計画があるようなないよう旅で、結局、6日間でまわったのは主に北海道の東側。
ダイジェストにするとこんな感じ。
1日目(雨):新千歳空港→帯広で豚丼と六花亭本店、明治乳業十勝工場を見学→釧路の港湾エリアで炉端焼き、釧路ラーメン

北海道での一食目は豚丼

ボーノってチーズとガムのキシリッシュがお土産でした

ここは食券制で炉端焼き屋が4軒並んでた。フィッシャーマンズワーフに併設
2日目(晴):釧路の市場で勝手丼(海鮮丼)、釧路湿原→屈斜路湖で露天風呂→網走で寿司

思わず万歳と叫んだぐらいスコーンと開けてた。釧路湿原

屈斜路湖の夕暮れ

網走で二回も行ってしまった回転寿司屋さん。キンキって白身魚がウマイ
3日目(雨):知床五湖、岩尾別温泉で露天風呂→知床で海鮮丼→網走監獄博物館、網走で寿司→旭川ラーメン

雨と風で泣きそうになる。知床五湖

鮭とイクラの親子丼

網走の監獄博物館
4日目(晴):美瑛、パッチワークの路、青い池→吹上温泉→上富良野→札幌、スープカレー

次は絶対長期滞在

公共工事が生んだ奇跡

上富良野の夕暮れ時
5日目(雨):石屋製菓テーマパーク、札幌ラーメン、時計台、旧北海道庁庁舎→洞爺湖、洞爺湖温泉、洞爺湖花火

中国の方たちが白い恋人を富豪買いしてた

なぜ文房具屋のビルにラーメン屋?

一応行ってみた
6日目(雨):空港でお土産を買い物、カルビーアンテナショップで揚げたてのポテチ、函館ラーメン、回転寿司を食べ納め

最後まで食べる

函館まで行けなかったのでせめてラーメンだけでも

最後に食べたのは搭乗口ゲートを抜けた先の売店のソフトクリーム
北海道にいた6日間中晴れていたのは2日間だけだった。おまけに最終日は台風の影響で、帰りの飛行機が欠航するかもしれないという荒れた天気に。
5泊したうちの前半3泊はレンタカー(ステーションワゴンのカローラ・フィールダー)で車中泊した。それでも、飛行機代やレンタカー代、現地での食事などもろもろ全部あわせて二人で20万ほどかかってしまった。知らない間にずいぶん軟弱でブルジョアな旅をするようになってしまったと至極反省。
たった2日しか晴れた日がなかったけれども、この2日間は、本当に涙が出るぐらいの快晴だった。この2日間で訪れた釧路湿原と美瑛町の美しさはまさしく弁舌に尽くしがたい美しさだった。
秋に特有の空高く澄み渡った真っ青な空は、北海道に来る前に大阪で見た空よりも100万倍も冴え冴えと澄んでいた。詳しい理由は分からないけど、湿度の影響だろうか。心が洗われるというよりかは、美しさのあまり目が洗われる思いだった。
けれども、釧路湿原や美瑛の美しさは、いまさら僕が言うまでも無いと思う。
なので今回は、それ以外で特に印象に残っている温泉について紹介したい。ここは、本当に良かった。
行ったのは、知床五湖を散策したあとの帰り道に行った岩尾別温泉。ここは斜里町から知床五湖に向かう道の途中で分岐している川沿いの道を行くと辿り付ける。川沿いの道を行った先の行き止まりに岩尾別温泉はある。
大きな地図で見る
ここには一応ホテル「地の涯」というホテルが一軒だけ建っている。ホテルの駐車場に車を停めると、駐車場のはずれに「露天風呂」とだけ案内がある。この案内を少し進むと、森の中に段々畑のように三段になった湯船があり、岩をくりぬいただけの湯船に上から湯が流れ込んでいる。

そう。この露天風呂を目当てにやって来たのだ。
管理人めいた人は誰もいないので、勝手に入る。
僕ら二人以外には誰もいないし、誰か来そうな気配もない。とはいえ、いつ誰が来るか分からない。駐車場で持参したサーフショーツに履き替える。小雨が降るなか、駐車場から露天風呂までを裸足で進む。

三段ある湯船のまずは一番上に入ってみる。身を沈めた瞬間思わず「極楽」という言葉が漏れた。

ここに来るまでの知床五湖の散策が、雨は降るわ、オホーツク海からの海風がたたきつけわで、身体がずいぶんと冷えてしまっていた。バイクで雨のなかツーリングした時のように寒かった。その冷えた身体を温めたいという目的もあってこの岩尾別温泉にやって来た。空腹が最高の調味料になるように、冷えた身体で入る温泉は脳内麻薬が頭から染み出すくらいの極上の喜びを与えてくれる。ハぁぁ〜。

しばらく一番の上の湯船を堪能した後、その下の湯船に移動した。すると今度はまた違った天国がそこには存在していた。
紅葉だ。

最初に書いた通り、この露天風呂は森の中にある。ちょうど二段目の湯船に浸かりながら木々の方に目をやると、色づき始めたばかりの紅葉が目に入る。
湧き上がる湯気。森の中で音なく降る雨。曇天。そして紅葉。
幽玄という言葉はまさしくこういう情景を指しているんじゃないだろうか。
一時間ばかし、そんなふうに森のなかの露天風呂を満喫していた。
誰も来ないと思っていたら、初老の男性が入ってきたので、その男性と交代するような感じで引き上げた。
知床に行くことがあれば、ぜひここにも足を運んでもらいたい。
いい忘れていたけども、入浴料なんかなくもちろん無料です。

おまけ。
ここに向かう川沿いの道を車を走らせていると、ヒグマの子供の兄弟を見かけた。
川でとった鮭を口にくわえて森の中に消えて行きましたとさ。
コメント
2013/10/23 12:12 by URL 編集
早速修正いたしました。
2013/10/23 12:39 by KEN5 URL 編集
2014/03/22 05:56 by 萌音 URL 編集