メニュー閉じる

どうして電話でもしもしというの

どうして電話でもしもしというの

日本(にほん)で最初(さいしょ)に電話(でんわ)が開通(かいつう)したのは、今(いま)からおよそ100年(ねん)ほど前(まえ)のことです。1890年(ねん)に、東京(とうきょう)と横浜(よこはま)の間(あいだ)に開通(かいつう)したのが最初(さいしょ)です。

当時(とうじ)は、電話(でんわ)では「もしもし」ではなく、「もうす、もうす」とか「おいおい」と言(い)っていたそうです。
最初(さいしょ)は、電話(でんわ)はかなりお金持(かねも)ちの人(ひと)しかもてませんでした。「おいおい」と言(い)ったのは、いばっていたのかもしれませんね。
これがいつごろ「もしもし」に変(か)わったかについては、よくわかっていないのです。だんだんとたくさんの人(ひと)が電話(でんわ)を使(つか)うようになり、いつのまにかそうなっていたというのが本当(ほんとう)のところです。
この「もしもし」という言葉(ことば)は、今(いま)は電話(でんわ)でしか使(つか)われていません。しかし、ちょっと前(まえ)にはふつうによく使(つか)われた言葉(ことば)のようです。
たとえば、今(いま)は人(ひと)をよび止(と)めるとき、それが友達(ともだち)の場合(ばあい)なら「ちょっと」や「ねえ」といった言葉(ことば)を使(つか)います。知(し)らない人(ひと)ならば「すみません」などと言(い)いますね。
電話(でんわ)ができたころは、人(ひと)をよぶのに「もし」あるいは「もしもし」という言葉(ことば)をよく使(つか)っていました。したがって、その当時(とうじ)の言(い)い方(かた)が、電話(でんわ)の言葉(ことば)だけ残(のこ)っているということのようです。

PAGETOP