キーワード選定を正しい手順で行う重要なポイントやコツについて

キーワード選定

SEOキーワード選定とは、検索される単語・語句を選ぶ作業を意味します。

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そもそもサイトやブログのアクセスを着実に伸ばしていくためには、検索される(需要のある)キーワードで上位表示させる記事を積み上げていくことが必要となるわけですが、このキーワードをしっかりと選定しなければ、場合によっては下記のように効率良くサイトのトラフィックを伸ばしていくことができない状態となってしまいます。

  • 順位が付かない
  • 競合が強過ぎて上位表示することができない
  • 上位表示できても誰も検索しない
  • サイト内で重複記事が存在してしまう

この場合、ターゲットキーワードで上位表示させるためには、キーワードの強さの指標とも言えるキーワードごとの“検索ボリューム”もひとつの参考値となり、こういったポイントを押さえた上で、“キーワード選定”を行うことが重要となります。

そのため、キーワードを定めないコンテンツだと何について書かれているのか?ユーザーにも検索エンジンにも理解できない状態となってしまい、トラフィックも伸びることはありません。

つまり、サイト・ブログのアクセスを伸ばしていくためのSEOはキーワード選定が何よりも重要な要素となるわけです。(キーワード選定に便利なキーワード選定ツールも公開されています。)

ただし、検索数は少ないもののターゲット(ペルソナ)をしっかりと決めてCVキーワードで上位を狙うというのも大事な考え方で、決して検索ボリュームだけが重要というわけではありません。

では今回は、この“キーワード選定”について詳しくご説明していきたいと思います。

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SEOキーワードツール「キーワードファインダー」

キーワード選定とは?

キーワード選定とは?

“キーワード選定”とは、ターゲットユーザーが検索すると思われるキーワードを選ぶことです。さらに作成するページ(コンテンツ)のテーマにもなるので、SEOにおいて非常に重要な要素と言えます。

そして、基本的なキーワードの選び方として、競合が強い単ワードで上位表示できた場合の集客数といった効果は計り知れませんが、そもそもそういった単ワードだと上位表示させることが非常に難しい可能性が高いということが挙げられます。

しかし、可能性が0というわけではなく、こういった強いキーワードの場合、複合キーワードといった複数(2〜3語)のキーワードからなるページを対策しながら、徐々に検索ボリュームの多いキーワードでも上位表示できるようなサイト作りが大切となります。ここでポイントとなるのは“内部リンク”ですね。

つまり1ページ1キーワードで深掘りしたコンテンツ群を複合キーワードで作り、単ワードで作り込んだ記事へリンクするといった手順で作成すると、そのジャンルで専門性や権威性も高まりますので上位表示も期待できるというわけです。

そのためSEOを成功させ、サイト・ブログをアクセスアップしていくには、このキーワード選定を戦略的に考える必要があり、その後には以下の点を抑えて改善を繰り返すことが重要となります。(ただし、周辺キーワードでコンテンツを作成する際は他のページとの重複に注意が必要です。)

  • 検索キーワードに沿ったコンテンツを作り込む
  • 検索順位を日々チェックする
  • さらに周辺キーワードでもコンテンツを作る

この最初の段階であるキーワード選定を疎かにしてしまうと、その後の全てがうまく機能しなくなり、記事を量産してもなかなか順位が伸びず、書けば書くほどアクセスが減るといった現象に陥ってしまいます。(この場合、全ページのターゲットキーワードを見直し、重複コンテンツを統合・削除など大幅な改修が必要となります。)

そうならないためにも、しっかりとキーワード選定を行い、正しいSEOによって強固なサイト管理を目指しましょう。もちろんそれに伴ったコンテンツの質も重要となってきますので、ライティングスキルやリライトの知識も大切です。

キーワード選定を行う手順

キーワード選定は上記のポイントを抑えつつ、手順を追って決めていきます。もちろん闇雲に思い付きだけでキーワードを決めるのではなく検索数や競合をチェックしたり、ご自身のサイトで上位表示できるのかどうかなど詳しく調査することが大切です。

基本的にはメインとなるキーワードをひとつ決めて、そこから複合キーワードやサジェスト、関連キーワードから数多くのターゲットキーワードを洗い出し、検索意図ごとにカテゴライズして選定していきます。

なぜ検索意図ごとにカテゴライズするのかと言うと、キーワードが異なっていても検索意図が同じだとコンテンツ内容が一緒になってしまうからであって、結果サイト内に重複コンテンツが発生することになります。

こういった重複コンテンツは検索エンジンからの評価も考慮して統一するべきですし、そもそもユーザビリティとして考えても適切とは言えません。

そのため、サイト内のコンテンツには適切なキーワード選定を行い、ターゲットユーザーを正しく集客できている状態が理想となるわけです。

メインとなるキーワードを決める

まずはメインとなるキーワードを選びます。
恐らくサイトのテーマやコンセプトがすでにあるかと思いますので、それを元にキーワードを膨らませていくといったイメージです。

そのため、ここでは単ワード(ビッグキーワード)を選んで構いません。もちろんこういった強いキーワードでもサジェストや関連キーワードから抽出した検索意図が全く異なる同ジャンルの記事を多数公開していくことによってサイトの専門性も高まりますので、ゆくゆくは上位表示できる可能性も0ではありません。

一方でこのメインとなるキーワードを決めなければ雑記ブログのようなサイトとなってしまい、検索エンジンもどういったテーマでサイトを運営しているのかわからなくなってしまいます。

要は専門性を高めるためにも必要な作業であり、テーマに沿った記事作りが重要ということです。

サジェストや関連キーワードから複合キーワードを抽出する

次にそのメインとなるキーワードから派生するキーワードを探していきます。

これはキーワードマップの考え方と同じで、各種サジェストツールなどを活用して2〜3語の複合キーワードを選び、まずは数多く抽出することを重要視してください。(後ほど検索意図ごとに分けるので問題ありません。)

こういったメインのキーワードを軸として関連キーワードを探してみると場合によっては数百〜千以上ものキーワードが見つかるかと思いますが、この中から必要なキーワードを選定していくわけです。

キーワードプランナーを活用する

他にもGoogle広告が提供する「キーワードプランナー」を利用してキーワードを探すこともできます。
※アカウント登録・ログインが必要となります。

このキーワードプランナーは、“Google広告”に出稿する際に使用するもので、キーワード調査によって適切なキーワードを選ぶためにGoogleが無料で提供しているツールのひとつですが、アカウントを登録することで誰でも利用することができます。(一部制限あり)

そして、ログイン後の下記画面で“新しいキーワードを見つける”へ進みます。

続いてサイトのテーマとなるメインキーワードなど、対策したいキーワードを入力して“開始する”ボタンをクリックして調べてみると、以下のように関連性の高い順にキーワード候補が並んで表示されます。ただ、デフォルトでは入力したキーワード以外の関連するキーワードも候補として表示されてしまいます。

しかし、キーワードプランナーには様々なフィルタ機能が用意されていて、特定のキーワードを含んだ候補に絞り込むこともできます。(適宜必要あれば利用してみましょう。)

この場合、下記のように“フィルタ”をクリックし、様々な項目が用意されている中から“キーワードのテキスト”を選び、任意のテキストを入力してキーワードを絞り込んでみます。

それによって、特定のキーワードが含まれる候補のみが表示された状態となっています。


※「seo」で調査した結果画面

ここで、以下の指標を元に上位表示できるかどうかを考慮してキーワード選定し、コンテンツを作り込みます。

  • 検索ボリューム
  • 競合性
  • 入札単価

この中で実際に検索してみて、競合がどういったコンテンツを作成して上位表示されているのか?といった検索結果の傾向から、同等・それ以上のコンテンツが作れると判断できればぜひ挑戦してみるべきでしょう。

競合のキーワードから選定する

ちなみに、どのキーワードを選んだら良いのかわからない…という場合でも、以下のように先ほどのキーワードを入力するフォームにURLを入れることで、競合が対策しているキーワードも調べることができます。(“https://”などは入力しないでドメイン名だけで検索)

これが意外と便利で、すでに集客できているサイトを参考にしてみることで需要のあるキーワードを効率良く探すことができるため、競合のURLを入力して検索してみるのもひとつの手です。

また、この結果ページに表示されている“入札単価”とは、その名の通り“Google広告”にて表示させるために必要な料金であって、ここの数字が高ければ高いほど競合も強く、上位表示が難しいことを意味しますので、現状のサイトやブログの状態を考慮した上で適宜キーワード選定していくと良いかと思われます。

検索意図ごとにカテゴライズする

上記のように、キーワードプランナーもしくはサジェストツールなどからメインキーワードを軸に抽出した後は、検索意図ごとにカテゴライズしていきます。

まず、検索キーワードには必ず意図があります。その検索意図をチェックして、“答え”が一緒のものをまとめていくわけです。

これはキーワードが異なっていても検索意図が一緒だとコンテンツ内容が一緒になってしまいますよね?それだとサイト内に重複コンテンツができあがってしまうので、まずはそれを防ぐためにもキーワードごとに検索意図で分ける必要があるということです。

もし検索意図が不明な場合は実際に検索してみると、ユーザーが求めていると思われるページが検索結果に表示されているはずなのでチェックしてみてください。

そこでもし、複数のキーワードで似通った検索結果だとするとそれは同じ検索意図を持ったキーワードということになりますので、ひとつの記事にまとめるべきということになります。

キーワードごとの検索数・競合サイトを確認する

続いて絞り込んだキーワードの検索数や競合をひとつずつ確認していきます。

これはどの程度のコンテンツ(内容も含め)だと上位表示できるのか?を把握するためであって、もちろんユーザーに役立つ情報コンテンツをまとめていくことが重要です。しかし競合によってはイメージしていた内容でも足りない場合があります。

そういった場合はもちろんそれよりも質の高い内容にするべきですし、新しい情報はもちろん独自コンテンツを追加していくといった常に最新の状態に更新していくことも大切です。

他にも検索ボリュームや競合を調べる理由としては、検索ボリュームはそのキーワードに対して競合が多いかどうかといった強弱や、検索結果に上位表示した場合の集客効果をある程度把握できるためでもあります。

ちなみにキーワードプランナーに表示されている“競合性”とは、文字通りキーワードに対する広告プレースメントの競合状況を意味し、検索ランキングの参入障壁の難しさを示しています。

この場合、以下のことを意識してコンテンツを作る際に優先順位を付けましょう。

  • 強いキーワード=上位化が難しい(検索ボリュームが多い・競合性「強」)
  • 弱いキーワード=上位化が簡単(検索ボリュームが少ない・競合性「低」)

また、キーワードプランナーに表示されている検索ボリュームの数は、実際に“Google広告”に出稿していないと“1万~10万”といった曖昧な数字として表示されてしまいますが、少額でも広告を出すことによって実数で確認することができます。

とは言え、その数字も正しいとは限らないので、あくまで参考値として見ることが大切です。

もちろん強いキーワードだからといって諦める必要はなく、その分、競合のコンテンツをしっかりとチェックして、それを上回る質の高いコンテンツを制作することによって上位表示が見込めます。そのためには時間をかけて周辺キーワードでもしっかりと上位を狙ったコンテンツが必要となります。(流入キーワードをチェックして幾度となくリライトすることも大切です。)

キーワード選定の重要なポイント

このキーワード選定のポイントは強いキーワードで上位を狙う場合、関連キーワードでもコンテンツを作り込み、内部リンクを構築することで上位を目指すという点です。

これは、最近のSEOの傾向としても強く、ひとつの記事で上位を狙うのではなく主軸となるページに付随するコンテンツ(複合キーワード)を別記事で作り、内部リンクを構築することで上位表示が期待できるということです。

要は正しいカテゴリ構造が効果的とも言え、これを成功させるためには、何より戦略的なキーワード選定が重要となり、逆に言うと…強めのキーワードを対策するには、こういった関連キーワード(複合キーワード)での記事が必要となるわけです。そうすることで自然とテーマも絞られるでしょうし、当然専門性も上がりますので、検索エンジンからも高く評価されることに期待できるでしょう。

そのため、特定のページで比較的大きめなキーワードを対策し、そのページを押し上げるような形で関連コンテンツを作っていき、ロングテールキーワードで対策することによって後の右肩上がりのアクセスに成功することになります。

もしくは、CVさせるページをSEOで集客するのではなくLP(ランディングページ)としてサイトに設置し、アクセスを取れる記事からうまく内部導線を配置するといった手も考えられます。その場合だとSEOを完全無視してセールスライティングのみを考慮することができるといったメリットもあります。

サイトのテーマを統一する

雑記記事を多く発信しているサイトよりも特化型のサイトの方が専門性は当然上がります。

そしてそういった専門性の高いサイトが同じジャンル・テーマのキーワード選定で記事を発信する…そういった流れの方が検索ユーザーとしては安心・信頼できますし、検索意図をしっかりと満たしてくれるに違いありません。

例えば全く異なるテーマで様々な記事コンテンツを発信しているサイトがいくら詳しい記事を投稿しても、それに付随する関連記事がなければ検索ユーザーは他のサイトへと遷移するでしょう。

一方で、専門性の高いサイトの方がキーワード選定も重複コンテンツに注意しながらサジェストから選ぶだけですし、訪問ユーザーの回遊率も高くなり検索意図を満たすことも可能です。

こういった理由からサイトのテーマは絞った方がSEOとして有利と言えます。

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ターゲットを設定する

続いてターゲットを予め決めておきます。

というのも…どういったユーザー層に届けたい内容なのか?ご自身でも把握しておかなければ明確なコンテンツを作り込むことができなくなってしまい、あれもこれも詰め込んだ内容だと検索エンジンも何についての記事なのか?迷うことで結果、思うような検索順位が得られない状態となってしまいます。

例えば闇雲に記事を書いてもターゲットキーワードでうまく順位が付きません。そのため、誰にどういった内容を伝えたいのか?をよく考えてライティングしていく必要があり、キーワード選定にはこういったターゲットの設定も必要になるわけです。

この辺りに関しては簡単なターゲット設定でも良いでしょうし、ユーザーの行動や心理状態それぞれに対応するためのペルソナといった細分化してコンテンツに落とし込むのも良いでしょう。(あまり難しく考えずに、とりあえずどういった悩みを持ったユーザーに届けたいのか考えてみてください。)

悩みに対して検索しそうな言葉を考える

検索という行動は何らかの知りたいことや解決したいことなど何か理由があって行います。

ここで検索しそうな単語がキーワードそのものであって、それに対して適切な“答え”をコンテンツ化し、わかりやすく伝えることによってユーザーが求める内容と合致して上位表示できるというわけです。

そのため、上位表示させるためにはキーワードと検索意図、それに適するコンテンツをマッチさせる必要があり、キーワードによっては検索意図が異なりますから、もちろんコンテンツ内容も変わってきます。

つまり効果的なキーワードを選ぶということは…悩みなどを解決するためにユーザーが検索しそうな言葉を考えるようにしましょう。

この辺りを考慮すると単ワードではなく複合キーワードの方が効果的ということが理解できるかと思われます。(単ワードだと検索数は多いかもしれませんが、競合も強いでしょうし様々な検索意図が混ざってきます。)

キーワード選定の注意点

キーワード選定を行う際、どうしても多くのアクセスを集めるために検索数の多いキーワードを選んでしまいがちですが、多くの検索数があるということは競合も強く、上位表示できたとしても様々な検索意図が混ざっているため、本当ならターゲットが絞られた複合キーワードを選んで記事を作り込む方が効果的です。場合によってはキーワードのずらしも考慮しましょう。

そして、キーワードには“なぜその語句で検索したのか?”、“何を解決したいのか?”、“何を知りたいのか?”といったユーザーの検索意図を知る必要があり、キーワードが異なるものの“答え”となるコンテンツ内容が重複していれば、それは1記事にまとめるべきで、単純に同ジャンル・検索数だけでキーワード選定すると失敗します。

これらを解決するためにも実際の検索順位を見て上位表示されているコンテンツの傾向をしっかりと把握し、検索ユーザーが何を求めているのか?検索エンジンがどういったコンテンツを評価しているのか?をチェックすることも大切で、ご自身の想像だけでキーワード選定を行ってはいけません。(キーワード系のツールは数多く公開されているので、それらを活用しつつキーワード選定を行うことがポイントです。)

そのため、テーマとなるキーワードをひとつ決めて、その周辺キーワード(複合キーワードや関連キーワード)で記事を書いていくことが重要で、後は内部リンクを繋げることによって専門性も高まり、単ワードでの上位表示も不可能ではないということです。
※重複コンテンツには十分ご注意ください。

検索ボリュームも考慮する

上記の通り検索数によって上位表示しやすい、もしくは難しいといった“難易度”が大体決まります。

検索数が多いキーワード以外にも専門性が高く需要のあるキーワードも同じく上位表示しにくい傾向にありますので、この辺りも考慮してキーワード選定を行います。

場合によっては1語足して狙ってみるのもひとつの手です。

1記事1キーワード

キーワード選定を行ったら記事の作成に進むわけですが、複数のキーワードで上位表示を目指してはいけません。恐らくこの場合どのキーワードでも思うように順位が付かないはずです。

複合キーワードは2〜3語からなるキーワードとして考え、その他のキーワードで上位表示を狙わないということです。

要はひとつの記事でなるべく内容の濃いコンテンツを目指すことが理想で、あれもこれも詰め込んだ内容だとユーザーが求めていない記事になってしまう可能性があり、上位表示したとしても恐らく離脱が増えてしまいます。

そのため、1記事1キーワードを念頭に浅く広くではなく狭く深いコンテンツを目指してください。

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キーワードの重複に注意する

例えキーワードの文言が異なっていてもコンテンツの内容が同じだとしたら、それはキーワードが重複している状態となってしまいます。

そういった検索意図が同じ記事はひとつにまとめるべきで、キーワード選定を行う際にカテゴライズしなければいけない理由がこれに当たります。

こういった場合は実際にそのキーワードで検索してみて検索結果ページを見比べてみてください。

そこで全く異なるコンテンツが上位表示されていれば、それぞれのキーワードで記事を作成しても良いでしょうし、もし似通ったコンテンツが上位表示されていれば検索意図が同じということになります。

検索順位は毎日チェックする

キーワード選定を行って実際に記事を作成・公開した後は順位をチェックすることが大切です。

もちろん公開してすぐには順位も付きませんし安定もしないので、数週間もしくは数ヶ月様子を見て適宜改善をしていきます。

ポイントはサーチコンソールから流入キーワードをチェックするという点で、狙い通りのキーワードで流入していなければコンテンツの充足や部分的に削除などが必要です。

要は必要のないコンテンツが含まれている可能性があり、それが上位表示の足かせとなっているかもしれませんので、日々の検索順位チェックと定期的な流入キーワードは確認するようにしましょう。

キーワード選定に使える便利なツール

上記の通りキーワード選定を行うにはまず、メインとなるキーワードを軸としてサジェストや関連キーワードを2〜3語の複合キーワードとして大量に抽出していき、それらを検索意図ごとにカテゴライズしていきます。

この大量に抽出する際に便利なツールが無料・有料で公開されています。(ChatGPTをSEOのキーワード選定に活用できますが、ここでは特化したツールの方が便利です。)
こういったツールを利用することで、まずは素早く数多くのキーワードを収集でき、その中からキーワードを選ぶことが可能となるわけです。

もちろん先ほどお伝えした通り検索意図が重複してしまえばサイト内に重複コンテンツが発生してしまいますから、ここでのカテゴライズは非常に重要な作業とも言えるでしょう。

場合によっては1,000を超える数のキーワードが抽出されることもありますが、コツコツと分けていくことが重要となります。

また、キーワード選定に使用するツールとは、単純に複合キーワードを抽出するだけでなく、検索数や競合の強さのチェック、さらに競合が流入しているキーワードやその順位など様々な角度から調査することが大切ですので、ツールによって内容は様々です。

Googleキーワードプランナー

まずは先ほどもご紹介した無料で使えるキーワードプランナーです。
参考:キーワードプランナー

こちらは非常に有名なツールでキーワードを選定するためのものではありますが、本来はGoogle広告に出稿するキーワードを探したり、検索数や競合の強さなどを詳しく調査するために使用するツールです。

その逆手をとってキーワード選定ツールとして活用している方も多く、実際新たにキーワードを探してみると複合キーワードなど無数に存在するため、何を選んだら良いのかわからなくなりそうですが…上位表示させたいメインとなるキーワードは必ずあるはずなので、そのキーワードを中心に周辺キーワードを数多く挙げてコンテンツに活用するといった手順でキーワード選定を行っていきます。

その後、数多く抽出したキーワードからそれぞれ検索意図を見極めてカテゴライズを行い、重複コンテンツに気を付けて記事を効率良く作成してきますので、まずはこの数多くキーワード候補を挙げるには非常に便利なツールであり、ユーザー登録を行うだけで利用できます。(無料だと検索数が曖昧な数字として表示されてしまうのが欠点です。)

この検索意図ごとにキーワードを分けていく作業は時間がかかるものの、決して難しい作業ではないので、ポイントを押さえて効率良くキーワード選定を行いましょう。

aramakijake(アラマキジャケ)

続いて、こちらはキーワードの検索数を調査できる簡易的ツールです。
参考:aramakijake

使い方は非常にシンプルで、調査したいキーワードを入力して“チェック”を押すとGoogleとYahoo! JAPANそれぞれ検索順位50位までの月間流入数がシミュレーションでき、ざっくりと検索数を調べることができます。(関連語も同時に表示されます。)

もちろん検索数が多ければそれだけ競合も強いということになりますし、逆に少なすぎるキーワードでコンテンツを作り込んでも多くのアクセスは見込めないということになるので、どの程度効果があるのか?を調査する時に便利なツールです。

また、“aramakijake”では“検索数予測ツール”と“競合検索予測ツール”の2つのタブがあり、上記の機能は前者となります。

ラッコキーワード

こちらは、主にサジェストを一括で抽出できるツールです。
参考:ラッコキーワード|無料のキーワード分析ツール(サジェスト・共起語・月間検索数など)

ただ、Googleのサジェストだけでなく以下の通り実に様々な種類のキーワードを目的別に抽出でき(一部有料)、基本的に無料で使えるため、活用している方も多いのではないでしょうか?

  • サジェストプラス
  • 検索流入キーワード
  • 月間検索回数
  • 他のキーワード/質問β
  • サジェスト(Google)
  • サジェスト(Bing)
  • サジェスト(YouTube)
  • サジェスト(Google動画)
  • サジェスト(Amazon)
  • サジェスト(楽天)
  • サジェスト(Googleショッピング)
  • サジェスト(Google画像)
  • マルチサジェスト
  • Q&A
  • ニュース/話題の記事
  • Googleトレンド
  • 見出し抽出
  • 共起語
  • 周辺語・連想語
  • 類語・同義語
  • 関連ハッシュタグ

ちなみに一旦調査したキーワードを元に上位20サイトから競合調査として見出し抽出や共起語、マーケット調査としてQ&Aサイトやニュース・話題の記事などを自動で抽出できるので、検索意図を調べることも可能、多機能なキーワードツールでありますが、無料だと以下の通り制限がかかります。

  • 各種キーワード調査は50回/日
  • 見出し抽出/共起語取得/関連ハッシュタグは15回/日

とは言え、軽く使う程度なら十分な回数なので個人で利用する分には問題ありません。

キーワード選定ツール|ohotuku.jp

続いては、様々なSEOツールを公開している“ohotuku.jp”のひとつで、指定したキーワードのサジェストや関連キーワードを確認できる簡易的ツールです。
参考:キーワード選定ツール|SEOチェックのためのSEOツール集 ohotuku.jp

もちろん抽出したキーワードだけをコピペすることも可能、他にもSEO難易度や月間検索数も表示され、チェックした履歴も残すことができるので次回からのチェックも簡単です。

こういったキーワード選定ツールだとサジェストを数多く抽出できるんですが、このツールに関しては検索ボリュームも把握できる点が非常に便利で、SEO難易度とともにキーワード選定する際に役立ちます。

Ubersuggest

こちらの“Ubersuggest(ウーバーサジェスト)”とはWeb上で公開されているサジェストツールのひとつで、キーワードに関連する調査を行うことのできる簡単・便利なツールです。
参考:無料キーワード提案ツール UbersuggestでSEO対策

最大の特徴は、単純なサジェストを調査するだけではなく、サジェストに関する検索ボリュームやSEO難易度も同時にチェックでき、無料で利用できるという点です。(無料で調査するには回数制限があります。)

この検索ボリュームと言えば“キーワードプランナー”を思い浮かべるかもしれませんが、現在は仕様変更に伴って実際に広告を出稿していないアカウントだとあいまいな数が表示されてしまうため、この“Ubersuggest”で実数が表示されるのは非常に便利なツールと言えるでしょう。

さらに調査結果に関連するキーワード候補を表示したり検索数やSEO難易度もチェックできるので、細かなキーワードの調査を行うことも可能、ただし無料で使う場合だとサジェストが途中までしか表示されないので、大量のサジェストを抽出するなら有料プランの購入が必要となります。

Ahrefs

こちらは有料のツールではありますが、自社だけでなく競合の流入キーワードや順位、集客数や被リンクなど実に様々な情報が確認できる“Ahrefs(エイチレフツ)”です。
参考:SEOの被リンク分析・競合調査ツール | Ahrefs(エイチレフス)

キーワード選定とは単純にキーワードを選ぶだけではなく、そのキーワードの月間検索数や競合調査など様々な要素を調べることが大切で、この“Ahrefs”を使用すると自社・他社ともにどういったキーワードでどれくらい集客できているのか?といった情報がまるわかりできてしまう総合的SEOツールとなっています。

そもそも自社の流入キーワードやトラフィックに関してはアナリティクスやサーチコンソールから調査できますが、競合調査となれば一切わかりかねます。

この辺りを一気に解決するのがこの“Ahrefs”で、キーワード選定ツールというよりも総合的なSEOツールとも呼べる仕様であり、一番安いプランでも99ドル/月かかりますので割と本格的な分析を行いたい方におすすめです。

キーワードファインダー

続いては、自社や競合のURL、対策キーワードを登録しておけば、後は自動で関連キーワードを取得し続け、順位取得から順位が付いている現在の流入状況、内部対策や競合調査まであらゆるSEOツールを網羅した“キーワードファインダー”です。
参考:キーワードファインダー

こちらはキーワード選定ツールをメインに深掘りできる仕様となっていて、順位が付いているキーワードも見つけることが可能、それを参考にリライト作業を行っても良いでしょうし、競合が集客しているキーワードも簡単に探すことができます。

そもそも検索順位はキーワードによって上がるまでの時間が異なります。
比較的ボリュームの小さいキーワードでは、サーチコンソールの“Fetch as Google”や“URL検査”を利用することですぐに順位が付くこともありますが、大きめのキーワードの場合、数週間、場合によっては数ヶ月必要となりますので、効率良くキーワード選定を行うことが重要です。

そのため、日々の順位計測もまた非常に重要で、ある程度様子を見ても順位が改善されない場合は、リライトや、さらに関連するキーワードでコンテンツを作り、上位表示させたいページを補強するつもりでサイトを徐々に強くしていきます。この辺りに関しては質の低いページを量産しても効果的ではないことがおわかりいただけるかと思います。

このように、キーワード選定はある程度検索されている・上位表示可能なキーワードを探すことがひとつのポイントとなります。

また、こういったキーワードを見つけるツールの中には“キーワードファインダー”といった下記のような機能を兼ね備えたSEOにおいて強力なキーワードツールもあるので、比較的規模が大きなサイトなど、ビジネスとして大きくアクセスを伸ばしたい場合に利用してみても良いかもしれません。

  • 関連キーワードを自動取得
  • 検索順位を完全自動チェック
  • 自社・競合を元におすすめキーワードを自動取得

もちろん、上記の通りSEOに重要なキーワードも日々自動で取得していくため、次にどういったキーワードでコンテンツを作成したらいいのか迷うこともなく、キーワード選定に失敗することもありません。(検索数・難易度などから“おすすめキーワード”がわかります。)

まとめ

今回は、サイト・ブログのコンテンツを作るために必要となる“キーワード選定”について正しい手順やポイントなど詳しくご説明しました。

以上のように、最近のSEOは闇雲にコンテンツを量産しても思うように順位も付かず、アクセスも伸びていきません。

そのため、キーワード選定を元に正しくカテゴライズした上でコンテンツを作り、さらに関連するコンテンツを内部リンクで繋ぎ、戦略的に専門性の高いサイトを作ることが上位表示にも繋がります。

ぜひ、サイト・コンテンツを作る前にキーワード選定をしっかりと行い、ユーザーの検索意図を満たす最適な情報コンテンツを作り込みましょう。

「キーワードファインダー」

キーワード選定でお悩みですか?

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「キーワードファインダー」なら、検索ボリュームから順位チェック、関連語や新しいキーワードの発見など、アクセスを伸ばすために重要なキーワード選定を自動取得、一括管理が可能!

また、自動取得したキーワードは、ご自身のサイトだけでなく競合の順位も取得します。この整理された情報を元にあなたの集客経路の拡大にお役立てください!


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