番外編・栗を茹でてみる

知人から自家の木で採れた大きく立派な栗を沢山頂いた。

今年はあちこちで熊が里に出没してニュースになっているが、知人の山あいでも例外ではないらしく心配している。

近年栗と言えば菓子やケーキのなかで味わっているだけなので、子供の頃運動会などで食べた「茹で栗」にしてみようと思い立ち、インターネットで検索しその教えに従いチャレンジしてみた。

一部をよく水洗い

水をたっぷりと入れた鍋に栗を入れ、塩を水1Lに大さじ半分の割りで入れてよくかき混ぜ、中火で沸騰させその後弱火で50~60分程度茹でる。

1時間程度そのままの状態で粗熱を取り、その後取り出して半分に包丁で割りスプーンで食べる。(栗を割るとき縦方向に切ると切りやすい反面、渋皮を内側の実の方に巻き込み易い気がする。面倒でも横方向に切った方が良い)

採りたての感じで身が充満して締まり、あの子供の頃食べた、菓子の味と違う自然の甘さの記憶がよみがえって来た。

ただこれも子供の頃の記憶と直結するが、どうしても渋皮が口のなかに紛れ込むときがあり、渋皮の味も子供の頃の記憶のままだった。

採りたて(落ちて直ぐ)の栗を頂いたお蔭で、懐かしい想い出に出逢えることになった。

🔘今日の一句

 

熊出でし里を案じて栗茹でる

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