休日出勤の功罪/信じられないニュース
2002年 01月 25日
休日出勤というと、なんとなく暗いイメージがあるが、意外とそうでもない。
平日のざわざわした中、あちこちから電話が掛かってきたり、
他の用事をしながら無理に仕事を進めようとしてもなかなかはかどらない。
ところが休日はいい。
自分の仕事だけに集中できる。
しかも好きな時にきて好きな時に帰れる。 強制力がないので気が楽といっちゃあ楽だ。
そのおかげで一仕事終えることができ、休日出勤もいいもんだなあとほざいていたら、
どうも今週は長い。いつまでたっても先が見えない。どこかたまった疲れが抜けきれない。
なんでだろう・・・ そうだ日曜日出たからだ。
やっと気づいたのだ。
やはり休日はあてにせず、平日に終わらせる努力をすべきだと思いつつも、
休日の自由な集中できる時間も捨てきれずにいる。
ただ日本は10年後には、完全ワークシェアリング導入で、
週休3日時代になっていれば、ばあそんな問題も起こらないのかもしれない。
<信じられないニュース>
狂牛病のおかげで、吉野家はめっきり客が入らなくなり、僕の独壇場だったわけだが、
最近すっかり客が戻ってしまった。
マスコミの力というのは大きなものだ。
マスコミが騒がなくなった途端、大衆からは危機意識が消え去ったのだ。
ところがそんな矢先に信じられないニュース。
雪印の狂牛病を逆手にとった犯罪事件。
売れない国産牛を海外産といって誤魔化すなら理解できるが、
海外産を国産牛と偽ることによって儲けてしまうという信じられないシステム。
僕が驚いたのは雪印が信じられない不正をしたからではない。
(はっきりいって日本の企業は、多かれ少なかれ雪印のようなひどいことをやっている。
こんなのは氷山の一角にしかすぎないので、たいして驚くべきことではない)
僕が驚いたのは、売れ残った牛肉を、酪農家助けのために国が税金で買い取って処理する制度があったことだ。
なんでこんなナンセンスな制度を国は作ったのだろう?
僕がそれが不思議でならなかった。
どんな食品だろうと安全に出すのが当たり前。
たとえばある店で食中毒が出て、客がこなくなってしまい、売れ残った在庫を税金で買い取るというのは、
どう考えてもおかしなことだ。
狂牛病対策と称して、国民の税金を特定の人にだけ融通するというのはそれと全く同じことだ。
この国には「自己責任」という言葉はなく、
いつまでたってもお役所と族議員と経済団体が癒着して、国民の税金を食いもんにしているだけなのだ。
こんな国に、はっきりいって税金を払う必要はないと思う。