかんとしょうが」「cherish りんごとカルバドス(パッケージデザインはYUYAさん)」。
出典: 栃木県益子町で独立後、現在、お隣の茂木町で作陶を続け、「粉引(こひき・こびき)」と「鎬(しのぎ)」のわざで知られる後藤義国(ごとうよしくに)さんのうつわは初登場とのこと。
すばらしい手仕事に出会ったら、ハンドメイドにトライしたくなる★
出典:www.instagram.com(@cotogoto.jp) 2017年1月に開講された「毛糸で編む、ポットマット作りワークショップ」は、ご自分の好きな毛糸でポットマットを作るというもの。ダルマ印の裁縫道具でおなじみの横田株式会社から、スタッフが講師に招かれました。
出典: 東急田園都市線・二子玉川駅から高島屋を通り過ぎて6分ほど。マンションの2階にあります。
ウェブショップも展開していますが、実際に品物を見て、手に触れることができるのは何より。店頭に見あたらなくても、ウェブショップにある商品ならば販売可能とのことです。
monsen では、日常で使われるからこそ美しく伝統ある民芸、人の手によって作り出される
温かい普段使いのモノ、機能的なデザインなど、暮らしを楽しくいつの時代にも使える
シンプルで味のある商品を心がけセレクトしています。
また実店舗では、ネット販売している商品以外にも、ネット販売では難しい作家さんものや、
見て・使って楽しい雑貨や小物なども取り扱っております。
ラインナップは、すべて日本の手仕事。白山陶器・野田琺瑯・中川政七商店・木村
硝子店・益子焼・波佐見焼・小鹿田焼・久留米絣etc.
人気が高く、入荷待ち状態が続くうつわたちも少なくありません。欲しい商品は、事前にお店に
確認しましょう。
出典: 沖縄・大宜味村字白浜で作陶を続ける與那城徹さん「やちむん與那城(やちむん よなしろ)」のお皿や鉢など。※売り切れの場合も。お店にご確認ください。
出典: 金沢・大野町(石川県)で作陶を続ける宅間祐子さんが主宰する「タクマポタリー」のキュートな白い小皿。
出典: 鳥取民芸運動の指導者・吉田璋也氏の指導のもと、牛ノ戸窯の脇窯として民芸運動に取り組んだ中井窯。二代目・坂本實男氏と三代目・坂本章氏さんによる新しいうつわたち。
出典: 出典: 出典: 1910年創業、業務用ガラス製品メーカーとして知られる木村硝子店(きむらがらすてん)。文京区湯島の工房で熟練のガラス職人たちが作り上げたによるグラスです。おもてなしにも、贅沢な普段使いにも。画像上から、「aube01 オールド」「aube01 タンブラー」、「aube03 オールド」。
出典: 出典: おなじみ「nadowa(ナドワ)」のトートバッグ「Campagne(カンパーニュ) 」。
出典: A3サイズが入り、可動式のインナーケースが中身をしっかりホールド。中身に合わせて帆布をくるくる巻けば蓋代わりに。
Eckepunkt(エッケプンクト)|世田谷区奥沢
出典: お店まで、東急東横線・自由が丘駅から歩いて10分、東急大井町線・九品仏駅からでは8分ほど。店名の“Eckepunkt”(ドイツ語で角地の意)どおり、九品仏川の緑道沿いの角地というロケーションです。
出典: 優しくかわいらしいたたずまいのお店。1階に、うつわや生活雑貨、2階には衣服を置く「HENTECO」が。
岐阜県土岐市に工房をかまえる村上雄一さんの8寸平皿と五穀豊穣の文様がある6寸鉢は、2017年5月の入荷。
出典: アルコールや調味料の瓶をアップサイクルする「翁再生硝子工房」(大阪市交野市)のワイングラス。
若手の作品と出会える★毎月、企画展や個展が開かれています。
パンのカタチをした「パン皿」が目を引きます。福岡県・糸島市に拠点を置く「コンガリ舎」(くぼともこさん)の展示は、2016年12月でした。
2017年秋には、個展が予定されています。
出典: 静岡県・伊豆高原で作陶を続ける鈴木敬子さんの展示は2017年1月に開かれました。
出典: 2017年4月の企画展は、愛知県瀬戸市で作陶を続ける増山文(ますやまあや)さんにスポットを当てました。くすみのあるパステルカラーが“ノスタルジック”とも評される増山さんのうつわたちが並びました。
2017年5月の展示は「murmur in the soda (マーマーインザソーダ)」。
出典: “ロシアの伝統的なものとなちょっと違う、ひとくせあるマトリョーシカ”がコンセプトの作品作りに加えて、マトリョーシカ型のテルミン「マトリョミン」の演奏でも知られる「murmur in the Soda」(ソーダ水の中でささやく、の意)の作品が一堂に。2017年5月13日(土)~5月21日(日)まで。
会期中、白木のマトリョーシカに絵付けをしてオリジナルな小物入れを作る「マトリョーシカ絵付けワークショップ」も開講されます。
ご紹介したお店の中には、民藝運動の発展と深いかかわりを持つところもあれば、現代の新しい「用と美」を発信中のところもあります。気になるものを見つけたら、まずは、お店を訪ねてみるか、ウェブサイトをチェックしてみて。いずれも1つ1つ職人の手で作られ、量産できるものではありませんから、お店にない場合や、手に入るまで数カ月かかる場合もあります。そんな時は、焦らずに待つのも楽しみのうち。心から気に入ったものと出会い、ともに暮らす精神の贅沢を、ぜひ★
毎年恒例の”芹沢銈介の型染カレンダー”は、例年9月ごろに入荷するそう★「銀座たくみ」「備後屋」で手に入ります。サイズ:28×38cm
現代のクリエーターたちが、その不思議な魅力にひかれるという作家がいる。染色の人間国宝・
芹沢銈介(1895~1984)。漁師の道具を着物にあしらい、のれんに縄のれんの模様を
染める。大胆かつ繊細、そしてどこか懐かしさを誘うデザインの魅力はどこにあるのか。・ ・ ・
昭和8年12月、民芸運動の中から、「地方の民藝品を振興し、現代生活に適したものとして普及するための店」として、東京・銀座にオープン。最も歴史のある民藝専門店です。