ダグラス・モーソン博士率いる科学者と探険家のチームがタスマニアのホバートを発ったのは、今から100年以上前のことだ。
探検隊が目指したのは、タスマニアの南南東1,400kmほどの地点に浮かぶマッコーリー島と、南極大陸の未知の領域である。
1911年~1914年のこの探検から科学者たちが持ち帰った情報は、後々、当該領域に関する知識体系に大きな貢献をすることとなった。
なお、南極探検隊における公式の写真家はフランク・ハーレイ氏だが、他の隊員も随時撮影している。
1. コモンウェルス湾近くで海を見張るビッカートン隊員(1912年)
2. 海水の浸食でできた氷の洞窟、コモンウェルス湾近辺(1912年)
3. グラティテュード号の残骸、マッコーリー島(1911年)
4. マッシュルーム型の氷塊(1912年)
5. 牽引用プロペラ機(1912年)
6. ソリを引くハスキー(1912年)
7. オーロラ号からマクロプランクトンを採取するハミルトン隊員(1912年)
8. アーサー・ソーヤー隊員とゾウアザラシの仔(1912年)
9. キッチンに集う南極探検隊員たち(1912年)
10. 初の補給行「Grottoes(岩屋)」への出発(1912年)
11. 吹雪の後、氷に覆われたアデリーペンギン、デニソン岬近辺(1912年)
12. 巣を守る鵜、マッコーリー島(1912年)
13. バシリスクとジンジャー、本部基地にて(1912年)
14. オウサマペンギン(1911年-1914年)
15. ウェッデルアザラシ、南極、シャクルトン棚氷にて(1911年-1914年)
References: State Library of New South Wales / VINTAGE EVERYDAY など / written by K.Y.K. / edited by parumo
追記(2018/4/22): 本文の一部を修正して再送します
「狂気の山脈にて」の世界だ…
正に探検小説の銅版画の挿絵みたいでどれも素敵。
実際の情景というところがさらに素敵。
飛行機があったのか
じゃあ探検も簡単だね
ハスキーがハスキーって顔してないね
みんな熊って名前つけられてそうな顔。
100年で品種改良されたのかな
今の方が狼っぽい感じする。
※4
当時は主にアラスカ犬を使用してたみたいですね
※4
あいつとはだいぶ違うな
今から見たら粗末な船と装備品の数々、そんな中に冒険心だけで
過酷な南極へ到着するのってすげえな
多分名前に残らないだけで多くの探検隊員が白い氷となり
消えてたのだろうし、白い悪魔が似合い恐怖の世界だ
※5
缶詰めに使用された鉛ハンダで鉛毒症になったり野菜不足で敗血症や壊血症になったり、日照不足でビタミンE欠乏症になったり、強烈な紫外線で皮膚癌になったり初期の頃は、ほぼ確実に犠牲者が出たみたいですね
テケリ・リ
テケリ・リ…
イアイア 狂気の山脈の写真は?
フランク・ハーレイって、シャクルトンと一緒にエンデュアランスに乗って南極探検した人? だとしたら、この人次から次へと南極探検してたんだな……
おや、こんなところにウミユリ状の生物が
日本の南極観測隊派遣をイギリスと共に最後まで反対して、
「観測し易い所」を占拠したんだよね…
敗戦国敗戦国って言い続けてさ。
結構意地悪な国だったりする
1914年までってことは第一次世界大戦始まって中断されたってことか。
※9
オーストラリアは日本軍に空襲されたり、占領計画もあったからね。
割りと恨みは買ってたと思う。あと当時は白豪主義もあって白人以外にはやさしくない国だったし。
※9
オーストラリアは南極に対する領土的野心があるとも。
アルゼンチンはもっと露骨に妊婦を観測基地に送り込み出産させて、はい!!南極人です!!とやってる。
某ふしぎ発見がそんなアルゼンチン初の南極ツアーを取り上げてたが、見方によっちゃ…
おや、洞窟の奥からショゴスが
1912年=明治45年&大正元年か。
野生のアデリーペンギンは結構臭い(笑)
今はポンコツ女子高生でも行ける時代になったけど
この時代は何もかも手探りで大変だっただろうね。
※15
いや、現在の2代目しらせはウェザーニュース社の所有船になってて、名前もSHIRASEになってます。係留しっ放しになってますが一応修復はされてて現用は可能ですけど。
お金が無いのが何とも…
2代目しらせが生き残った理由がまた悲しい。
解体費用が鉄クズ買い取り価格を上回ったから…
いい写真だ。
ペギラが来た
南極は他の大陸みたいに乱開発や戦争の舞台にならなかったのは幸いだ
南極へ行くには南緯60度から70度の超絶荒れ狂う海域を超える必要がある
この海域が結構ヤバいらしい
※25
しらせは船体の傾きが40度以上になった事が有るそうで(笑)
全部面白い
11のペンちゃんは凍っているのではなく「換羽の時期」なのでは……と
カラパイアの過去記事を思い出した
白黒写真の雰囲気が遠い遠い遥かかなたの異世界みたいでいい感じ
探検家の角幡氏によると 現代では南極点より北極点へ到達する方が難しい。南極点は大地で動かないけど 北極点は海の氷の上で位置の把握も難しいし 温暖化で真冬でないと氷の状態が危険らしい。
写真なんだけど絵画的な雰囲気もあるね
南極っていうもともと白黒のイメージあるけど、その白黒を白黒で撮ってるのがまた…
あ、あと関連というか白瀬探検隊に参加した樺太アイヌと樺太犬の話も興味深くて好き
ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E8%BE%BA%E5%AE%89%E4%B9%8B%E5%8A%A9
この写真のなかのどれだけの氷が溶けたんだろう…
極地研究所に観測隊がトークショーやってたみたいだけど雪がなくなれば陸地になり領有権争いになると言ってた
最近だと中国が軍事的に構えようとしていてそろそろ血生臭い舞台になりそうな
6のハスキー犬が完全にオオカミな件www
寒さに対抗するために毛が長くなったのだろうか?