【日本橋】水天宮と東京シティエアターミナル~日本橋蛎殻町(1)
- 2020/08/11
- 18:00
※本ブログの記事内容は、新型コロナウィルスが蔓延する以前に訪れたときの様子を書いたものです。新型コロナウィルス感染が収束するまでは、今まで撮った写真等のストックを使った記事を掲載します。なお、新型コロナウィルスに関する私の考えは「新型コロナウィルスで思うこと」で書いています。
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日本橋散策については、今までに以下の2つのサブシリーズを掲載してきました。
①「日本橋堀留町・小舟町散策サブシリーズ」(3回にわたり掲載)、
②「日本橋人形町二丁目・富沢町散策サブシリーズ」(3回にわたり掲載)
今回は、これら2つのサブシリーズに続き、日本橋蛎殻町(かきがらちょう)を散策します(他の町の一部を含む)。
マンションやオフィスのある住宅街・オフィス街ですが、隠れた美味しいレストランの多い界隈です。本ブログでいくつかのレストランを紹介したことがありますので、それらを含めてご紹介したいと思います。
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(蛎殻町の位置)
日本橋における蛎殻町(かきがらちょう)は下の写真のような場所にあります(緑枠の部分)
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(出典:日本橋都市観光マップNo54に筆者が加工したもの)
「蛎殻町」(かきがらちょう)は日本の地名の中でも手書きで書くのが難しい部類に入る地名だと思います。
町名の由来は、かつて漁師の小網の干場であり、牡蠣の殻の堆積した海浜であったらしいのですが、詳しくは明らかではないとのことです(中央区HPより)。
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(水天宮:有馬家との深い関わり)
水天宮前駅を出ると、安産祈願で有名な水天宮があります(中央区日本橋蛎殻町二丁目4番1号)。
境内では、安産の神様らしく狛犬も親と子供が仲良く寄り添っています。
水天宮は久留米藩藩主の有馬家が久留米の水天宮から江戸の上屋敷に分霊を勧請したことに始まります。
このため、水天宮の現在の宮司は、有馬家の第17代当主の有馬頼央(ありま よりなか)が就いています。
また、この近くには「有馬小学校」がありますが(下の写真)、久留米藩藩主有馬家の寄付を受けて創立されたため「有馬小学校」と命名されました。
なお、競馬で「有馬記念」がありますが、これは久留米藩主有馬家の第15代目当主・有馬頼寧(ありま よりやす)が、日本中央競馬会第2理事長の時に尽力して実現したことから「有馬記念」と呼ばれるようになりました。
水天宮の裏には、上質の寒天を製造・販売している「近松」がありますが、これについては別記事(『「菅総理長男が接待した『女子アナ実家の高級料亭』はどこ?」と「風情ある寿司店の大握り寿司」と「寒天の専門店」』)で詳しくご紹介します。
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(ロイヤルパークホテル)
水天宮から「東京シティエアターミナル」方向に向かうと、「ロイヤルパークホテル」があります。
木村拓哉主演の映画「マスカレード・ホテル」のモデルとなったホテルです。
(参考記事)木村拓哉の自宅については、「木村拓哉、桑田佳祐、唐沢寿明の自宅を探訪~中目黒→恵比寿散策(1)」で書いたことがあります。
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(東京シティエアターミナル)
「ロイヤルパークホテル」の少し先には「東京シティエアターミナル」があります。
東京シティエアターミナルと接続している「箱崎ジャンクション」はそのスケール感と縦横無尽の造形美で多くのファンがいるようで、多くの写真素材にもなっています。
この箱崎ジャンクションがある首都高速道路は、都内の他の首都高速道路と同じく江戸時代にあった堀(川)跡に作られたもので、
江戸時代にはここに「箱崎川」が流れていました。
この巨大な「箱崎ジャンクション」を見ると、川があったとは想像しにくいのですが、
「箱崎川第一公園」、「箱崎川第二公園」という公園の名前にその名残を残しています。
また、東京シティエアターミナル下の駐車場には箱崎川の護岸跡が残されています。
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次回も、「日本橋蛎殻町界隈」の散策をしてみます。
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